2021年4月版。仮想通貨ランキング トップ100②

暗号資産(仮想通貨)
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激変する仮想通貨市場

このサイトでは定期的に仮想通貨(暗号資産)時価総額ランキングを紹介させて頂いています。
今年1月時点でもランキングを御紹介したのですが、その後多くのコインの価格の高騰もあり、僅か数ヶ月で仮想通貨市場の勢力図が激変してしまいました。
そこで今回はゴールデンウィークに仮想通貨市況を見直す機会として、2021年4月25日時点の仮想通貨時価総額ランキングを紹介しています。
時価総額1位〜30位については前回紹介しましたので、今回は30位〜60位のコインについて紹介します。
1位〜30位のランキング詳細については記事を参考にして下さい。

31位〜60位のコイン

今回は2021年4月25日のCoinMarketCap発表データを基に、仮想通貨(暗号資産)の時価総額31位〜60位のコインを紹介します。
上位を伺う新進のプロジェクトや巻き返しを図るプロジェクトなど、魅力的な暗号資産が犇めいているゾーンです。
宝石箱のようなグループで、きっと興味を引く暗号資産が見つかると思います。
いずれも魅力ある仮想通貨ばかりなのでコイン選択の参考にして下さい。
(* 前回順位、時価総額は2021年1月3日時点のデータです。)
(**前々回順位、時価総額は2019年6月時点のデータです。)

第31位 FTXトークン(FTT)

■PJ名称 FTXトークン
■通貨記号 FTT
■時価順位 31位↗(前回44位)
■時価総額 4,685億円↗(前回607億円)
■通貨価格 4,966円↗(前回645円*)

FTXトークン(FTT)は、2019年に創立した後発の仮想通貨取引所でありながら急成長を遂げトップ15規模に台頭してきたFTXが発行するコインです。
FTTトークンの保有量に応じてFTXで取引手数料が割引されたり、先物取引の証拠金として利用できるなど数々の特典が用意されています。
FTXは本格的なトレーダーを中心に高い人気を誇っており、FTTトークンにも熱い視線が注がれています。
今後も注目されるコインと言えます。

第32位 クリプト.com(CRO)

■PJ名称 Crypto.com
通貨記号 CRO
時価順位 32位(前回24位)
時価総額 4,563億円↗(前回1,390億円*)

通貨価格 18.0円↗(前回6.1円)

第33位 Aave(AAVE)

■PJ名称 Aave
■通貨記号 AAVE
■時価順位 33位↘(前回30位)
■時価総額 4,385億円↗(前回1,047億円)
■通貨価格 34,786円↗(前回8,690円*)

Aaveは分散型の貸付(レンディング)プラットフォームで、2017年11月に実施したICOで約17億円の資金を集めたプロジェクトです。
ユニークな貸付サービスを次々に立ち上げ、2020年に大きな飛躍を遂げました。
MakerCompoundと同じようなプロジェクトと言えますが、DeFi系のレンディングサービスではMakerに次いで2位につけています。

第34位 コスモス(ATOM)

■PJ名称 コスモス
■通貨記号 ATOM
■時価順位 34位↗(前回29位)
■時価総額 4,256億円↗(前回1,171億円*)

■通貨価格 2,005円↗(前回562円)

Cosmosは2017年4月に実施したICOで約20億円もの資金を集めて注目されたプロジェクトです。
このプロジェクトで発行されたトークンがATOMという事になります。
CosmosではATOMをデリゲートという専用のウォレットに預ける事で、年利7%~20%の報酬が貰えると言う仕組みを表明しています。
取引所に上場されて以降、ATOMの価格は上昇を続け一時はTOP20入りを果たしましたがその後はやや順位を落としています。

第35位 Maker(MKR)

■PJ名称 Maker
■通貨記号 MKR
■時価順位 35位↗(前回40位*)
■時価総額 4,236億円↗(前回660億円*)

■通貨価格 422,440↗(前回66,228円*)

Maker(MKR)はステープルコインのDai(DAI)とのペアで開発された仮想通貨(暗号資産)です。
米ドルとDAIの価格を同じにするために、DAIの価格変動圧力をMakerが吸収する形でDAIの価格を安定させる様な仕組みになっています。
DAIと共に時価総額を拡大させています。

第36位 DAI(DAI)

■PJ名称 DAI
■通貨記号 DAI
■時価順位 36位↘(前回27位*)
■時価総額 3,884億円(前回1,214億円*)

■通貨価格 107.9円ー(前回103.3円*)
■通貨区分 ステープルコイン

DAIは米ドルに価格を連動させたステープルコインと呼ばれるタイプの暗号資産です。
Maker(MKR)という別のコインで価値を調整することによって価格を一定に保つという仕組みを採用しています。
そのためMakerDAIと呼ばれることもあります。
代表的なステープルコインとしてはテザー(USDT)が有名ですが、DAIも勢力を拡大してきています。

