- 宝石箱の様なグループ
- 第21位 Celsius(CEL)
- 第22位 ドージコイン(DOGE)
- 第23位 UNUS SED LEO (LEO)
- 第24位 クリプト.com(CRO)
- 第25位 VeChain (VET)
- 第26位 Uniswap(UNI)
- 第27位 DAI(DAI)
- 第28位 バイナンスUSD(BUSD)
- 第29位 コスモス(ATOM)
- 第30位 Aave(AAVE)
- 第31位 ネオ(NEO)
- 第32位 Revain(REV)
- 第33位 Filecoin(FIL)
- 第34位 フォビトークン(HT)
- 第35位 Synthetix(SNCX)
- 第36位 ダッシュ(DASH)
- 第37位 Zilliqa(ZIL)
- 第38位 アイオタ(IOTA)
- 第39位 イーサリアムクラシック(ETC)
- 第40位 Maker(MKR)
- 第41位 Zcash (ZEC)
- 第42位 yearn.finance(YFI)
- 第43位 Compound(COMP)
- 第44位 FTXトークン(FTT)
- 第45位 Kusama(KSM)
- 第46位 Decard(DCR)
- 第47位 SushiSwap(SUSHI)
- 第48位 Waves(WAVES)
- 第49位 OKB OKB)
- 第50位 Algorand(ALGO)
- まとめ
宝石箱の様なグループ
前回に続き、2021年の暗号資産ランキングについて各々の概要を紹介します。
今回は時価総額21位〜50位の暗号資産を紹介します。
上位を伺う新進のプロジェクトや巻き返しを図るプロジェクトなど、魅力的な暗号資産が犇めいているゾーンです。
宝石箱のようなグループで、きっと興味を引く暗号資産が見つかると思います。
トップ20コインについては前回の記事を参照下さい。
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2021年1月21日のCoinMarketCap発表データを基に集計した暗号資産の時価総額21~50位のコインは以下の通りです。
以下本頁のデータは同日のCoinMarketCapデータを集計しています。
**前回順位、時価総額は2019年6月20日のデータによるものです。
第21位 Celsius(CEL)
●PJ名称 Celsius
●通貨略号 CEL
●通貨価格 615円
●総合順位 21位*
●時価総額 1,470億円*
Celshiusは暗号資産のレンディング(貸付)事業とウォレットを展開するプロジェクトです。
2020年後半に急速な拡大を見せ、上位を伺う存在に育ってきました。
今後の展開が注目される暗号資産です。
第22位 ドージコイン(DOGE)
●PJ名称 ドージコイン
●通貨略号 DOGE
●通貨価格 1.12円*
●総合順位 22位*
●時価総額 1,428億円*
ドージコインは個性的なシンボルを持つ遊びの要素を強く持つ暗号資産です。
元々はネットコミュニティの一種の「ネタ」として生まれたコインなのですが、しっかりとした基本性能を育てて堂々の準メジャーコインの座を築いています。
日本のモナコインとよく似た立ち位置のコインと言えます。
過去の経緯からオリンピックの開催前後に盛り上がる傾向があります。
第23位 UNUS SED LEO (LEO)
●PJ名称 UNUS SED LEO
●通貨略号 LEO
●通貨価格 140円
●総合順位 23位(前回13位)
●時価総額 1,400億円(前回2,000億円)
UNUS SED LEO(LEO)は、世界有数の暗号資産取引所「Bitfinex」が発行する取引所の独自トークンです。
2019年5月にBitfinexで取引を開始し、瞬く間に時価総額Top15に入ってきましたが、その後はやや順位を落としています。
取引所トークンという事で、大手取引所Binanceが展開するバイナンスコインと性格が似ています。
LEOの保有者はBitfinexで取引をする際に手数料割引などのサービスが受けられる利点があります。
第24位 クリプト.com(CRO)
●PJ名称 Crypto.com
●通貨略称 CRO
●通貨価格 6.1円*
●総合順位 第24位*
