【2022年版】メタバース・プラットフォームの比較と解説

メタバース
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メタバースが熱いらしい⁉

2022年、暗号資産業界に限らずもっとも”熱い”分野の1つとして注目を集めているのがメタバース(Metaverse)分野です。
既に仮想空間でビジネスやエンターテインメント、コミュニケーションなど現実世界と遜色ない総合的なサービスを展開する「メタバース・プラットフォーム」と呼ばれるサービスが相次いで立ち上がっています。
ただ正直一般の人には何がどう違うのか分からないですし、どこに注目して良いかもわかりません。
そこで今回は代表的なメタバース・プラットフォームとその概要を紹介します。

メタバース・プラットフォームとは⁉

メタバース(Metaverse)は古代ギリシャ語に由来するMeta(超越した)と英語のUniverse(宇宙、世界)を繋げた造語で「(現実を)超越した世界」、いわゆる仮想空間を指す言葉です。
仮想空間を表現する言葉としてはメタバース以外にもVR(virtual reality)やサイバースペース、ワイヤードなど多くの言葉がありますが、明確な区分けや定義が定まっている訳ではありません。
誤解を恐れずに言えば、今は『メタバース』という言い方が”旬”だから使っているという感じが多分にあります。
技術の進化と共に以前よりもリアルにスムーズに様々な事が可能になった仮想空間という意味合いで使われる事が多い様です。
実際、現在では仮想空間の散策に留まらず、経済活動や創作活動、他の人とのコミュニケーションなどが高いレベルで実現できる様になってきています。
仮想空間内でこうしたサービスを総合的に提供するものが一般に「メタバース・プラットフォーム」と呼ばれています。

主なメタバース・プロジェクト

メタバース・プラットフォームと呼ばれるサービス、プロジェクトには大小様々のものが存在しています。
特徴もシステムもそれぞれですが、主なプラットフォームはとなると以下のものが挙げられます。

●ディセントラランド(Decentraland)
●ザ・サンドボックス(The Sand Box)
●エバードーム(Everdome)

●セカンドライフ(Second Life)

ディセントラランド(Decentraland)

ディセントラランド(Decentraland)はもっとも勢いのあるメタバース・プラットフォームです。
ディセントラランド内では独自の暗号資産MANAが使われています。
日本発のメタバース都市『メタトーキョー』『メタ・リゾートTOKYO』もディセントラランドの仮想空間の中で展開されています。

ザ・サンドボックス(The Sand Box)

ザ・サンドボックス(The Sand Box)も非常に人気の高いメタバース・プラットフォームです。
独自の暗号資産SANDを発行しています。
日本では暗号資産交換会社のコインチェックがザ・サンドボックス内に購入した土地を販売した事でも知られています。

エバードーム(Everdome)

エバードーム(Everdome)はメタヒーロー社が展開する「火星への移植」をコンセプトにしたメタバース・プロジェクトです。
開発母体のメタヒーロー社が展開する高精度な3Dスキャン装置を使った非常にリアルな分身(アバター)を持っている事が大きな強みとなっています。
エバードーム内の取引には独自の暗号資産DOMEが使われています。

セカンドライフ(Second Life)

セカンドライフ(Second Life)はメタバースの元祖とも言うべき仮想世界のサービスです。
運営開始は実に2003年と非常に早いですが、それから2008年に掛けては世界的な人気となりました。
その後人気は急激に低下しましたが、アバターを通したコミュニケーションや土地の売買、街づくりなど現在のメタバース・プラットフォームの主要なサービスを殆ど展開しており、早すぎたプロジェクトとも言われています。
ただ創業者であるフィリップ・ローズデール(Philip Rosedale)氏が2022年1月に運営会社に復帰するなど、ここに来て再浮上の兆しが見えています。

ゲーム系のプラットフォーム

この他一般にはゲームとして認識されているものの、内容はメタバース・プラットフォームに近い、あるいはメタバース・プラットフォームに移行し得るサービスも数多くあります。
主なゲーム系のサービスとしては以下のものが挙げられます。

●マインクラフト(Minecraft)
●あつまれ どうぶつの森
●エイペックスレジェンズ(Apex Legends)

マインクラフト(Minecraft)

マインクラフト(Minecraft)は、仮想空間内に自由にブロックを配置して建築などをする事ができるゲームです。
ゲーム内の空間(ワールド)が無限に拡がっており、多種多様な立方体のブロックで構成されています。
2009年にα版、2011年11月に正式版をリリースし、世界的に人気のゲームとなりました。
ブロックチェーン技術を使ったゲームではありませんが、その世界観はメタバースの概念に非常に近く、提供されるサービスも幅広くなっています。
将来的に本格的なメタバース・プラットフォームに進化する可能性もあるゲームです。

あつまれ どうぶつの森

あつまれ どうぶつの森は、2020年3月20日に発売されたNintendo Switch用のゲームソフトです。
「あつ森」の愛称で親しまれ、コロナの世界的な外出自粛の中で爆発的なヒット作品となりました。
無人島がコンセプトとなっており、島で入手できる材料を使って道具や家具を作成ができます。
リアル志向の空間では無いですが、他の分身(アバター)とも自由にコミュニケーションを取れるなど実態はメタバースそのもので、もっとも成功しているメタバース・サービスという評価もある程です。
独自ののんびりした空間に多くのユーザーを呼び込んで社会を形成しています。

エイペックスレジェンズ(Apex Legends)

エイペックス(Apex Legends)はApexの略称で知られる、リアルな質感を追求した戦闘型ゲームの代表格です。
他のプレイヤーとのコミュニケーションなども取れますが、社会性は余り深く無くゲームに特化したソフトになります。
ただリアルな空間をスムーズに動かすという技術が確立されている点では最先端を進んでおり、数多くのユーザーも抱えています。
今後は総合的なメタバース・サービスへと進化して行く事も考えられます。

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