第37位 テゾス(XTZ)

■PJ名称 テゾス
■通貨記号 XTZ
■時価順位 37位↘(前回20位*)
■時価総額 3,804億円↗(前回1,551億円*)

■通貨価格 488.98円↗(前回205.29円*)

テゾス(XTZ)は既存の多くの暗号資産が抱える問題を解決することを目指して開発されたコインです。
2017年にICOで総額10億ドル(約1080億円)にのぼる資金を集めて脚光を浴びました。
ところがその後は創設者グループの内紛が露呈するなどネガティブなニュースが続き、一時低迷していました。
それでもコインの分裂が起こらない仕組みや、安全性の高いスマートコントラクト機能など注目される機能は多く、頭角を現してきました。
テゾスの保有者は、デリゲートという専用のウォレットにテゾスを預けると報酬を得る事ができます。
他のコインではCOSMOS(ATOM)なども同じような仕組みをもっています。
2020年12月には日本の暗号資産取引所にも上場され、取引できるようになりました。
独自技術への評価は高く今後も期待されるコインです。

第38位 イーサリアムクラシック(ETC)

■PJ名称 イーサリアムクラシック
■通貨記号 ETC
■時価順位 38位↗(前回39位*)
■時価総額 3,764億円↗(前回711億円*)

■通貨価格 3,208円↗(前回610円*)

イーサリアムクラシック(ETC)はイーサリアムから分岐する形で誕生したコインです。
ベースとなる技術はほぼ同じですがイーサリアムとは全く異なる独立したコインです。
分岐の発端はイーサリアムの大量盗難事件(TheDAO事件)が発生したことです。
この時イーサリアムの開発チームは被害者救済を優先して取引の記録を事件前まで戻して盗難を無効にする措置を実施しました。
これによって多くの被害者が救われた一方で、こうした対応は中央集権的で暗号資産のカルチャーには馴染まないと主張するグループもいました。
この反対派が主導する形でイーサリアムの分岐(ハードフォーク)が実行され、新コインがイーサリアムクラシックと呼ばれるようになっています。

第39位 Algorand(ALGO)

■PJ名称 Algorand
■通貨略号 ALGO
■通貨価格 118.27円(前回4.29円*)

■総合順位 39位↗(前回50位*)
■時価総額 3496億円↗(前回508億円*)

Algorand(ALGO)はマサチューセッツ工科大学の教授でもあるシルビオ・ミカリ(Silvio Micali)氏が2019年にメインネットを公開したプロジェクトです。
ミカリ氏はチューリング賞の受賞歴もあるコンピューター科学分野では名の知られた人物です。
Algorandは、高速取引を実現しながら送金手数料が安いなど優れた基本スペックを備えています。

第40位 フォビトークン(HT)

■PJ名称 フォビトークン
■通貨記号 HT
■時価順位 40位↘(前回34位*)
■時価総額 3461億円↗(前回993億円*)

■通貨価格 1,881.76円↗(前回504円*)
■通貨区分 取引所トークン

Huobiトークン(HT)はシンガボールに拠点を置く世界有数の仮想通貨取引所Huobi Global(フォビグローバル)が発行するコインです。
前回(1月3日時点)から順位は落ちていますが、時価総額は約3.5倍となっており、着々と勢力を拡大しています。

第41位 Avalanch

■PJ名称 Avalanch
■通貨略号 AVAX
■総合順位 41位
■時価総額 3,097億円

■通貨価格 2,407円

第42位 Compound(COMP)

■PJ名称 Compound
■通貨記号 COMP
■時価順位 42位↗(前回43位)
■時価総額 3,074億円↗(前回629億円*)

■通貨価格 60,574円↗(前回14,229円)

Compound(COMP)は分散型金融サービスを提供するプラットフォームです。
個人投資家はCompoundに資産を預けることによって金利(利息)を受け取ることができます。
あるいは預けたコインを担保にしてコインを借りる(ローン)ことができます。
既存の金融機関を介さない金融サービスが数多く開発されていて仮想通貨(暗号資産)の業界でも注目されています。

第43位 Bitcoin BEP2(BTCB)

■PJ名称 Bitcoin BEP2
■通貨記号 BTCB
■時価順位 43位
■時価総額 2,960億円

■通貨価格 542万円

Bitcoin BEP2(BTCB)は、世界的な仮想通貨取引所のバイナンスが独自に開発したブロックチェーン「バイナンスチェーン」上で送金できるビットコインと等価のコインです。
バイナンスチェーンで動かすトークンの規格(BEP2規格)に倣ってBitcoin BEP2と名付けられています。
ビットコインを担保に1:1の比率でBTCBを発行することで同じ価格を維持しています。