●時価総額 1,390億円*
第25位 VeChain (VET)
●PJ名称 ヴィー・チェーン(VeChain)
●通貨略称 VET
●通貨価格 2.0円(前回0.79円)
●総合順位 25位(前回29位)
●時価総額 1,330億円(前回437億円*)
VeChainは商品・製品の記録をブロックチェーンに残す事ができる機能を持つコインです。
特殊なチップを製品(商品)に埋め込み、チップの情報を連動させると言うものです。
製造業、小売業の商品管理に大きな影響を与える可能性のある機能として注目を集めています。
BMWやH&M、ファミリーマートの大企業が実験導入に踏み切るなど現実のビジネスへの展開が進んでいます。
第26位 Uniswap(UNI)
●PJ名称 Uniswap
●通貨略称 UNI
●通貨価格 487円*
●総合順位 26位*
●時価総額 1,312億円*
Uniswapトークン(UNI)はDeFi系取引所の代表格であるUniswapで発行された独自トークンです。
Uniswapが分散型取引所として成功を収め、更に2020年に大胆なエアドロップ(コインの無料配布)を実施したことで大きな注目を集めました。
第27位 DAI(DAI)
●PJ名称 DAI
●通貨略称 DAI
●通貨価格 103円*
●総合順位 27位*
●時価総額 1,214億円*
DAIは米ドルに価格を連動させたステープルコインと呼ばれるタイプの暗号資産です。
Maker(MKR)という別のコインで価値を調整することによって価格を一定に保つという仕組みを採用しています。
そのためMakerDAIと呼ばれることもあります。
代表的なステープルコインとしてはテザー(USDT)が有名ですが、DAIも勢力を拡大してきています。
第28位 バイナンスUSD(BUSD)
●PJ名称 BainanceUSD
●通貨略称 BUSD
●通貨価格 103円*
●総合順位 28位*
●時価総額 1,178億円*
バイナンスUSD(BUSD)は、世界有数の暗号資産取引所Binanceが発行する米ドル連動のステープルコインです。
第29位 コスモス(ATOM)
●PJ名称 コスモス
●通貨略号 ATOM
●通貨価格 562円*
●総合順位 29位(前回16位)
●時価総額 1,171億円(1,359億円)
Cosmosプロジェクトは2017年4月に実施したICOで約20億円もの資金を集めて注目されたプロジェクトです。
このプロジェクトで発行されたトークンがATOMという事になります。
CosmosではATOMをデリゲートという専用のウォレットに預ける事で、年利7%~20%の報酬が貰えると言う仕組みを表明しています。
取引所に上場されて以降、ATOMの価格は上昇を続け一時はTOP20入りを果たしましたがその後はやや順位を落としています。
第30位 Aave(AAVE)
●PJ名称 Aave
●通貨略号 AAVE
●通貨価格 8,690円*
●総合順位 30位*
●時価総額 1,047億円*
Aaveは分散型の貸付(レンディング)プラットフォームで、2017年11月に実施したICOで約17億円の資金を集めたプロジェクトです。
MakerやCompoundと同じようなプロジェクトと言えます。
第31位 ネオ(NEO)
●PJ名称 ネオ
●通貨略号 NEO
●通貨価格 1,475円(前回1482.1円)
●総合順位 31位(前回18位)
●時価総額 1,043億円(前回1.045億円*)
ネオ(NEO)は中国系の暗号資産で「中国版イーサリアム」とも呼ばれているコインです。
イーサリアムと同じ様にスマートコントラクト機能を実装している上組、取引の処理速度が非常に速いなど高水準なスペックを抱えています。
中国では非常に知名度のあるコインで、日本にもコミュニティがありブロックチェーンのカンファレンスなどに積極的に出展して活動しています。
中国の規制の影響を受けやすい事が不安材料ですが、当局がブロックチェーンを取り込んで行く姿勢を打ち出した時には大きな飛躍が期待されるコインです。
第32位 Revain(REV)
●PJ名称 Revain
●通貨略号 REV
●通貨価格 1.2円*
●総合順位 32位*
●時価総額 1,032億円*
第33位 Filecoin(FIL)
●PJ名称 Filecoin
