2022年の暗号資産、ブロックチェーンはどう動く⁉

ブロックチェーン
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2022年の暗号資産

新年おめでとうございます。本年もコイン資産倶楽部をよろしくお願いします。
年初にあたって今年の暗号資産、ブロックチェーン業界のトレンドやトピックを纏めて置きます。
2021年は暗号資産(仮想通貨)の市場が大きく拡大し、NFTにも大きな注目が向けられました。
2022年は暗号資産とブロックチェーンにとってどの様な年になるでしょうか。
以下のトレンドとトピックを取り上げます。

●ビットコインの価格
●イーサリアムエコシステムの完成
●NFTの汎用化
●GameFi

メタバース
●Symbol(XYM)の展開
●デジタル人民元
●米国の規制とテーパリング
●環境カルテルとマイニング
●日本発のプロジェクトの躍進

ビットコインの価格

やはりまず注目すべきはビットコインの価格の行方でしょう。
2021年初頭にはビットコインの価格が1,000万円あるいは10万ドルに届くと予想する意見も少なからずありましたが、結果は11月10日に789万円の過去最高値*を付けたもののその後は失速し、550万円台で2021年を終えました。
ただ年初時点のBTC価格が300万円、一昨年(2020年1月)には75万円であった事を考えると大変な高騰をしていると言えるでしょう。
重要なのはこれ迄では無くこれからのビットコインの価格がどうなるかです。
もちろん先の事は分かりませんし無責任な「予言」もできませんが、期待も含めて2022年も見通しは非常にポジティブと見ています。
2021年中には中国の規制を始め多くの国が暗号資産取引を禁止するなど幾多の圧力が生まれましたが、ビットコインはそれらを跳ね除けて更に価格を上げました。
一方で欧米や日本などは既にビットコインを資産として認める形で法制度を整備しています。
売り圧となる材料は減っており、適当な燃料があれば上がる環境にあります。
どこまで価格が上がるか来年に答え合わせをします。
*CoinmarketCap発表データによる。

イーサリアムエコシステムの完成

イーサリアムの動向からも目が離せません。
イーサリアムは2021年には数度の仕様変更、バージョンアップを経てシステムの完成度を飛躍的に高めました。
イーサリアム1.0と2.0を一体化し、マイニングからの脱却を果たし、イーサを自動的に焼却(バーン)する仕組みも実装しました。
送金手数料の削減はまだ不十分ですが、より使いやすいプラットフォームとして基盤を固めています。
ここから新しいサービスが出てくる事でイーサリアムの価値も上がるので2022年はかなり期待の大きな年となります。

NFTの汎用化

2021年はNFTが大きく取り沙汰された年になりましたが、2022年もNFTは拡大が確実視される分野です。
beepleのデジタルアートが何十億円もの価格で取引されたり、ツイッターが3億円で買われたりとしてNFTが注目を詰めた一方で、一般社会へのNFTの普及は殆ど進んでおらず、2022年は一般の人への浸透して行く年になると見られています。
重要な役割を担うのはSNSで、特にインスタグラムはNFT機能の実装が秒読み段階にあると言われており、実装されればインスタ投稿のNFT化が一気に広まると見られています。
LINEやGMOグループ、楽天などのネット企業も続々とNFT関連サービスの展開を予定しており、どの様な市場に育って行くのか楽しみです。

GameFi

GameFi(Game+DeFi)も2021年の後半から注目を集め始めているトピックです。
2022年もブロックチェーン、NFTを活用したゲームの計画が目白押しであり、市場の一大勢力として台頭してくると見られます。
既存の人気ゲームシリーズのNFTなどが出てくれば勢力図を一変させる可能性があります。

メタバース

メタバースの世界がどこまで浸透して行くかも2022年の注目ポイントです。
メタバースとブロックチェーン技術、とりわけNFTとの親和性は高く、メタバースの浸透がNFTの市場を大きく拡げる可能性があります。
技術的な課題はまだまだ多い分野ですが、日本でも『メタトーキョー』『バーチャル秋葉原』など本格的なメタバースイベントが立上がっており、展開が注目されます。

Symbol(XYM)の展開

日本で人気の高い暗号資産であるシンボル(XYM)も2022年に飛躍が期待されます。
元々は暗号資産ネム(NEM/XEM)の大型バージョンアップ版として計画・開発されたシンボルですが、ネムとシンボルが併存する形で新しいエコシステムを構築しようとしています。
2021年の終盤に「ハーロック」「キプロス」という仕様変更を成功させ、2022年はいよいよ先行するブロックチェーンプロジェクトであるイーサリアムやポルカドットなどを追撃する体制を整えました。
注目のプロジェクトですね。

デジタル人民元

2022年にはいよいよ中国でデジタル人民元が稼働を始めます。
中国は中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)を発行する事で、米ドル中心の世界経済に対抗し「人民元経済圏」を拡大しようとしています。
米ドルの圧倒的な優位性が脅かされるような事態になれば各国法定通貨のパワーバランスが崩れ、暗号資産にも大きな影響を与えます。
中国以外の国のCBDC発行への動きにも多大な影響を与える為、デジタル人民元の展開には注意が必要です。

米国の規制とテーパリング

2022年は米国連邦準備理事会(FRB)による量的金融緩和の縮小、いわゆるテーパリングが確実視されています。
新型コロナを機に金融緩和策が加速して各国で紙幣が刷られ、大量の資金が株式市場や暗号資産などの投資市場になだれ込み暗号資産市場を拡大させる大きな推進力となりました。
この推進力の勢いが落ちる事で暗号資産市場は自身の実力で拡大していけるかを問われる事になります。

環境カルテルとマイニング

中国がマイニングの禁止を打ち出した事で世界のマイニング勢力図は大きく変化しました。
ビットコインのマイニングについては1位の米国はともかく2位は今やカザフスタンです。
ただカザフスタンも急激なマイニングの増加が電力事情の悪化を招いており、状況は余談を許しません。
またマイニングは電力を浪費し地球環境を悪化させているという批判も年を追う毎に勢いを増しています。
欧州を中心とする環境カルテルとでも言うべき勢力が半ばビジネスとして批判している面もあり、簡単に批判が治まることはありません。
こうした環境問題の解決も2022年の課題となります。

日本発のプロジェクトの躍進

最後に期待を込めてお伝えしたいのは、日本発の暗号資産・ブロックチェーンプロジェクトの躍進です。
課税を含めた法制度が厳しく暗号資産の開発には不利な日本では、他の国々に比べてプロジェクトが育ちにくい状況にありますが、そうした環境化でもチャレンジをする起業家は確実に生まれ開発を進めています。
Jasmyは長い試練の時期を経て大手取引所に上場する所まで漕ぎ着けましたし、オタクコインはその名の通りオタクに向けたコインという立ち位置を貫き基盤を固めています。
xWinなどのプロジェクトも進捗を進めています。
あるいは法的には暗号資産ではありませんが、日本円のステーブルコインであるJPYCはその活用範囲を着実に拡げてJPYT、JPYAといったプロジェクトが後に続いています。
NFTに目を移すとNFT JAPANやNanakusaなどの国産NFTマーケットプレイスが生まれていますし、GameFi分野でも多くのブロックチェーンゲームがリリースを予定しています。
こうしたプロジェクトの中から2022年に大きな飛躍を見せるものが数多く生まれる事を期待したいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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