第44位 THORChain

■PJ名称 THORChain
■通貨記号 RUNE
■時価順位 44位
■時価総額 2,872億円

■通貨価格 1,221円

THORChain(RUNE)は分散型の取引プラットフォームTHORChainで発行されたコイン(トークン)です。
THORChainは2019年にBinance DEXで行われたIDOという手法で資金を集め、開発されました。
このTHORChainのシステムで動く基幹通貨がRUNEという位置づけになります。
創業者も開発チームも匿名という謎の多いプロジェクトですが、時価総額TOP50の仮想通貨(暗号資産)に成長しています。

第45位 ダッシュ(DASH)

■PJ名称 ダッシュ
■通貨記号 DASH
■時価順位 45位↘(前回36位)
■時価総額 2,837億円↗(前回889億円)

■通貨価格 28,105円↗(前回8,953円)

ダッシュ(DASH)は匿名性と送金の即時性に優れた仮想通貨(暗号資産)です。
日本では余り知名度がありませんが、国際的にはポピュラーなコインといえます。
基本性能は高く、ビットコインでは約10分掛かる取引処理もダッシュは約4秒で実行する事ができます。
但し金融庁が認める仮想通貨のリスト(ホワイトリスト)の中にダッシュは載っておらず、国内の交換業者では取引ができません。
ダッシュの匿名性の高さがマネーロンダリングに利用されやすいとの懸念がある為と考えられます。

第46位 Kusama(KSM)

■PJ名称 Kusama
■通貨記号 KSM
■時価順位 46位↘(前回45位)
■時価総額 2,815億円↗(前回606億円*)

■通貨価格 33,239円↗(前回7,176円)

Kusama(KSM)は時価総額上位にいるPolkadotのプロジェクトが、2019年にPolkadotの実験版としてリリースしたプラットフォームです。
そのためPolkadotと同じコードをベースにしています。
だからといってPolkadotの劣化版などでは決して無く、Polkadotに導入を検討されている機能はKusumaに先行導入されることが多いので寧ろ先進的とも言えます。

第47位 Elrond(EGOLD)

■PJ名称 Elrond
■通貨記号 EGLD
■時価順位 47位
■時価総額 2,803億円

■通貨価格 16,159円

Elrond(EGOLD)は多くの仮想通貨(暗号資産)が直面していたスケーラビリティ問題の解決を目指して開発が始まったコインです。
2019年8月に開発がスタートし、2020年7月にメインネットが公開されました。
1秒間に15,000件の取引を処理できる高いスペックを持ちながらも送金手数料は安く、今後金融分野などへの展開が期待されています。

第48位 ネム(XEM)

■PJ名称 ネム/NEM
■通貨記号 XEM
■時価順位 48位↗(前回19位*)
■時価総額 2,685億円↗(前回1,828億円*)
■通貨価格 29.84円↗(前回20.32円*)

ネム(XEM)は日本でも非常に人気の高いコインの1つで、国内の仮想通貨取引所でも早くから取扱いされています。
プロジェクト(プラットフォーム)の名称は「NEM」で、通貨名称は「XEM」となります。
2018年1月に日本の交換会社coincheckで発生したネム大量流出事件によって、良くも悪くも一般に広く知られる事になりました。
価格も一時期は低迷していましたがその間もプロジェクトとしては進捗を進め、数度のバージョンアップを経て桁違いの処理能力を獲得しようとしています。
2021年にも最新のバージョンアップ「Synbol」実装を控え、更なる飛躍を狙っています。

第49位 Zcash (ZEC)

■PJ名称 ジーキャッシュ/Zcash
■通貨記号 ZEC
■時価順位  49位↘(前回41位)
■時価総額  2,621億円↗(前回648億円*)

■通貨価格 22,544円↗(前回5,984円)

Zcash(ジーキャッシュ)は2016年に誕生した仮想通貨(暗号資産)です。
日本では余り知名度がありませんが、海外ではかなり知名度があるコインです。
個人のプライバシー保護を重視した匿名性の高いコインという特徴を持っています。
匿名性の高いコインとしてはDASHモネロなども有名ですが、Zcashは機能的にはそれら以上の匿名性を持つコインと見られています。
ただ匿名性が高過ぎることが逆にマネーロンダリングに利用されるのではないかと問題視される事も多く各国の規制による影響を受けやすい側面も抱えています。

第50位 Decred(DCR)

■PJ名称 ディークレッド/Decred
■通貨記号 DCR
■時価順位 50位↘(前回46位*)
■時価総額 2,592億円↗(前回605億円*)

■通貨価格 20,038円↗(前回4,870円*)

