イーサリアムの大型アップデート、ベルリン(Berlin)、ロンドン(London)とは!?

仮想通貨(暗号資産)
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ベルリン(Berlin)

ビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨プラットフォームのイーサリアムが、2021年4月15日に大型アップグレード「ベルリン(Berlin)」を実施しました。
2020年12月にもイーサリアム2.0という大型アップデートに踏み切ったばかりですが、ここに来てベルリン、更に2021年7月には次のアップデート「ロンドン(London)」も予定されています。
ベルリンとはどんなアップデートなのか、相次ぐアップデートによってイーサリアムは何を実現しようとしているのかについて解説します。
イーサリアム2.0については別の記事を参照下さい。

イーサリアム

イーサリアムは時価総額第2位につける仮想通貨(暗号資産)です。
仮想通貨という概念を実現したのがビットコインなら、イーサリアムは「スマートコントラクト」という機能を本格的に実装し、世に送り出したコインとして知られています*。
仮想通貨というだけでは無く、分散型アプリケーション開発のプラットフォームとしても圧倒的に利用されています。
最近ではDeFi関連のアプリケーション開発の中心地として確固たる地位を築いています。

*実際にはビットコインも当初からスマートコントラクト的な機能を持っています、イーサリアムは本格的にこの機能を実装し、その可能性を示したことで高く評価されています。

■PJ名称   イーサリアム
■英語表記  Ethereum
■通貨名称  イーサ(ETH)
■通貨価格  20,150円*
■時価総額  2兆2344億円*
■時価順位  第2位*
■公式サイト https://ethereum.org/ja/

※2020.5.12. CoinMarketCapデータによる。

イーサリアムのバージョンアップ

少し複雑な話なのですが、2020年12月に公開された「イーサリアム2.0」は既存のイーサリアムのシステム(イーサリアム1.0)とは別のバーションとして創られたもので、1.0と2.0は別々にネットワークが存在しています。
現在でもメインネットはイーサリアム1.0の側です。
今回の「ベルリン」はイーサリアム1.0に対するアップグレードとなります。
わかりにくいですよね 苦笑。
ベルリンは当初は2020年7月に実装される予定だったのですが、実装試験をするといくつかのソフトで不具合が発生し、特定のクライアントのソフトに依存する状態になっていることが判明しました。
イーサリアムの開発コミュニティでは複数のソフトが対応できるまで延期する決定し、結果2021年4月15日に、1,224万4,000個目のブロック生成のタイミングでアップグレードを実行しています。

ベルリンの改善内容

イーサリアムでは改善の提案をEIPs(Ethereum Improvement Proposals)と呼んでおり、EIPー◯◯◯◯番という形で整理しています。
ベルリンでは最終的に以下の4つの改善提案が実現されています。

●EIP-2565番 ガス代の低減に繋がる定義
●EIP-2718番 新たな取引形式を導入可能にする
●EIP-2929番 処理時間低減とセキュリティの為にガス代を加算
●EIP-2930番 オプション取引形式を追加してガス代低減に繋げる

ビザンチウムやらイスタンブールやら…

イーサリアムの改善策では変更前の仕様と互換性を持たない変更方法(ハードフォーク)を採用することが多いです。
仮想通貨(暗号資産)のハードフォークではコインの分岐をもたらすケースも多いですが、ベルリンなどはコインは分岐することの無い仕様変更として実施されています。
イーサリアム1.0はベルリン以前にも、これまでに度々仕様変更を伴う改善を実施しています。
主なアップグレードは以下の通りです。

●フロンティア(2015年7月)
●ビザンチウム(2017年10月)
●コンスタンチノーブル(2019年2月)
●イスタンブール(2019年12月)
●ベルリン(2021年4月)
●ロンドン(2021年7月予定)

次はロンドン⁉

イーサリアムでは、今回のベルリンに続き2021年7月頃に次のアップグレード「ロンドン(London)」を予定しています。
ロンドンではガス代高騰の改善策として注目されるEIP-1559が実現する予定となっています。
送金手数料の抑制は手数料を受け取る側にとっては収益減少を意味するため反発も大きいのですが、ユーザーやサービスの提供者からは非常に要望の大きいトピックです。
EIP-1559では現行のオークションで送金手数料を決定する方式を変更し、更に支払われた手数料の一定部分を焼却(バーン)して供給量を減らす仕組みになる可能性が高いと言われています。
焼却されるイーサは相当な量になると試算されており、そこからロンドンの実装はイーサリアムの価格高騰をもたらすと考える見方が優勢になっています。

イーサリアム1.0と2.0の統合⁉

ロンドンの実装後もイーサリアムには更なる変革が控えています。
イーサリアムでは2021年内にも大型統合アップグレード「マージ(The Merge)」を実装をする予定なのです。
マージではイーサリアム1.0イーサリアム2.0を統合します。
現在イーサリアムの取引承認方式は1.0と2.0で異なります。

・イーサリアム1.0 PoW方式(マイニング方式)
・イーサリアム2.0 PoS方式(ステーキング方式)

マージではこれをPoS方式に統合し、マイニングを終了させる仕様変更が行われる見込みです。
ベルリン>ロンドン>マージと進化が進み、イーサリアムはかつて無い程の変革を果たすことになります。

※マージは厳密には「統合」を意味する言葉で、アップグレードの名称ではありません。

まとめ

イーサリアムベルリン(Berlin)、更に続くアップグレードの流れは分かりましたでしょうか。
ベルリンの次に来るロンドン(London)が価格的にもかなりインパクトのある動きになりそうです。
当初の予定通りに実行されるか、まだ不透明な部分も多いですが、注視する必要がありますね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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