坂本龍一氏の名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」がNFT化。音楽活動の枠を拡げています。

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坂本龍一氏のNFT

2021年12月21日〜23日、坂本龍一氏の演奏した代表曲「Merry Christmas Mr. Lawrence(戦場のメリークリスマス)」の音源が1音ずつNFT化され販売されました。
続けて24日からはNFT購入者を対象に直筆楽譜の実物を入手できる権利をNFTとしてオークション販売しました。
一時システム上のトラブルはあったもののセール自体は大成功を収め、二次流通市場では早くも人気が加熱し半ばカオスと化しています。
音楽活動の可能性をも大きく広げる坂本氏のNFTを紹介します。

戦場のメリークリスマス

avex公式サイトより

Merry Christmas Mr. Lawrenceは言わずと知れた坂本龍一氏の初期の代表作です。
映画「戦場のメリークリスマス」の曲として1983年にリリースされ、日本では同名の曲名として認知している人も少なくありません。
映画音楽として国際的にも高い評価を受けるとともに、発売以降40年近く経つ現在でも色褪せる事無くクリスマスソングの名曲として流れ続けています。
近年ではEDMのサンプリング曲としても度々挿入され、世界中のClubでクリスマスシーズンの鉄板曲として掛けられています。

595音をNFT化

今回のNFT化では、2021年7月30日に東京・Bunkamura Studioで坂本龍一氏が演奏した「Merry Christmas Mr. Lawrence – 2021」のレコーディング音源からNFTを製作しました。
2021年の坂本龍一氏唯一の公式演奏になります。
演奏をピアノ鍵盤で見た時の右手側のメロディー全595音を1音ずつに分割して、各々をNFT化しています。
NFTには対象の音が位置する小節の楽譜画像もパッケージされています。

販売方法

今回のNFTは、2021年12月21日から3日に分けて、GMOグループが展開するNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」で販売されました。
価格は各NFT(1音)共通の10,000円(税込)で統一されています。

■製品音源
 Merry Christmas Mr. Lawrence – 2021
■発行会社
 株式会社幻冬舎
■販売市場
 Adam byGMO
■販売価格 10,000円
■販売日程
・12月21日19時 1~16小節(190音)
・12月22日19時 17~56小節(205音)
・12月23日19時 57〜96小節(200音)
■決済方法
 イーサリアム(​ETH)、クレジットカード、銀行振込(日本円)
■販売地域
 欧州地域を除く世界中から参加可能

実際には初日の販売開始直後にアクセスが殺到してサーバー障害を起こし、190音の内10音しか販売できませんでした。
初日に販売できなかった分は22日に販売されています。

限定特典付です

各NFTの一次販売の購入者(初回購入者)には、限定特典として「Merry Christmas Mr. Lawrence – 2021」のフルバージョンが収められたWAVファイルを期間限定でダウンロードできるリンクが送られました。
更にNFT所有者は「Merry Christmas Mr. Lawrence」の1点ものの直筆楽譜を入手できる権利が付いたNFTのオークション販売に参加する権利が与えられました。
オークションはAdam byGMOで2021年12月24日〜12月25日迄開催され、開始価格は10万円に設定されています。
落札者にはAdam byGMOから実物の直筆楽譜が送付されます。

ロイヤリティの受け取り

今回のNFTの販売では、販売額から発行会社である株式会社幻冬舎の制作費を差し引いた額を以下の割合で配分します。

●坂本龍一 50%
●株式会社幻冬舎 25%
●エイベックス・エンタテインメント株式会社 25%

尚、坂本氏が受領するロイヤリティについては、マネジメント手数料を引いた受領分の全額を以下の団体へ寄付するとの事です。

国境なき医師団/ペシャワール会/グリーンピース ジャパン

現在の価格

購入した坂本氏のNFTはAdam byGMOで売りに出す事ができます。
現在の状況を見ると2021年12月31日時点で既にたくさんのNFTが再販に出されています。
売出し価格は最安でも105,000円、高いものは実に2億円を超えています。
投資目的で購入した人も多い様です。
実際にその価格でNFTか売れるかはまた別の話ですが、一次販売の購入価格(10,000円)からは大幅な上昇を見せていますね。

まとめ

演奏の1音ずつをNFT化し販売するという今回の坂本氏の試みはクリエイターの活動の幅を拡げると同時にNFTの可能性をも拡げる非常に興味深い取り組みです。
今回のNFT販売が大成功に終わった事で本当にあらゆる作品が資産となりうる世界が近づいてきているように思えます。
坂本氏に続いてクリエイター達がどんなNFTを仕掛けてくるか、楽しみにしたいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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