メタヒーロー(Metahero)とは⁉メタバースの主役を狙う注目のプロジェクトを解説

メタバース
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続々と登場するメタバース・プロジェクト

仮想空間でさまざまな体験をすることができるメタバースのサービスが続々と登場してきています。
既にディセントラランド(Decentraland)ザ・サンドボックス(The SandBox)など人気のプラットフォームサービスが存在していますが、次の主役を狙うプロジェクトとして大きな注目を集めているのがメタヒーロー(Metahero)です。
高性能な3Dスキャン技術を持ち、HEROという暗号資産も発行しています。
更にエバードーム(Everdome)という仮想空間の提供も始まりました。
どの様な特徴を持つプロジェクトで、どの様な魅力を抱えているのでしょうか。
今回はメタヒーローを紹介します。

メタヒーロー(Metahero)

メタヒーロー(Metahero)は人間や物をスキャンして3DデータとしてNFT化し、仮想空間で活用できるプラットフォーム・サービスです。
これまでのキャラクター色が強いアバターとは違って、実物に非常に近い形で3Dスキャンができる技術に大きな特徴があります。
メタバース空間内に自分と同じ容姿の分身(アバター)を作って操作し、アバターを通じて様々なアクションをする事が可能になります。
当初はこの3Dスキャンの技術サービスを主に指してメタヒーローのプロジェクトと紹介される事も多かったのですが、次第にエコシステム全体を構築するプロジェクトの全容が姿を現してきました。
分身(アバター)達が活動する空間も整備が進められており、新たな仮想世界を構築しています。

■PJ名称 メタヒーロー
■英語表記 Metahero
■通貨記号 HERO
■総発行数 100億HERO
■通貨価格 9.44円*
■時価総額 479億円*
■時価順位 224位*
■チェーン BinanceSmart Chain(BSC)
公式サイト

*2022.02.13.CoinmarketCap発表データによる

※本サイト『コイン資産倶楽部』では、暗号資産(仮想通貨)と暗号資産を抱えるプロジェクトとを分けて紹介する場合があります。
暗号資産のHEROの詳細については次の記事を参照下さい。

日本のMeta Heroes社とは別モノです

メタヒーロー社公式サイトより

話が少しややこしくなるのですが、先に説明しておくと今回紹介しているメタヒーロー(Metahero)とは別に、日本で株式会社メタヒーローズ(Meta Heroes)という会社が2021年12月に設立されています。
メタヒーローズ社もメタバースやNFT事業を手掛ける会社なのですが、全くの別モノになるので御注意下さい。
日本の会社の方はHeroesと複数形になっていますので混同しない様にして下さい。

株式会社Meta Heroesの公式サイト

創業者ロバート・グリン

MetaHero公式サイトより

メタヒーローの創設者はポーランド出身の起業家、ロバート・グリン(RobertGryn)氏です。
グリン氏は、フィナンシャルタイムズ紙から2017年・2018年に欧州で最も急成長を遂げている企業の1つにも評価されたポーランドのソフトウェア開発会社コードワイズ(Codewise)を創業しCEOを務めていました。
その後グリン氏はコードワイズ社を約40億円で売却し、暗号資産を中心に多くのプロジェクトに主に投資家として関わってきました。
暗号資産プロジェクト「テンセット(10SET)」に巨額の投資をした投資家としても知られています。
2021年5月にメタヒーロー(Metahero Limited)社を設立。同年9月にはドバイに本拠地を移し、社名もMetahero FCZOに変更しています。

メタヒーローのミッション

メタヒーローの公式サイトに掲げられたミッションは、次世代の3Dテクノロジーを使用して新たな1,000万人のユーザーに暗号資産、ゲーム、ファッション、医学、NFT、ソーシャルメディアなどを提供する事とされています。

メタヒーローの特徴

メタヒーローでは具体的にどの様な特徴があり、どの様なサービスが利用できるのでしょうか。
メタヒーローとしては以下の事ができます。

●高精度の3Dアバターを作成する
●3DデータのNFTを作成する
●HEROトークン
●仮想空間エバードーム(Everdome)を利用する

高精度の3Dアバターを作成する

メタヒーローではウルフデジタルワールド社(WDW)の技術協力を得て、細部まで非常にリアルな3Dアバター(分身)を作り出す事ができます。
WDWは、現実の物体を細部までスキャンしてデジタルの世界に移植する技術を提供します。
直径6M、高さ7Mにもなる球形のチャンバーの中にはソニー製の16K仕様の高精度カメラが200台も設置されていてこの中で人なら4人までをスキャンできます。
こうした3Dスキャン・チャンバーを世界各地に設置していく事で本格的な高精度3Dアバターを作成して行こうというのがメタヒーローの特徴的な戦略になります。
日本のソニーが技術協力している点も気になる事項ですね。
当面は個人の高精度な3Dアバターが続々と生み出されるという展開にはなりませんが、キャラクターや著名人の3Dアバターがメタバース空間に存在するという展開は期待できそうです。
3Dスキャナはワルシャワやドバイに設置されており、今後はニューヨークやカリフォルニア、東京などに設置されて行く予定です。

3DデータのNFTを作成する

メタヒーローの提供する3Dスキャンで測定されたデータはブロックチェーンに記録されてNFT化されます。
NFT化される事でスキャンしたそれぞれのデータがデジタル資産としての価値を持ち得る事になります。

HEROトークン

メタヒーローでは独自の通貨として暗号資産のHEROトークンを発行しています。
$HEROあるいはMetahero(HERO)と表記される事もあります。
メタヒーローのサービス、3DスキャンやNFT売買などはHEROトークンで取引されます。
メタヒーロー内で発生する報酬もHEROトークンで支払われるなど、ユーティリティトークンとして稼働しています。
HEROの保有者に報酬が与えられる仕組みなどもあります。
HEROトークンについては別の記事を参照下さい。

仮想空間エバードーム(Everdome)を利用する

メタヒーローでは、独自のメタバース空間「エバードーム(Everdome)」の提供を始めています。
エバードームは火星を舞台に設定したメタバース・プラットフォームサービスで、3Dスキャンで作成したアバターに限らず従来型の分身(アバター)を通じてメタバースを体感する事ができます。
エバードームも本格的なメタバースプロジェクトなのでこれは別に纏めます。

まとめ

メタヒーローはメタバース空間でリアルな分身(アバター)を生み出して別の世界を楽しもうという想いを具現化したプロジェクトです。
まだ技術的な進化が必要な部分があったり、3Dスキャンのための手間や費用が大きかったりと課題は残っていますが次世代メタバースの構築を目指して計画を進めています。
今後の展開が楽しみですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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