IOTA(MIOTA)とは⁉暗号資産の特徴を解説

暗号資産(仮想通貨)
スポンサーリンク
スポンサーリンク

アイオタ(IOTA)

(2021.01.07.改訂)
アイオタ (IOTA/MIOTA)は、IoTデバイス間の決済を最適化する事を目的に開発された暗号資産(仮想通貨)です。
技術面への評価が非常に高く、多くの世界的なIT企業とも提携を結んでいる事などから、大きな注目を集めている暗号資産です。
通貨単位はMIOTA。813億円の時価総額を誇り、時価総額ランキング38位に付けています。

●通貨名称 アイオタ(IOTA)
●通貨単位 MIOTA
●時価順位 38位*(17位**)
●通貨単価 29.1円*(前回47.01円**)
●時価総額 813億円*(前回1,307億円**)
●公開時期  2015年11月公開
●発行上限 27.8億円
●承認方式 PoW(Proof of Work)

(* 2021.01.03. CoinMarketcap公開データより集計)
(**2019.06.20. CoinMarketcap公開データより集計)

アイオタのコンセプト

アイオタ(IOTA)IoT社会に最適化した暗号資産を目指しています。
名称のIOTAもIoTから取ったものです。
IoT(Internet of Things)とは、スマートフォンやコンピュータだけではなく、家電や車など日常に有る全てのモノをインターネットに繋げて快適にしようという構想の事です。

アイオタの特長

アイオタ(IOTA)の特長、メリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては

●送金手数料が無料
●安全性が高い
●大企業との提携

と言った項目が挙げられます。

送金手数料が無料

アイオタ(IOTA)は、送金手数料が無料と言う大きなメリットを持っています。
IoTで想定される小額の決済には非常に大きなアドバンテージだと言えます。
仮想通貨(暗号資産)では、分散管理されたデータの整合性が取れなければデータが書き換えられない仕組みとなっており、整合性を承認する人が必要になります
承認者に整合性を承認して貰う以上は何らかの報酬が必要になります。
ビットコイン(BTC)などはマイニングと言う仕組みによって、承認作業と報酬を生み出しています。
送金手数料を報酬に充てている仮想通貨(暗号資産)も数多く存在します。
仮想通貨(暗号資産)では取引の処理時間が短くなる程承認作業が多くなる為、報酬に充てる手数料を高くしなければシステムを維持できないと言うジレンマを抱えています。
アイオタ(IOTA)ではTangleというコア技術を使用して、取引をする者同士が取引を互いに承認すると言う仕組みを生み出しました。
取引をする者同士が承認する為、承認作業がスムーズに行われます。
別に承認者を立てる必要が無いのでマイニング作業もありません。
こうしてアイオタ(IOTA)ではリアルタイムの取引を可能にしながら、手数料の無料化も実現しました。

安全性が高い

仮想通貨(暗号資産)の送金の際には送信側、受信側のアドレスと秘密鍵が必要になります。
アイオタ(IOTA)では、送信側のアドレスと秘密鍵を取引毎に変更し、使い捨てのアドレスと秘密鍵を使って送信する事で、送金時のセキュリティを格段に高めています

大企業との提携

アイオタ(IOTA)の開発コミュニティにはマイクロソフトや富士通など録々たるIT系企業が20社以上参加しています。
複雑なシステムを開発して行く為に、こうした企業との提携は重要な要素です。
彼らはIoT社会実現の為に動くメインプレーヤーでもあり、そうした企業と組む事で次の時代の標準規格を握る可能性が高まります。

アイオタのデメリット

アイオタ (IOTA)のデメリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては

●システムが複雑
●実用化が進んでいない
●国内の取引所で購入できない

と言った項目が挙げられます。

システムが複雑

前述した様に、IOTAではTangleというコア技術を使用しています。
Tangle「もつれ」という意味を持っており、実際メッシュ状の複雑なネットワークを構成しています。
他の仮想通貨(暗号資産)と比べてもIOTAは複雑なネットワーク体系を持っている為、 その分開発難度は高いと見られています。
その為、開発の遅れやバグへの対応の遅れなどが発生するリスクは一般的な仮想通貨(暗号資産)よりも大きくなると考えられます。

実用化が進んでいない

正直な所、アイオタ (IOTA)の実用化はまだ余り進んでいるとは言えず、開発途上と言わざるを得ない状況です。
但しアイオタ(IOTA)のコア技術であるTangleは非常に評価が高く、ブロックチェーンの次の技術と言う声もある程に期待されています。
マイクロソフトや富士通と言った巨大企業との提携が進んでいるだけに今後大きな進捗が期待できます。

国内の取引所で購入できない

アイオタ(IOTA)は、日本国内の取引所では取り扱っている所が無く、購入する事ができません。
どうしてもアイオタ(IOTA)を購入したいと言う事であれば、海外の取引所に口座を開設して購入する必要があります。
アイオタ(IOTA)は、海外でも注目度は高いのですが取り扱っている取引所は意外と多くありません。
流動性の低さはアイオタ(IOTA)の弱点と言えるかも知れません。

価格の見通し

2021年1月3日現在、IOTAの価格は29.1円を付けています。
IOTAの価格は、暗号資産市場全体が高騰した2017年12月には590円を記録しています。
実用化の事例が少ない点は気になる所ですが、技術術への評価が非常に高く、IoT社会と言う大きな市場をターゲットにする仮想通貨(暗号資産)と言う事で将来性は非常に期待できます。
今後具体的な事例が発表されてくれば、価格が一気に上昇してくる可能性が高いと考えられます。
これまでに付けた590円と言う価格が当面の目標値として意識されてくるでしょう。
もちろん、実際の取引は御自身の判断、自己責任でお願瀬いします。

まとめ

IOTAは、近い将来確実に到来するであろうIoT社会において、重要な役割を果たす存在になろうとしています。
まだシステムは開発途上であり、解決しなければならない問題もありますが、既に他にはない基盤技術を確立している事は大きなアドバンテージです。
中長期的には大きな発展を期待できる暗号資産と言えると思います。
アイオタ (IOTA)が社会をどの様に変えて行くのかを楽しみにして見て行きましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました