モネロ(XMR)とは⁉暗号資産の特徴を解説

仮想通貨(暗号資産)
スポンサーリンク
スポンサーリンク

モネロ(Monere/XMR)

(2021.01.07.改訂)
モネロ(XMR)匿名性の高さで知られる仮想通貨(暗号資産)です。
匿名性を確保できる事は、特にビジネスで仮想通貨 (暗号資産) を使う為には重要な要素になります。
モネロは送金機能に特化したコインであり、処理速度もビットコイン (BTC)より早く、情報を記録するプロックのサイズにも制限が無いなど様々な特長を持っています。
通貨略称はXMR。1845億円の時価総額を誇り、時価総額ランキング14位に付けるコインです。

●通貨名称  モネロ(XMR)
●通貨単位  XMR
●時価順位  15位*(前回14位**)
●通貨単価  14,815円*(前回10,817円**)
●時価総額  2637億円*(前回1845億円**)
●公開時期  2014年4月公開
●発行上限 上限なし
●承認方式  Proof of Work

(* 2021.01.03. CoinMarketcap公開データより集計)
(**2019.06.20. CoinMarketcap公開データより集計)

古株のコイン

モネロ(XMR)は2014年公開の比較的古株の仮想通貨(暗号資産)です。
2012年に発行された仮想通貨 バイトコイン(BCN)をベースに作られています。
「モネロ」とは、エスペラント語でコインを意味する言葉です。
エスペラント語の話を膨らませても何なのですが、知る人ぞ知る世界共通語を目指して開発された人工の言語です。
以前は日本の仮想通貨取引所Coincheckにも上場されていたので、日本でもかなり知名度があるコインと言えるでしょう。

モネロ(XMR)の特長

モネロ(XMR)の特長、メリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては

●匿名性が高い
●処理速度が速い
●PCでもマイニングができる

と言った項目が挙げられます。

匿名性が高い

モネロ(XMR)の最大の特長は、やはり匿名性の高さと言う事になります。
匿名性の高い仮想通貨(暗号資産)としてはモネロの他、ダッシュ(DASH)やジーキャッシュ(ZEC)と言ったコインが有名です。
ビットコインなどの場合、取引の記録 (どこからどこに送金されたか)は全て公開され、誰でも見る事ができます。
公開情報ではそれが誰かが分かる訳ではありませんが、特定の人や組織のアドレスを知る事は余り難しい事では無く、例えば会社やお店であれば、お金の流れが丸見えになってしまうと言う深刻な問題が発生してしまいます。
モネロでは、取引の匿名性を確保しプライバシーを保護できる為、実用面では非常に優れていると言えます。
モネロでは主に「ステルスアドレス」と「リング署名」と言う2つの技術によって匿名性を確保しています。

ステルスアドレス

ステルスアドレスは、送金用に使い切りのワンタイムアドレスを発行する技術です。
モネロのアドレスは、送金用と閲覧用のアドレスに分けられ、送金用アドレスは取引毎に変わるワンタイムアドレスとして発行されます。
一回使い切りのアドレスなので、どこから送られたのかを追跡できません。
一方、閲覧用のアドレスは公開される取引記録には記載されません。
公開されるブロックチェーン記録に乗っているのは使い切りの送信用アドレスだけなので匿名性が守られると言う仕組みになっています。

リング署名

リング署名とは、コインの送金時に複数の名前で署名をして送る仕組みの事です。
複数の署名が付いている為、複数の署名人の誰かが送ったと言う事は分かりますが、誰が送金したのかは特定できなくなります。

処理速度が速い

モネロは送金に特化した仮想通貨(暗号資産)です。
ビットコインの取引処理に掛かる時間が約10分であるのに対し、モネロの処理時間は約2分と、ビットコインの5倍の速さを実現しています。
またビットコインなどのコインでは、一回に記録する容量を超えて取引が集中すると処理の遅延を起こすスケーラビリティと呼ばれる深刻な問題がありますが、モネロ(XMR)では生成するブロックの容量に制限が無い為、スケーラビリティ問題が起こりません

PCでもマイニングができる

モネロでは、取引記録を承認認する際にビットコイン(BTC)でも使われている、PoW(ブルーフ・オブ・ワークス)と言う承認方法を採用しています。
PoW方式では、マイニング(採掘)と言う作業によって報酬(コイン)が貰える仕組みがあります。
マイニングとは、取引記録を纏めた固まり(ブロック)を生成する時に承認に必要な特殊な数値を見つける作業の事で、コンピュータに複雑な関数計算をさせて最初にその数値を見付けた人が報酬を貰えます。
ビットコインでは、高価なマイニング専用のマシーンを使って採掘する人が圧倒的に有利になり、一般の人が家庭用PCで採算に乗せる事は殆ど不可能になっています。
モネロでは、ハイスペックのマイニングマシーンなどを使わなくてもマイニングを行なう事ができます。
個人が家庭用PCCでマイニングする事も可能となっています。

モネロ(XMR)のデメリット

モネロのデメリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては

●スペックの不安
●各国の規制対象になりやすい
●国内の取引所で購入できない

と言った項目が挙げられます。

スペックの不安

モネロはビットコイン(BTC)の約5倍という処理速度の速さを実現しています。
2014年の公開当時このスピードは他のコインに対して相当な優位性を持っていましたが、現在ではモネロの処理速度を上回る様なコインがいくつも現れてきています。
モネロの取引処理時間が約2分であるのに対し、リップルは約4秒と言う能力を備えています。
EOSステラネムなどもリップルと同等以上の能力を実装するなど仮想通貨(暗号資産)のスペック競争は新しい段階を迎えています。
今後モネロがどの様なスペックにバージョンアップなって行くのかが注目されます。

各国の規制対象になりやすい

モネロ匿名性の高さで知られている仮想通貨(暗号資産)である事から、マネーロンダリングなど不正なお金の流通経路になりやすいと見られる事が多く、各国の規制対象になりやすいと言う点がデメリットとしてあります。
実際、モネロ(XMR)は過去に世界最大の闇サイトAlphaBayで使用されていた事が報じられています。
日本でも金融庁のお墨付きとも言える「ホワイトリスト」には、モネロジーキャッシュの様な匿名通貨の名前は入っていません。
匿名性とマネーロンダリング対策をどの様に両立できるかが今後の鍵となりそうです。

国内の取引所で購入できない

モネロ(XMR)は、日本の取引所では取り扱っている所が無く購入する事ができません。
以前は国内でもcoincheckに上場しており取引ができたのですが、現在は金融庁が匿名性の高いコインの取扱いを実質的に認めていない状況があり、取扱いを止めています。
どうしてもモネロ(XMR) を購入したいと言う事であれば海外の取引所に口座を開設して購入する必要があります。
海外であれば有力取引所の多くで取り扱われており、流動性もあるので取引はしやすいコインと言えます。

モネロのハードフォーク

モネロ(XMR)は、2018年10月にハードフォーク(変更前と互換性の無い形での仕様変更)を実施しています。
このハードフォークでは分裂は起こらず、純粋な仕様変更となりました。
ハードフォークによってモネロ(XMR)の取引手数料は大幅に下がり、モネロ(XMR)にとってはポジティブなニュースとなりました。
またモネロ(XMR)には匿名化の為に膨大なデータ客容量を必要とすると言う問題がありましたが、 ハードフォークの結果必要データ容量が大幅に減少し、こちらもポジティブな評価を得ています。

価格の見通し

2021年1月3日現在、モネロの価格は14,815円を付けています。
2018年1月には約6万円の価格を付けた実績もあり、情勢によっては大きく値を上げる可能性はあると言う事になります。
反面、仮想通貨(暗号資産)の大規模な盗難事件が起こったり、仮想通貨(暗号資産)に対するマネーロンダリング規制が強化されると言うニュースが流れると、モネロ(XMR)はその影響を受けて価格が下がりやすいと言う事ができます。
ポイントとなるのが、匿名性を確保しながらマネーロンダリングなどを防ぐ仕組みが確立された時です。
その時は匿名通貨全体に大きなジャンプアップが期待できます。
匿名通貨と呼ばれているコインはその課題を視野に入れているので、ブレイクスルーが生まれるのは意外と近いかも知れません。
もちろん実際の取引は御自身の判断、自己責任でお願いします。

モネロの動き

2018年4月7日、暗号資産モネロはハードフォークを実施し、4つのコインに分裂しました。

2018年10月18日に モネロは「Beryllium Bullet」と名付けられた大幅なアップデートを実施しました。
このアップデートによってモネロの取引処理能力は、実施前の平均18.5kbから3kbまで減少しました。
同時に取引手数料も約1/30に減少しています。

まとめ

モネロ(XMR)は取引の匿名性を武器にメジャーコインへと成長したコインです。
匿名通貨と言うとネガティブな印象を持ちがちかも知れませんが、実際には仮想通貨(暗号資産)が社会で使われて行く為に必要なスペックを追求する中での匿名機能だと言えます。
一方では、 確かに不正なお金の取引やマネーロンダリングに利用されやすいと言う側面が有る事も事実です。
それでもモネロは単に匿名性を持たそうとしたコインでは無いだけに、今後そうした悪用を防ぐ技術を確立できれば、一気に状況は変わり大きな市場が開けます。
モネロについてはそうした可能性まで考えて注目していくと好機を掴めるかも知れません。
モネロに注目して下さい

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました