メタバース空間の文化都市『メタトーキョー』とは⁉NFTも人気です。

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メタバース空間の文化都市

メタバース空間の上に構築された文化都市『メタトーキョー(MetaTokyo)』が国内外で注目を集めています。
2022年2月1日にはプロジェクト推進のための会社が正式に設立され、開発が更に加速されようとしています。
フェイスブックがメタ社へと社名を変更した事で俄然注目を集めるようになったメタバース(仮想空間)は、2021年後半以降、急速度で市場が拡大し多くのプロジェクトが生まれています。
そのメタバースの世界で『Tokyo』を発信する日本発のプロジェクト、メタトーキョーの動きを紹介します。

■PJ名称 メタトーキョー
■英語表記 MetaTokyo
■オープン 2021年11月
■所在地
 ディセントラランド仮想空間内
公式サイト

SPACE by MetaTokyo

Metatokyo公式サイトより

2021年8月、アソビシステム株式会社ParadeAll株式会社Fracton Ventures株式会社の3社がディセントラランドが提供する仮想空間内に”土地”を確保し、文化都市「メタトーキョー」を構築する計画を明らかにしました。
第1弾として11月18日から約1ヶ月に渡ってポップアップミュージアム「SPACE by MetaTokyo」をオープン。
VRクリエイターとして活躍するMISOSHITA氏がSPACE by MetaTokyoの建物のデザインを手掛けました。
併せてtakawo shunsukeによる人気のNFTアート「Generativemasks」などの作品を展示する日本最大級のNFTアート展示会も開催しました。
こうしてWeb 3.0と文化、都市を結びつける世界初のプロジェクト「メタトーキョー」が動き出しました。

アソビシステム

アソビシステム社きゃりーぱみゅぱみゅ中田ヤスタカらを世に送り出し音楽フェスやファッションイベントも独自開催するなど、日本のポップカルチャーについて大きな発信力を持つ会社です。
このアソビシステムに、エンターテインメント領域のコンサルタント事業を展開するParadeAll社とWeb3.0分野の専門家集団であるFracton Ventures社が手を組んで生まれたのがメタトーキョーです。

ディセントラランド

メタトーキョーはディセントラランドが提供するメタバース空間の土地に展開されています。
ディセントラランド(Decentraland)はメタバース空間を提供するプラットフォーム・サービスです。
ディセントラランド内で土地を購入することができ、購入した土地でメタバース空間を使った建物を造ったりイベントを開催したりする事ができます。
イーサリアムのブロックチェーンで動くネットワークを持ち、独自の暗号資産(仮想通貨)であるMINAを発行しています。
ザ・サンドボックスと共にメタバースを代表するプラットフォーム・サービスとなっています。
メタトーキョーはこのディセントラランドの中に購入した土地に構築された仮想の都市という位置づけになります。
ディセントラランドについては別の記事を参照下さい。

MetaTokyo Pass

メタトーキョーではSPACE by MetaTokyoのオープンと並行してNFTの展開にも乗り出しています。
パスポート機能付きのNFT「MetaTokyo Pass」が販売され注目を集めました。
MetaTokyo Passはメタトーキョーのデジタル・パスポートとして機能するNFTです。
MetaTokyo Passを所有すると、今後メタトーキョー内で行われる限定イベントへの参加や制限エリアへの入場ができたり、クリエイターのワークショップに参加できるなど多様な特典を受けられるパスポートとして機能します。

FRUiTSとのコラボレーション

Metatokyo公式サイトより

2021年12月にはTOKYOカルチャーを代表するストリート雑誌の「FRUiTS」誌とコラボした企画を打ち出しました。
FRUiTS誌は1997年に創刊し、原宿ファッションを世界に発信した事で知られるカルチャー誌です。
コラボ企画では、FRUiTSの創刊号に掲載された歴史的写真をNFTとして販売すると共に、メタトーキョー内のコラボミュージアムで発信しました。
更にデジタル・パスポート「MetaTokyo Pass」のFRUiTSコラボ版を限定販売しました。
パスポートはNFTとして大手NFTマーケットプレイスの「Foundation」で2022年1月7日からオークション形式で販売されました。

MetaTokyo株式会社

メタトーキョーを展開するアソビシステムParadeAllFracton Venturesの3社は、2022年2月1日に合弁会社のMetaTokyo株式会社を設立した事を発表しました。
代表にはParadeAll社の代表取締役を務める鈴木貴歩氏が就き、3社の代表やSPACE by MetaTokyoの建物のデザインを手掛けたMISOSHITA氏などが役員に名を連ねています。
新会社ではメタバースの土地、エリア開発やメタバース・プロジェクトのプロデュースなどを手掛けて行くとの事です。

■会社名称 MetaTokyo株式会社
■会社設立 2022年2月
■本店所在
 東京都渋谷区神宮前三丁目21番8号
■役員
・代表取締役CEO
 鈴木貴歩 ParadeAll株式会社 代表取締役
・Chief Culture Officer(CCO)
 中川悠介(アソビシステム株式会社 代表取締役社長)
・Chief Strategy Officer(CSO)
 鈴木雄大(Fracton Ventures株式会社 Co-Founder)
・Chief Technology Officer(CTO)
 赤澤直樹(Fracton Ventures株式会社 Co-Founder)
・Chief Marketing Officer(CMO)
 亀井聡彦(Fracton Ventures株式会社 Co-Founder)
・Chief Groove Officer(CGO)
 久野憲明
・CMVO(Chief Metaverse Officer(CMVO)
 MISOSHITA

今後の展開

メタトーキョーでは、今後保有するメタバースの土地を使って音楽や各種エンタテインメントのフェスティバルなどを開催して行きます。
NFTも効果的に使ってメタトーキョーで発信して行く方針です。
知名度の高いゲームやキャラクターとのコラボレーションも計画中という事なのでどんなイベントが開かれるかチェックしておきたいですね。

日本発のメタバース都市が続々登場

日本発のメタバーススペースはメタトーキョーだけではありません。
2021年12月、ピクセルカンパニーズ株式会社は複合リゾート施設などを擁する「メタ・リゾートTOKYO(仮称)」のプロジェクトを発足すると発表しました。
メタ・リゾートTOKYOもメタトーキョーと同様、ディセントラランド内に展開されます。
メタ・リゾートTOKYO内には国際会議場や映画館、ショッピングモールなどの多様な施設を建設する予定との事です。
また2022年春には、大日本印刷(DNP)が都市連動型メタバース「バーチャル秋葉原」および「神田明神社殿 高精細CG」をオープンする予定です。
こちらは国内のプラットフォームで展開されますが、既に高精度な街並みの再現映像が発信されています。

まとめ

メタトーキョーは東京の新しいカルチャーを発信するVR空間の拠点として開発が進められています。
同様のプロジェクトも既に生まれており、今後は競争を勝ち抜いて確固たるポジションを獲得する必要があります。
ただし先行者利益も大きな世界なのでメタトーキョーが認知度を高めて広く浸透してしまえば、体制もいち早く整えているだけに東京を代表する発信拠点となる可能性も十分にあります。
メタトーキョーや日本発のメタバースプロジェクトの成功に期待したいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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