ビットコイン半減期がいよいよ到来!?価格はどう動いていくのか?

暗号資産(仮想通貨)
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ビットコインの半減期が来ます

仮想通貨(暗号資産)の”王様”ビットコインが大きな変化を迎えます。
ビットコインは2020年5月12日頃に3回目の「半減期」を迎えるとみられています。
半減期の到来はビットコインの価格形成やマイニングの動向に大きな影響を与える要素です。
今回の半減期がビットコインにどのような影響を与えるかについて解説します。
※2020.5.12.04時23分にビットコインは3回目の半減期を迎えました。

ビットコインのマイニング

ビットコインの仕組みでは、ブロックチェーン上の取引記録を承認する作業(マイニング)が必要になります。
マイニングの作業を行う人はマイナーと呼ばれ、マイニングに成功した人はその報酬としてビットコインを貰うことができます。
マイニングの仕組みについては別に解説していますので興味のある方は参照して下さい。

報酬は1250万円!?

マイニング報酬で貰えるビットコインは市場に流通しているものや誰か特定の個人(団体)が保有しているものではなく、マイニング報酬が発生する度に新たに発行されます。
ビットコインのマイニング報酬は2019年5月1日時点では12.5BTCとなっています。
1BTC=100万円だと1,250万円相当の報酬となります。
マイニング作業はブロックチェーンのブロック(記録データの固まり)の形成の度に行われるので、約10分に1回承認作業が行われ、マイニングに成功した人に12.5BTCの報酬が与えられます。
つまり10分毎に12.5BTCのビットコインが発行されることになります。
このマイニング報酬、あるいは新規発行料が5月12日頃のある時点から半分の6.25BTCになります。
これがビットコインのマイニング半減期です。

発行上限は2100万枚

ビットコインは発行枚数の上限が2,100万枚となるように制度設計されています。
最初の半減期は発行上限枚数の半分にあたる1,050万枚が発行された時点で発生しました。
2回目の半減期はそこから残りの半分にあたる525万枚が発行された時点、つまり総発行枚数が1,575万枚となった時点で迎えました。
3回目の半減期は2回目の半減期から残りの半分の212.5万枚が発行された時点、つまり総発行枚数が1,837.5万枚となった時点で迎えることになります。
それが今回の半減期となります。
当初はビットコインのマイニング報酬は50BTCでした。
第1回の半減期を経てマイニング報酬は半分の25BTCになり、第2回の半減期では12.5BTCとなりました。
そして今回の3回目の半減期によってマイニング報酬は6.25BTCになります。

半減期間は約4年

ビットコインが発行される間隔と1回の発行枚数がわかっているので半減期の時期は推測できます。
第1回の半減期は2012年11月28日、第2回の半減期は2016年7月9日に発生しており、約4年毎に半減期を迎える事になります。
整理しておきます。

第1回半減期

●半減期発生日  2012年11月28日
●発行済枚数   1,050万枚/2,100万毎
●マイニング報酬 50BTC⇒25BTC

第2回半減期

●半減期発生日  2016年7月9日
●発行済枚数   1,575万枚/2,100万毎
●マイニング報酬 25BTC⇒12.5BTC

第3回半減期

●半減期発生日  2020年5月12日頃
●発行済枚数   1,837.5万枚/2,100万毎
●マイニング報酬 12.5BTC⇒6.25BTC

仮にビットコインの価値が変わらないとすると、半減期を迎えることでマイニングの報酬は文字通り半分になります。
有力なマイナー(マイニング・グループ)は巨額の投資をして最新鋭のマイニング専用機を揃え、それによってマイニングに成功し報酬を得ています。
得られる報酬が下がれば、利益どころかマイニングに掛かる費用を回収できなくなるリスクも大きくなります。
マイニングの半減期はマイナー達にとっては死活問題でもあるのです。

価格の変動

但しビットコインの価格は不変では無く変動します。
基本的にビットコインの価格は需要と供給の関係で決まります。
需要、つまりビットコインを欲しい人や欲しい量が増えれば価格は上がり、減れば価格は下がる圧力になります。
供給面でいえば流通するビットコインの量が減れば1BTCの価格は上がり、量が増えれば価格が下がる圧力になります。
ビットコインの半減期はこの供給面の圧力を意識した制度設計です。
最終的な発行枚数が2,100万枚と決まっている中で、新規に発行されるビットコイン、つまり新規供給量が半分になることでビットコインの希少化が意識されて価格が上昇されると考えられるのです。
流通量の増加に伴ってマイニング報酬が半分になるという仕組みによって価値の上昇を促していると考えられます。
マイニング報酬が半分になってもビットコインの価値が倍になっていればマイニング報酬の価値は変わりません。

過去の価格形成

実際の価格はどうでしょう。
2012年の1回目の半減期までにビットコインの価格は12.5ドルまで上昇しました。
に発生しました。
そこから2016年の2回目の半減期までに価格は647ドルまで上昇しています。
そこから3回目の半減期目前の2020年5月10日の時点で価格は9000ドルを超えています。
但し直近でみると5月9日までは価格の上昇を見せていたのですが10日になって1000ドル以上下落しました。
特に大きなニュースは無かったので半減期前の高騰を警戒して売りが増えたと見るのが実態のようです。
過去2回の半減期では、ビットコインの価格は半減期経過後に大幅な上昇期を迎え、一度暴落を挟んで次の半減期に向かって次第に価格が上昇していくという値動きを見せました。
昨年末時点では今回もある程度似た動きをすると考えていた投資家が多かったと思いますが、今年に入って新型コロナウィルス問題というリーマン・ショックを超えるクラスの衝撃が経済全体を襲っており、これがどういう影響をもたらすのかがとても不透明な状況になっています。
今回の半減期を経てビットコインの価格がどのような動きを見せるのかには注目が集まります。

まとめ

新型コロナウィルス問題が世界を揺るがす中、ビットコインは3回目の半減期という大きなイベントを迎えようとしています。
これがビットコインの価格にどういう影響を与えるかについては意見が大きく分かれ、見通しがつきません。
ただこの機会を上手に利用できれば飛躍的な利益を獲得できるかも知れません。
しっかり状況を分析してチャンスを掴んで下さい。
もちろん実際の投資は御自分の判断、自己責任でお願いします。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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