ネムのスマートコントラクト
ネム(XEM)は、日本での人気が非常に高い仮想通貨(暗号資産)です。
ネム(XEM)には、通貨的な機能以外にも様々な作業を自動で処理する事ができるスマートコントラクトと言う機能が実装されています。
スマートコントラクト機能を持つ仮想通貨(暗号資産)としてはイーサリアム(ETH)が有名ですが、 ネム (XEM)のスマートコントラクトは、より扱いやすい機能になっています。
イーサリアム(ETH)の機能がオーダーメイドの仕様であるのに対して、 ネム (XEM)の機能はセミオーダー仕様と言った感じです。
トークンを発行できる
ネム(XEM)では、このスマートコントラクト機能の1つである「モザイク」と言う機能を使って、独自のトークンを発行する事ができます。
トークンの発行と言えば、やはりイーサリアム(ETH)の発行機能が有名ですが、 イーサリアム(ETH)の 場合はSolidityと言う難易度の高いプログラム言語が読めて、 尚且つブロックチェーンを理解しているエンジニアがいないと、正直 中々 トークンを発行する事は難雑しいのが実状です。
これに対しネム(XEM)では、モザイク機能を使えば、ブロックチェーン技術の知識どころか、コードすら書けない人でも難無くトークンを作成・発行する事ができます。
あなたが自分のオリジナルトークンを発行する事だってできるのです。
トークンを発行できる
ネム(XEM)では、このスマートコントラクト機能の1つである「モザイク」と言う機能を使って、独自のトークンを発行する事ができます。
トークンの発行と言えば、やはりイーサリアム(ETH)の発行機能が有名ですが、Solidityと言う難易度の高いプログラム言語が読めて、 尚且つブロックチェーンを理解しているエンジニアがいないと、正直トークンを発行する事は中々難雑しいのが実状です。
これに対しネム(XEM)では、モザイク機能を使えば、ブロックチェーン技術の知識どころか、コードすら書けない人でも難無くトークンを作成·発行する事ができます。
あなたが自分のトークンを発行する事だってできるのです。
徴収機能もある
更にネム(XEM)のモザイク機能で発行するトークンには「徴収」と言う機能を付ける事が可能です。
他の仮想通貨のトークン発行機能では余り見られない機能ですが、この機能を付けると、発行したトークンが広く流通した時には手数料収入や税金など一定の条件の元に費用を徴収する事が可能になります。
ちょっと夢の様な機能にも感じられますが 笑、 現実的に考えても、 トークンを使ったサービスの収益化(マネタイズ)の際には大きな武器になる機能です。
ネームスペースの取得が必要
ネム(XEM)にはモザイクとは別にネームスペースと言う機能が有ります。
ネームスペースとモザイクと言う、 2つの機能を合せて初めて独自のトークンが発行できます。
ネム(XEM)のトークンの事を調べて行くと、 しばしば「ネームスペースとモザイク」などと書かれているのは、2つの機能をセットにして発行する仕組みになっているからです。
専用のネームスペースを取得して置かないとモザイクでトークンを発行できない、と言った関係になります
ネームスペースとは
ネームスペースとはインターネットでいうドメインのようなものです。
インターネットの場合、 例えば angoushisan@gmail.comと言うメールアドレスがあったとすると、gmail.comの部分がドメインで、 angoushisanの部分がファイル名になりす。
ファイル名+ドメイン名=Dアドレス
と言う構造になっています。
これと同じ様に、 ネム(XEM)のトークン発行では、
ネームスペース+モザイク=トークン
と言う構造になります。
但し、ネム(XEM)の発行機能では、ドメインに相当するネームスペースが前に、ファイル名に相当するモザイク名が後ろの順番になります。
サブネームスペースも付けられます
ネームスペースはネムが展開するサイト「Nano Wallet」でレンタル取得する事ができます。
この時、既に他の誰かが取得しているネームスペースを取得する事はできません。
インターネットの場合、 ドメインにはサブ·ドメインを付ける事ができますが、ネムスペースでも同じ様にサブネームスペースを付ける事ができます。
ネームスペースにはサブのネームスペースを2つまで付ける事ができ、
(ネームスペース).. (サブネームスペース), (サブネームスペース)
とドットで繋げた形で最大3階層までを構成する事ができます。
サブネームスペースについては、他で存在している名前でも問題ありません。
ネームスペースの費用
ネームスペースは期間1年のレンタルで取得しますが、 毎年更新する事によって継続して使用する事ができます。
ネームスペースの取得費用は100XEM/年です。
あたサブネームスペースは1つに付き10XEM/年が掛かります。
1XEM=10円とすると、それぞれ1,000円と100円の費用が掛かる計算になります。
以前はレンタル料がもっと高かったのですが、 2017年8月に値下がりしています。
レンタル期間の問題
ネームスペースが1年のレンタル制と言う事で、 発行·配布したトークンが未更新(更新忘れ!?)によって全て消滅してしまう可能性もある事を意味しています。
この問題を解決する為に、開発コミュニティでは再定義可能な手数料、 有効期限の柔軟化などについて護論を進めています。
モザイクの発行
ネームスペースを取得すると、 今度はモザイクを発行する事ができます。
モザイクが発行されるとネームスペース+モザイクでトークンになります。
実際にはコロンで分けられて表示されるので
ネームスペース). (サブネームスペース): (モザイク名)
と言う表示になります。
モザイク発行にも10XEM/年の費用が掛かります。
モザイク作成はネームスペースと同じ様に「Nano Wallet」のサイトで取得する事ができます。
必要な登録項目は
●モザイク名
●パスワード
●初期供給量
●可分性
●譲渡許可の有無
●供給量変更の有無
●徴収の有無
となっています。
逆に言うとこれらを設定するだけで、自分だけのトークンを作る事が出来てしまうのです。
Nano Walletサイトでは、普通に日本語表記もされていますので言葉に困る心配もありません。
モザイク名
モザイク名は最大32文字迄の名前で設定できます。
またこの時、最大128文字迄で取得したモザイクの説明分を付ける事もできます。
説明文は日本語でも書く事もできます。
初期供給量
最初に何万枚、何億枚のコインを発行するかを自由に設定する事ができます。
ネムのシステムにはマイニングと信う作業が無いので、マイニングによる新規発行と言う設定はできません。
可分性
可分性と言うのはトークンの小数点以下の数量の有無を設定するものです。
モザイクトークンでは、小数点以下6桁迄で最低単位を設定する事が可能です。
徴収の有無
モザイク・トークンでは徴収の有無を設定する事ができます。
徴収有りに設定すると、発行したモザイク・トークンの取引に対して手数料を発生させる事ができます。
例えばあなたが発行したモザイク・トークンをAさんがBさんに送金すると、 予め設定しておいた所定の手数料がトークンまたはネム (XEM)であなたに支払われると言った仕組みが作れます。
徴収の設定では、 固定料金方式と送金料に応じて料金が決まる方式の2つのタイプから選ぶ事ができます。
まとめ
ネム(XEM)ではネームスペースとモザイクと言う機能を使って独自トークンを発行できると言う事がお分かり頂けたでしょうか。
しかも特別専門的な知識が必要な訳でもない、と言う事も理解して頂けたと思います。
この機能を使えば年間2,000円ほどの費用があれば、 あなただけのトークンを自由に発行する事ができます。
自分が生み出したトークンが、まかり間違って取引所に上場でもされたら、億万長者になってしまうかも、なんて夢も見る事ができますよ。
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