ディークレッド(DCR)は、コインの運営方針はそのコインの保有者によって決められるべき という理念を掲げ、非中央集権的な意思決定を重視している仮想通貨(暗号資産)です。

第51位 UNUS SED LEO (LEO)

■PJ名称 UNUS SED LEO
■通貨記号 LEO
■時価順位 51位↘(前回23位*)
■時価総額 2,437億円↗(前回1,400億円*)

■通貨価格 244.28円↗(前回140.13円*)

UNUS SED LEO(LEO)は、世界有数の仮想通貨取引所「Bitfinex」が発行する独自トークンです。
2019年5月にBitfinexで取引を開始し、瞬く間に時価総額Top15に入りましたがその後は順位を落としています。
取引所トークンという事で、大手取引所Binanceが展開するバイナンスコインと性格が似ています。
LEOの保有者はBitfinexで取引をする際に手数料割引などのサービスが受けられる利点があります。

第52位 チリーズ(CHZ)

■PJ名称 チリーズ/Chilliz
■通貨記号 CHZ
■時価順位 52位↗
■時価総額 2,393億円↗
■通貨価格 42,52円↗

Chiliz(CHZ)はフットボールクラブなどのファントークンという新しい分野を開拓して急成長をしているプラットフォーム「Socios.com」の基軸通貨です。
Chiliz Exchangという仮想通貨取引所も展開しています。
Chiliz(CHZ)を使ってFCバルセロナパリ・サンジェルマンといった世界的クラブのファントークンを手に入れることができます。
最近はeSports総合格闘技にも進出しており、NFT市場との相性も良いことからさらなる発展が期待されています。

第53位 Holo(HOT)

■PJ名称 Holo
■通貨記号 HOT
■時価順位 53位↗
■時価総額 2,273億円↗
■通貨価格 1,34円↗

ホロ(HOT)はブロックチェーンを使ったアプリケーション(dApps)の開発のためのプラットフォームです。
独自のチェーン「ホロチェーン」を使って容易にアプリケーションを作ることができます。

第54位 HederaHahgraph(HBAR)

■PJ名称 ヘデラ・ハッシュグラフ/HederaHahgraph
■通貨記号 HBAR
■時価順位 54位↗
■時価総額 2,203億円↗
■通貨価格 27,06円↗

ヘデラ・ハッシュグラフ(HBAR)はハッシュグラフという新しい技術を使って様々なサービスを提供していこうとするプロジェクトです。
ハッシュグラフはブロックチェーンに変わる手法を使ってブロックチェーンの抱えている課題を解決しようという技術です。
ステーキングも始まり新たな投資対象としても注目が集まる仮想通貨(暗号資産)です。

第55位 Stacks(STX)

■PJ名称 Stacks
■通貨記号 STX
■時価順位 55位↗
■時価総額 2,170億円↗
■通貨価格 194,23円↗

第56位 Polygon(MATIC)

■PJ名称 Polygon
■通貨記号 MATIC
■時価順位 56位↗
■時価総額 2,080億円↗
■通貨価格 40.1円↗

第57位 TerraUSD(UST)

■PJ名称 TerraUSD
■通貨記号 UST
■時価順位 57位↗
■時価総額 2,018億円↗
■通貨価格 107.82円↗

第58位 Nexo(NEXO)

■PJ名称 Nexo
■通貨記号 NEXO
■時価順位 58位↗
■時価総額 2,002億円↗
■通貨価格 355.3円↗

第59位 Decentraland(MANA)

■PJ名称 Decentraland
■通貨記号 MANA
■時価順位 59位↗
■時価総額 1,904億円↗
■通貨価格 119.2円↗

第60位 Enjin Coin(ENJ)

■PJ名称 エンジンコイン/Enjin Coin
■通貨記号 ENJ
■時価順位 60位↗
■時価総額 1,851億円↗
■通貨価格 221.98円↗

エンジンコイン(ENJ)はネットゲーム、eスポーツ用のプラットフォームで使用される基軸コインとして開発されたコインです。
急成長するNFT市場との相性も良く、巨大な市場でイニシアチブを握ろうと開発を進めています。
日本のコインチェックでも取り使われており、国内でも今後知名度が上がりそうです。

まとめ

仮想通貨(暗号資産)の時価総額ランキング31位〜60位までのコインを紹介しました。
かなり名の知れたコインもあれば、殆ど知られていないものもありますが、全て時価総額で1,800億円を超える規模に成長したコインです。
ビジョンなり、技術なり、マーケティングなり何かが優れているコインであることは間違いありません。
今後ここからどのコインが抜け出して更なる上位に食い込んで行くかを考えるのも楽しいですね。
是非お気に入りの1枚を見つけて下さい。
もちろん実際の投資は御自身の判断、自己責任にてお願いします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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