バイナンスコイン(BNB)とは⁉取引所トークンの特徴を解説

暗号資産(仮想通貨)
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バイナンスコイン(BNB)

(2021.01.07.改訂)
バイナンスコイン(BNB)は、世界有数の暗号資産取引所バイナンスが発行するコインです。
技術的な特性や発行体系から言うとトークンの性格が強いコインですが、時価総額も大きく実質的には暗号資産(仮想通貨)の1つとして流通しています。
通貨単位はBNB。5,669億円の時価総額を誇り、時価総額順位で8位に付けている堂々のメジャーコインです。

●通貨名称 バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
●通貨単位 BNB
●総合順位 8位*(前回7位**)
●通貨価格 3925円*(前回3805.03円**)
●時価総額 5669億円*(前回5,372億円**)
●公開時期 2017年7月1日公開
●発行上限 2億枚
●承認方法 PoW(Proof of Work)
●提唱者  超長鵬(ジャオ・チャンポン/通称CZ)

(※2019.06.20. CoinMarketcap公開データより集計)

バイナンス・コイン(BNB)は, 当初はイーサリアムの機能を使ったERC20という規格で発行されました。
従って技術的にはイーサリアムのブロックチェーンに乗って発行されたトークンと言う事ができました。
その後は2019年4月にメインネット(独自に構築したブロックチェーンシステム)への移行を行ない、独自のブロックチェーンを持つコインへと転換しています。

世界最大級の取引所BINANCE

バイナンスコイン(BNB)を取り上げるのであれば、その前にまず取引所のバイナンスを解説しないといけません。
バイナンス(bainance)は世界最大級の仮想通貨取引所です
バイナンスは中国出身の超長鵬(ジャオ・チャンポン/通称CZ)氏が2017年7月に設立した仮想通貨取引所です。
当初は香港に本社を構えていました。
後発の取引所でありながら一気に取扱高を伸ばし、僅か半年程で世界有数の取扱高を誇る取引所にまで伸し上がってきました。
仮想通貨(暗号資産)の月間取扱高でトップを記録した事もあります。
世界中に650万人ものユーザーを抱えている取引所となっています。
2019年7月現在日本の金融庁には業者登録をしていませんが、日本の投資家にも人気が高く知名度もあります。
中国当局による仮想通貨取引所への閉鎖指示などの影響を受けて、現在は本部をマルタに移しています。

バイナンスコインの特長、メリット

バイナンスコイン(BNB)の特長、メリットとしてはどの様なものが挙げられるでしょうか。
主な項目としては

●バイナンスで売買ができる
●バイナンスの基軸通貨に採用されている
●バイナンスの手数料の割引を受けられる
●バイナンスのICO案件の抽選に参加できる

と言った項目が挙げられます。

バイナンスで売買ができる

当然と言えば当然なのですが、バイナンスコイン(BNB)はバイナンスで売買をする事ができます。
取引量も多く、かなり売買の自由度が高いコインと言う事はできます。

バイナンスの基軸通貨に採用されている

更にバイナンスコイン(BNB)は、ビットコインやイーサリアムと共にバイナンスの基軸通貨に採用されており、バイナンスコインで他のコインを購入する事ができます。
つまりバイナンスではバイナンスコイン(BNB)を保有していればそれでビットコイン(BTC)、イーサリアム、リップル、ネムなどのコインを自由に売買する事ができるのです。
ー々ビットコインやイーサリアムに換える必要が無いのです。

バイナンスの手数料の割引を受けられる

バイナンスコイン(BNB)を持っていると、バイナンスでの取引の手数料でも恩恵が得られます。
バイナンスは元々取引手数料が原則0. 1%と非常に割安な取引所なのですが、バイナンスコインで取引する場合には、 この手数料が更に割引の恩恵を受けます。
割引率はバイナンスコインを購入した年(1年目)から適用され、

●1年目 ▲50%
●2年目 ▲25%
●3年目 ▲12.5%
●4年目 ▲6.75%
●5年目  0%

と年々下がって行き、5年目以降は割引が無くなります。

バイナンスのIC0案件の抽選に参加できる

バイナンスのICO案件はここの所成功案件が続いており、抽選制になっています。
バイナンスで行われるICO案件の抽選に当選するとICOに参加する権利が得られるのですが、この抽選に参加する為にはバイナンスコインを50BNB以上保有している事が条件となっています。
実際この抽選への参加を目的にバイナンスコインを保有するユーザーも多いと見られています。

バイナンスコインのデメリット

バイナンスコイン(BNB)のデメリットとしてはどの様なものが挙げられるでしょうか。
主な項目としては

●国内の取引所では購入できない
●バイナンスの影響を受けやすい

と言った事が挙げられます。

国内の取引所では購入できない

バイナンスコイン(BNB)は日本国内の取引所では取扱いが無く、購入する事ができません。
購入したいと言う事であれば、原則としてはバイナンスに口座 (アカウント)を作成し、バイナンスの取引所で売買する事になります。
実際にはHitBTCなどバイナンス以外の取引所にも上場されており、そちらでも購入する事ができます。
但しバイナンスの取引所にあるウォレットに送金しないとバイナンスでの割引など多くのメリットを受け取れないので、やはりバイナンスで購入するのがお薦めとなります。

バイナンスの影響を受けやすい

バイナンスの影響を受けやすいと言うのも、やはり注意しておかなければいけないポイントです。
バイナンスはまぎれもない世界有数の仮想通貨取引所ですが、既に大きな試練を経験しています。
最大のものはやはり中国当局の規制強化の動きです。
取引所の閉鎖を指示する中国当局の規制を避ける形で、バイナンスは本拠地を香港からマルタへと移しています。
仮想通貨(暗号資産)の取引所はこうした規制を受けやすい存在でもあり、更にバイナンスは規模も大きく規制の標的にもされやすい一面があるのでこの点は気を付けておく必要があります。

今後の価格見通し

メリットの部分でも触れましたが、バイナンスは様々な形でバイナンスコイン(BNB)の価値を上げる仕組みを施しています。
その一環として、バイナンスでは定期的なバイナンスコイン(BNB) の買い戻しも実施しています。
バイナンスでは、毎四半期毎にバイナンス社が得た利益の20%相当のバイナンスコイン(BNB) を自ら買い戻して消滅(バーン)させる事になっています。
バイナンス社による買戻しは総発行量(2億BNB)の50%が買い戻されるまで実施され、買い戻したコインは全て消滅させるとの事です。
当然、総数が減ると希少性が上り、価格の上昇圧カになります。
バイナンスの取引所ユーザー、取引量の拡大もバイナンスコイン(BNB)の価格に大きな影響を与えます。
バイナンスは次々に新しい施策を打ち出してきており、今後も拡大していく可能性は充分にあります。
そうなれば自ずとバイナンスコインの価格も上昇をして行く筈です。
もちろん実際の取引は御自分の判断、自己責任でお願いします。

まとめ

バイナンスコイン(BNB)は、世界最大級の取引所バイナンスが発行するコイン(トークン)として、その地位を固めています。
取引所の独コイン(トークン)でありながら、名立たるメジャーコインを押しのけて存在感を放っています。
はっきりとした特典もある事から、バイナンスが確固たる地位を守っている限りはバイナンスコイン(BNB)も安泰です。
バイナンスでのICO案件、IEO案件が増えてくれば、今後益々バイナンスコイン(BNB) の価値も上がってくる関係にあります。
他のメジャーコインとはまた違った特性、存在感を持っているだけに、バイナンスコインに注目して追いかけてみるのも面白いと思いますよ。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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