●通貨略号 FIL
●通貨価格 2,240円*
●総合順位 33位*
●時価総額 999億円*
Filecoin(FIL)は次世代のデータ保管技術として非常に注目されているIPFSという技術を展開するプロジェクトです。
Filecoinのシステムを回すための通貨機能がFILという位置づけになります。
開発の初期段階から多くの国際的企業が参加したことでも注目を集めています。
第34位 フォビトークン(HT)
●PJ名称 フォビトークン
●通貨略号 HT
●通貨価格 504円*
●総合順位 34位*
●時価総額 993億円*
第35位 Synthetix(SNCX)
●PJ名称 Synthetix
●通貨略号 SNX
●通貨価格 833円*
●総合順位 35位*
●時価総額 920億円*
第36位 ダッシュ(DASH)
●PJ名称 ダッシュ
●通貨略号 DASH
●通貨価格 8,953円
●総合順位 36位(前回15位)
●時価総額 889億円(前回1,548億円)
ダッシュ(DASH)は匿名性と送金の即時性に優れた暗号資産です。
日本では余り知名度がありませんが、国際的にはポピュラーなコインといえます。
基本性能は高く、ビットコインでは約10分掛かる取引処理もダッシュは約4秒で実行する事ができます。
但し金融庁が認める暗号資産のリスト(ホワイトリスト)の中にダッシュは載っておらず、国内の交換業者では取引ができません。
ダッシュの匿名性の高さがマネーロンダリングに利用されやすいとの懸念がある為と考えられます。
第37位 Zilliqa(ZIL)
●PJ名称 Zilliqa
●通貨略号 ZIL
●通貨価格 7.7円*
●総合順位 37位*
●時価総額 828億円*
第38位 アイオタ(IOTA)
●PJ名称 アイオタ
●通貨略号 IOTA
●通貨価格 47.01円*
●総合順位 38位(前回17位)
●時価総額 813億円(前回1,307億円)
アイオタ(IOTA)はIoT社会の実現に向けて、最適ないんインフラを構築しようというプロジェクトでIOTAはその中で使われる暗号資産として開発が進められています。
IoTは日常のあらゆるものをインターネットに接続してより社会を便利にして行こうという構想です。
IOTAはその中で発生する小額の決済に適しており、送金手数料無料で迅速な決済を行う事ができます。
またIoTではセキュリティが脆弱だと、日常生活を外部者にコントロールされてしまう危険がありますが、IOTAでは一回毎に秘密鍵が変わる仕組みなどを実装しています。
今後の需要が大いに期待される分野だけにIOTAにも注目が集まっています。
第39位 イーサリアムクラシック(ETC)
●PJ名称 イーサリアムクラシック
●通貨略号 ETC
●通貨価格 610円(前回1922円)
●総合順位 39位(前回19位)
●時価総額 711億円(前回1,026億円*)
イーサリアムクラシック(ETC)はイーサリアムから分岐する形で誕生したコインです。
ベースとなる技術はほぼ同じですがイーサリアムとは全く異なる独立したコインです。
分岐の発端はイーサリアムの大量盗難事件(TheDAO事件)が発生したことです。
この時イーサリアムの開発チームは被害者救済を優先して取引の記録を事件前まで戻して盗難を無効にする措置を実施しました。
これによって多くの被害者が救われた一方で、こうした対応は中央集権的で暗号資産のカルチャーには馴染まないと主張するグループもいました。
この反対派が主導する形でイーサリアムの分岐(ハードフォーク)が実行され、新コインがイーサリアムクラシックと呼ばれるようになっています。
第40位 Maker(MKR)
●PJ名称 Maker
●通貨略号 MKR
●通貨価格 66,228円*
●総合順位 40位*
●時価総額 660億円*
第41位 Zcash (ZEC)
●PJ名称 ジーキャッシュ(Zcash)
●通貨略称 ZEC
●通貨価格 5,984円(前回11928.26円)
●総合順位 41位(前回22位)
●時価総額 648億円(前回810億円*)
Zcash(ジーキャッシュ)は2016年に誕生した暗号資産です。
日本では知名度が余りありませんが海外ではかなりの知名度があるコインです。
個人のプライバシー保護を重視した匿名性の高いコインという特徴を持っています。
