Nano(XRB)とは⁉暗号資産の特徴を解説

暗号資産(仮想通貨)
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Nano(XRB)

(2021.01.07.改訂)
Nano(XRB)は 圧倒的な取引の処理速度を実現しながら、手数料を無料化するという、非常に高い能力を誇る仮想通貨(暗号資産)です。
元々はraiblocks という名称でしたが、2018年1月31日にNanoという名称に変更されています。
通貨単位は XRB。224億円の時価総額を誇り、時価総額ランキング42位につけています。

●通貨名称 Nano(XRB)
●通貨単位 XRB
●通貨単価 108.5円*(前回168.45円**)

●時価総額 144億円*(前回224億円**)
●総合順位 93位42位**)
●公開時期 2016年3月29日公開
●承認方式 DPoS
●発行上限 133,248,290XRP

Nano(XRB)の特徴

Nano(XRB)の特徴・メリットとしてはどのようなものがあるでしょうか。
主な特徴としては

●DAGと言う技術
●承認時間が短い
●スケーラビリティ問題が起きにくい
●手数料がいらない

といった項目が挙げられます。

DAGと言う技術

Nano(XRB)では一般的なブロックチェーンとは異なるDAGという技術を使って取引を記録しています。
DAG(Directed acyclic graph)は、日本語だと有効非巡回グラフという語句になります。
全く分からないですよね。
DAGはブロックチェーン技術の問題を解決解消する為にブロックチェーンから発展した技術で「ブロックとチェーンのないブロックチェーン」などとも言われます。
但し技術的・構造的にはブロックチェーンとはまた別物の技術です。
本頁では技術面の詳細に触れませんが、ブロックチェーンの問題を解決してくれる最新の技術として大きな期待を寄せられている技術です。

IOTAも採用している技術

実際にはDAG技術は、Nano(XRB)だけが採用している技術ではありません。
アイオタ(IOTA)ByteBallと言った仮想通貨(暗号資産)でもDAG技術を採用しています。
これらのコインはDAG型コインとも呼ばれています。

取引の処理時間が短い

DAG技術を採用している最大のメリットとして、取引の処理時間が非常に短いという点があります。
取引の処理速度についてはリップル(XRP)が速度の速さで定評がありますが、Nano(XRB)ではそのリップル(XRP)をも凌ぐ処理速度を実現しています。
Nano(XRB)では殆どリアルタイムで取引を処理することができます。

スケーラビリティが発生しにくい

ビットコイン(BTC)など仮想通貨(暗号資産)全体で問題となっている、取引が処理能力を超えて集中し処理に遅延が発生してしまうという問題、いわゆるスケーラビリティ問題がNano(XRB)では発生しにくいというメリットがあります。
DAG技術は構造的にスケーラビリティを発生し難くなっており、この点は非常に優位性があります。

手数料が発生しない

仮想通貨(暗号資産)ではブロックチェーンへの取引記録を承認する為に、何らかの手数料を必要とする側面があるのですが、Nano(XRB)では手数料が無い取引処理を実現しています。
Nano(XRB)ではマイニング作業も発生しません。

Nano(XRB)のデメリット

Nano(XRB)のデメリットとしてはどのようなものがあげられるでしょうか
主な項目としては

●DAG技術の完成度への不安
●国内での取り扱いがない

といった項目が挙げられます。

DAG技術の完成度への不安

DAG技術は様々なメリットを持った素晴らしい技術ですが、まだまだ完成された技術とは言えません。
ブロックチェーンよりも構造が複雑で技術難度が高く、少なからず課題を抱えています。
現時点では安定していない技術と言わざるを得ないのはやはり不安要素です。

不正流出事件

2018年2月9日イタリアフィレンツェの仮想通貨取引所 BitGail1700万XRBが不正流出する盗難事件が発生しました。
発生時点のレートで約210億円という巨額の盗難事件です。
事件を受けてNano(XRB)の価格は下落しています。
今後も同様の事件によってNano(XRB)の価格が 影響を受ける可能性は大いにあります。

国内の取引所で取り扱いがない

2021年1月現在、Nano(XRB)は日本国内の取引所での取り扱いがありません。
どうしてもNanoを購入したいという時には、海外の取引所に口座を作って取引をする必要があります。
Nanoを取り扱っている取引所としては

●バイナンス
●kucoin

などがあります。

まとめ

Nano(XRB)は、最新の技術を採用して圧倒的な取引処理時間を実現するなど、熱い期待を寄せられている仮想通貨(暗号資産)です。
まだ技術的に成熟していない部分はあるものの、今後の展開には大いに期待ができます。
Nano(XRB)がどのような展開を見せるか注目していきましょう。

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