インスタグラムがNFT機能を開発中!?インスタへの投稿があなたの収益に変わる⁉

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インスタグラムがNFT機能を開発⁉

写真と動画のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)として世界に広まり定着しているインスタグラム(Instagram)を日常的に利用している人も多いと思います。
2021年7月、このインスタグラムで現在NFT機能の開発が進められていることが明らかになりました。
巨大SNSによるNFTへの対応は必然の流れとも言えますが、もっともNFTとの相性が良いと目されるインスタグラムへの機能実装はNFTの価値を飛躍的に高める可能性があり、その動向が注目されます。
今回はインスタグラムの動向を紹介します。

NFTとは

NFT(Non Fungible Token)は、日本語では「非代替性トークン」と訳されるデジタル資産です。
一般的にはブロックチェーン技術を利用した唯一無二のデジタル資産と紹介されることが多いようです。
仮想通貨やトークンの場合、流通しているコインは皆同じデジタル資産と認識されます。
これに対し特定のデジタル資産にブロックチェーンの記録を紐つけて他のデジタル資産と区別できる様にしたのがNFTです。
例えばデジタルの写真や絵(画像)は同じものが簡単にいくつでもコピーできます。
その時、特定の1枚の画像データをブロックチェーンと紐付けすると、画像データはコピーできてもブロックチェーンの記録まではコピーできません。
そのため「本物」と「コピー品」を区別できるようになったのです。
技術的には1枚(あるいは数枚)しか発行されないトークンを発行する形になるので「非代替性トークン」です。
動画でもツイートでもデジタルのデータであればブロックチェーン技術を使って「本物」を作ることができるというのがNFTの基本的な考え方です。
NFTの詳細については別の記事を参照して下さい。

インスタグラム

インスタグラムは2010年に米国・サンフランシスコでサービス展開を始めたSNSです。
2012年4月にフェイスブック社(Facebook,inc)が約10億ドル(約1100億円)で買収し、以降はフェイスブック社がインスタグラムを運営しています。
フェイスブック社の発表によれば、インスタグラムは世界中で毎月10億以上のアクティブアカウントを抱えています。
日本でも2019年3月実績で月間のアクティブアカウントが3,300万アカウントを超えており「インスタ」の名称で広く浸透しています。
「インスタ映え」という様に、写真のSNSならインスタという認識がしっかり定着しています。
そのインスタグラムがNFT機能を実装するというのです。

Collectibles

twitterより

2021年6月22日、インスタグラムの開発者であるアレサンドロ・パルッツィ氏(Alessandro Paluzzi/@alex193a)がTwitterに「#Instagram is working on Collectibles(インスタグラムはCollectiblesに取り組んでいます)」と投稿し、スクリーンショットを公開しました。
インスタグラム側はまだ公表していないものの「Collectibles」という機能を開発していることが明らかになった訳です。
パルッツィ氏によれば、Collectiblesではインスタの投稿作成時に投稿をNFTに転換することができ、NFT化した投稿には「Collectible」のラベルが表示されます。
またすべてのCollectible投稿は、専用セクションのプロファイルに表示されます。
NFT化された投稿の購入を希望するユーザーは入札に参加することができるとのことです。

クリエイターウィーク

インスタグラムがNFT市場を意識した動きは既に見られていました。
2021年6月8日から10日迄の3日間にはクリエイターウィーク(Creator Week×Instagram)という招待制のネットイベントが開催されました。
5,000人を超えるクリエイターがこのイベントに参加し、コンテンツの一部はインスタグラムで公開されています。
クリエイターウィークは、クリエイターがフォロワーを増やし、インスタグラムを使ってより多くの収益を得られる支援をする事を大きな目的としています。
このクリエイターズウィークの一環としてNFTクリエイター向けのパネルセッションも開催されています。

NFTの問題

これまでにも「パンタグラフ」などインスタグラムの投稿画像や動画をNFT化できるサービスは存在しましたが、インスタグラムの本体にNFT化機能が実装されると状況は一変します。
NFTはデジタルのコンテンツを収益化する上で非常に有効ですが、売る側と買う側の双方が同じブロックチェーンで動くアプリケーションを持っている必要があります。
これまでは特に受け手側がその手段を持ち合わせていないことがNFT普及のボトルネックとなっていました。
例えばパンタグラフで販売されたNFTを購入し、受け取るためには受け取り側もパンタグラフのアカウントを取得する必要があるといった問題です。
より汎用性の高いメタマスクなどで受け取れるNFTもありますが、メタマスクにしても一般に広く普及しているとは到底言えません。

巨大なマーケットプレイスが生まれる

ところがインスタグラムは既に世界中で10億以上、日本国内でも3,300万ものアクティブアカウントを抱える巨大なSNSです。
インスタグラム上でNFTを発行・販売でき、それをインスタ上で購入・受取できるのであれば利便性は飛躍的に向上します。
インスタグラムに写真などをアップしている人は、自分のフォロワーや10億人のインスタ・ユーザーに対して簡単に販売することができるのです。
つまりOpenSeaRaribleといった世界的なNFTマーケットプレイスをも遥かに凌ぐ巨大なマーケットが生まれることになる訳です。

LINEも進出⁉

インスタグラムがどの時期にNFT化機能を実装するかは明らかにされていませんが、遠からず実現するものと見られます。
インスタに限らず、大手のSNSは軒並みNFT機能を研究していたり、あるいは実装に向けた開発を進めていると考えられます。
SNSや画像、動画プラットフォームはNFTとの相関性が高く、収益化が期待できるNFT機能を検討しない手は無いのです。
日本でも広く浸透しているSNSの代表格・LINEは既にグループ内にブロックチェーン技術を扱う小会社LINE Blockchainを設立していますし、LINEグループの仮想通貨取引所LINE BITMAX内で利用できるウォレット(LINE BITMAX Wallet)において「NFTマーケットβ」の提供を開始しています。
独自の仮想通貨(暗号資産)LINK(LN)もあり、いつでもLINE本体がNFTに参入できる状況が整っています。
TikTokYouTubeといった動画系のSNSもいつ進出してきてもおかしくありません。
こうしたSNSプラットフォームが出てくることによって、NTF市場は飛躍すると考えられます。

まとめ

NFTは2021年初頭の爆発的な成長から一旦は縮小したものの、今後も大きな成長が期待される分野です。
しかもNFTインスタグラムとの相性は最高で、遅かれ早かれインスタグラムがNFT機能を実装するのは必然と思われます。
多くのインスタグラマーにとっても新たな収入源に期待でき、NFT市場の活性化につながるのであれば双方に取って望ましい形とも言えます。
他のSNSプラットフォームNFT市場への進出も今後相次ぐと考えられ、NFTの動向からは目が離せません。
是非、次の展開にも注目して下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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