匿名性の高いコインとしてはDASHやモネロなども有名ですが、Zcashは機能的にはそれら以上の匿名性を持つコインと見られています。
ただ匿名性が高過ぎることが逆にマネーロンダリングに利用されるのではないかと問題視される事も多く各国の規制による影響を受けやすい側面も抱えています。
第42位 yearn.finance(YFI)
●PJ名称 yearn.finance
●通貨略号 YFI
●通貨価格 2,169,901円*
●総合順位 42位*
●時価総額 647億円*
yearn.finance(YFI)は、ステーブルコインを預け入れると最適なレンディングサービスを選んで貸し出しするプラットフォームです。
2020年6月に公開されると、コインの価格が一時ビットコインを上回ったことで話題になりました。
発行枚数が少ないので時価総額は全く比較になりませんが、今後注目のコインであることは確かです。
第43位 Compound(COMP)
●PJ名称 Conpound
●通貨略号 COMP
●通貨価格 14,229円※
●総合順位 43位※
●時価総額 629億円※
第44位 FTXトークン(FTT)
●PJ名称 FTXトークン
●通貨略号 FTT
●通貨価格 645円*
●総合順位 44位*
●時価総額 607億円*
FTXは急成長を遂げトップ15規模に台頭してきた暗号資産取引所です。
FTXトークンはFTXの独自トークンになります。
第45位 Kusama(KSM)
●PJ名称 Kusama
●通貨略号 KSM
●通貨価格 7,176円*
●総合順位 45位*
●時価総額 606億円*
Kusama(KSM)は時価総額6位のPolkadotが、その実験版として2019年にリリースしたプラットフォームです。
Polkadoと同じコードをベースにしています。
第46位 Decard(DCR)
●PJ名称 Decard
●通貨略号 DCR
●通貨価格 4,870円*
●総合順位 46位*
●時価総額 605億円*
第47位 SushiSwap(SUSHI)
●PJ名称 SushiSwap
●通貨略号 SUSHI
●通貨価格 321円*
●総合順位 47位*
●時価総額 575億円*
SushiSwapはこれに先行して人気となったUniswapに続く形で展開された分散型取引所(DEX)です。
SUSHIトークンはSushiSwap内で利用される独自トークンなります。
SushiSwapも大きな人気となったのですが、開発者が大手取引所に上場されて直ぐに保有トークンを「売り逃げ」してSUSHIトークンが暴落。
SushiSwapのみならずDEX系取引所の市場全体が急激に縮小するきっかけとなってしまいました。
ただその後は管理者が暗号資産業界で著名な人物に変わり、再生に向かっています。
第48位 Waves(WAVES)
●PJ名称 Waves
●通貨略号 WAVES
●通貨価格 545円*
●総合順位 48位*
●時価総額 567億円*
Waves(WAVES)はロシア経済圏で知名度のある暗号資産です。
日本でも投資家の与沢翼氏が購入して話題になりました。
スマートコントラクト機能を実装し、トークンを簡単に発行できるなど多くの利点を持つコインです。
第49位 OKB OKB)
●PJ名称 OKB
●通貨略号 OKB
●通貨価格 849円*
●総合順位 49位*
●時価総額 509億円*
第50位 Algorand(ALGO)
●PJ名称 Algorand
●通貨略号 ALGO
●通貨価格 42円*
●総合順位 50位*
●時価総額 508億円*
まとめ
時価総額21位〜50位の暗号資産を紹介してきました。
新興のプロジェクトから再浮上を図るプロジェクトまで、実力派のコインが犇めいています。
投資でハイリターンを狙う人はもちろん、ブロックチェーン技術の展望を知りたいという人にも見応えのあるものが多数揃っています。
ビットコインやイーサリアムもよいですが、こうしたプロジェクトに目を向けてみるのも面白いですよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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