メタバースの主役を狙うエバードーム(Everdome)とは。プロジェクトを解説。

メタバース
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エバードーム

エバードーム(Everdome)は超高精度3Dスキャン技術を持つプロジェクトであるメタヒーローが展開するメタバース・プラットフォームです。
エバードームは「火星への植民」というコンセプトで仮想空間を開発しています。
ユーザーはエバードームの中を探索したり、自分の分身(アバター)を通して他の人と交流したり、土地を購入したりすることができます。
エバードーム内での取引や手数料の支払いに使う通貨として暗号資産DOMEも発行しています。

■PJ名称 エバードーム
■英語表記 Everdome
■通貨略号 DOME
公式ホームページ

※本サイト『コイン資産倶楽部』では、暗号資産(仮想通貨)と暗号資産を抱えるプロジェクトとをなるべく分けて紹介しています。
暗号資産のDOMEに関する詳細については別の記事を参照下さい。

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インフルエンサーのツイート

エバードームは2021年12月に「青汁王子」の愛称でも知られる三崎優太氏がツイートした事でも話題になりました。
三崎氏は140万人を超えるツイッターのフォロワーを抱え、事業家としてもYoutuberとしても大きな発信力を持つインフルエンサーでもあります。
そんな三崎氏が「2022年、エバードームは最も熱いメタバース暗号通貨になると確信してる。」とツイートした事で、一般層にも広くエバードームが発信される事になりました。

ロバート・グリン

Metahero公式サイトより

エバードームを展開するメタヒーロー社を創設し、同社のCEOを務めるロバート・グリン(RobertGryn)氏は、ポーランド出身の著名な起業家です。
欧州でも指折りの急成長企業として知られるコードワイズを立ち上げ、CEOを務めていました。
コードワイズ社を売却した後、グリン氏は暗号資産事業に乗り出し2021年にメタヒーロー社を立ち上げています。
テンセット(TENSET)に巨額の投資を行った事でも知られています。

エバードームの特徴

エバードームとはどの様なメタバース・プラットフォームなのでしょうか。
ディセントラランドやザ・サンドボックスなど数あるメタバース・プラットフォームの中でどの様な特徴を持っているのでしょうか。
主な特徴としては以下の項目が挙げられます。

●火星に移植がテーマ
●リアルな3Dアバター
●DOMEトークン

火星に移植がテーマ

冒頭でも述べた様にエバードームは「火星への移植」をコンセプトに開発された仮想空間です。
火星にドームを作り、街を作り、エコシステムを創ります。
不動産(Dome Estate)を購入・所有することもできます。

リアルな3Dアバター

多くのメタバース・プラットフォームでは、非現実的でややイラストチックなアバターが中心となっており、局面によってはそれが懸念事項ともなっています。
これに対してエバードームではより現実に近い仮想世界を作り出す事でこの懸念を解決しようとしています(コンセプトは火星移植とかなり非現実感が強いですが…)。
エバードームを展開するメタヒーロー社は高精度の3Dスキャンによって人や物のリアルな分身(アバター)を作成し、データをNFT化する技術を持つ企業です。
この技術で生み出したアバター達を活用できる仮想空間として展開されたのがエバードームという事になります。
現時点でメタヒーローの3Dスキャン装置を設置している場所は非常に限られているため、簡単に高精度のリアルアバターを送り出せる訳ではありませんが、インフルエンサーや有名人、クリエイターなどに3Dスキャンを使って貰う事によって仮想空間としての価値を飛躍的に高める可能性を持っています。

DOMEトークン

エバードームでは独自の暗号資産(トークン)、DOMEを発行しています。
最初のトークンセールはメタヒーロー社のHEROトークンと、テンセット(TENSET)の10SETの保有者を対象に実施されています。
2022年2月には世界的な暗号資産取引所OKX(旧OKEx)に上場され、大きな注目を集めました。

エバードームで何ができるか

エバードームの仮想空間では具体的にどの様なことができるのでしょうか。
現実社会でできる多くの事がエバードーム内でも可能になろうとしていますが、エバードーム側からは実例として以下の様な事が提案されています。

・土地を購入する
・物件の購入/賃貸/賃貸
・広告する
・マーケットプレイス

*Everdome公式サイトより

土地を購入する

エバードームの仮想空間内の土地(Dome Estate)を購入して所有する事ができます。
購入した土地はNFT化されており、NFTマーケットプレイスで売買する事が可能です。

物件の購入/賃貸

エバードームでは土地だけで無く、購入した土地に手を加えて(カスタマイズ)物件として
売り出す事もできます。
土地と同様に購入する事もできます。
土地や物件は売買だけで無く賃貸に出す事もできます。
他の人の土地や物件を借りて活動する事もできます。

広告する

企業や事業者であれば、エバードームの広告スペースを利用して広告を出す事ができます。
現実社会と同じ様に広告を出す事によって相乗効果を期待する事もできます。

マーケットプレイス

エバードームでは、土地だけでは無く自分の分身(アバター)やアイテムなどあらゆるデータがNFT化されるので、これらを売買する事が可能です。
エバードームでは取引を促進するためのNFTマーケットプレイスを整備します。

エバードームの問題点

ここまでエバードームの特徴や何ができるかについて紹介してきましたが、エバードームの課題・問題点としてはどの様なものが考えられるでしょうか。
主な問題点としては以下の項目が挙げられます。

●競合プラットフォームの存在
●3Dスキャンの普及への懸念

競合プラットフォームの存在

現在「メタバース」は最も熱いビジネス領域の1つであり、数多くのメタバース・プラットフォームが立ち上がっています。
ディセントラランドやザ・サンドボックスには既に多くのユーザーが集まり、商業イベントなども開催されています。
仮想空間を体験できるツールとしての評価が高いマインクラフトも本格的なメタバース・プラットフォームへと進化していく可能性があります。
エバードーム同様のリアル志向のプラットフォームとしてはブロックトピア(Bloktopia)なども台頭してきています。

3Dスキャンの普及への懸念

高精度でリアルなアバターを展開できる事はエバードームの大きな武器ですが、高スペックの3Dスキャン装置の普及は大きな課題です。
メタバース社が提供する3Dスキャン装置はまだ数える程しか設置されていません。
ユーザーの誰もが自分のリアルな分身(アバター)を作ってメタバース空間を散策するという環境にはほど遠いのが現時点の実状です。
3Dスキャン装置、あるいはより手軽なスキャン技術の普及は今度の課題になります。

まとめ

エバードームは圧倒的な現実感を持つメタバース空間の実現を目指して開発を進めています。
課題もありますが目指す水準は高く、現時点での完成度も非常に高いです。
メタバース・プラットフォームの主役の座を本気で狙っています。
メタヒーローや10SENTと連携した巨大な経済圏にも期待ができます。
今後のエバードームの成長に期待したいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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