ASTR
Astar Network(ASTR)は2022年1月17日に公開されたばかりにも関わらず、いきなりOKExやHuobi Globalなどの大手暗号資産取引所に上場されて大きな注目を集める暗号資産(仮想通貨)です。
暗号資産の時価総額トップ10に名を連ねるポルカドット(Polkadot)系のプロジェクトであるAstar Networkで利用されるコインとして開発され大きな可能性を秘めています。
また渡辺創太氏という日本人開発者が立ち上げたプロジェクト/コインとしても注目されます。
今回は日本発の注目のコイン ASTRAを紹介します。
Astara Networkのプロジェクトについては別の記事を参照下さい。
■PJ名称 Astar Network
■通貨略号 ASTR
■PJ特性 DApps Hub
■開発会社 ステーク・テクノロジー社
■公式HP
Astar Network
Astar Networkは暗号資産(仮想通貨)の時価総額トップ10に名を連ねるポルカドット(Polkadot)でさまざまなアプリケーションを稼働させることを目的にしたプロジェクトです。
分散型のアプリケーション(DApps)の中継拠点になるということでDApps Hubと呼んでいます。
ポルカドットは多様なブロックチェーンを繋いで相互に運用して巨大なシステムに発展させようとするマルチチェーン・プロジェクトです。
実はポルカドットのメインチェーンはスマートコントラクト機能を殆ど持っておらず、スマートコントラクト機能を使ってアプリケーションを創るには独自チェーンを用意する必要があります。
この独自チェーンの部分を担おうと開発されたのがAstar Networkです。
ポルカドットのメインチェーンに接続できるブロックチェーンは最大100個までと設定されていますが、Astar Networkは2021年12月に行われたポルカドットのパラチェーン・オークションで接続する権利枠(スロット)を獲得しています。
ASTRのメリット
ASTRの特徴・メリットとしてはどのようなものが考えられるでしょうか。
主なものとしては以下の項目が挙げられます。
●アプリケーションがASTRの価格を押し上げる
●日本発のプロジェクト
●バイナンスやポルカドットも期待
アプリケーションがASTRの価格を押し上げる
Astar Networkはポルカドットでさまざまなサービスを展開するアプリケーションを開発するためのプラットフォームを提供するプロジェクトです。
ここから無数のアプリケーションが開発されポルカドットの発展を促進すればASTRの価値にも跳ね返る事になります。
その中から大ヒットアプリが生まれた時にはASTRが大きく上昇する可能性は高いと言えます。
日本発のプロジェクト
Astar Networkはステーク・テクノロジー社の渡辺創太CEOが立ち上げた日本発のプロジェクトです。
渡辺氏は内閣府の政策会議「Trusted Web推進協議会」のメンバーでもあり、日本のブロックチェーン業界が注目する人物の1人です。
渡辺氏はASTRトークンを日本で公開したいという思いを強く持っていたが法制度の問題でやむなく海外での公開に至った旨をツイッターで明らかにしています。
それでも日本発のプロジェクトという事で情報も捕まえやすく、将来的な国内取引所(交換会社)への上場も期待できるという点は大きなアドバンテージと言えます。
バイナンスやポルカドットも期待
Astar Networkのプロジェクトに際してステーク・テクノロジー社は2020年2月にバイナンスラボ(Binance Labs)やハッシュキーキャピタル(HashKey Capital)といった名だたる企業から総額2.5億円の資金調達に成功しています。
世界最大の暗号資産取引所バイナンスが組成したファンドであるバイナンスラボが投資の中心にいる事は大きな意味を持っています。
ステーク・テクノロジー社はポルカドットを開発しているWeb3財団(Web3 Foundation)からも6度に渡って公式支援プログラムの支援先に選ばれています。
バイナンスやポルカドットがAstar Networkを非常に重要なプロジェクトと位置づけている事はASTRにとって強力なアドバンテージと言えます。
ASTRのデメリット
ASTRの特徴・メリットとしてはどのようなものが考えられるでしょうか。
主なものとしては以下の項目が挙げられます。
●ポルカドット(DOT)の影響を受ける
●国内取引所での取扱いがない
●米株銘柄と表記が同じ
ポルカドット(DOT)の影響を受ける
Astar Networkがポルカドットに接続するプロジェクトである以上宿命でもありますが、ポルカドット(DOT)の価格が下落するとASTRトークンの価格も少なからず影響を受ける事になります。
将来的にはより独立性の強いブロックチェーンに発展していく可能性もありますが、現時点ではポルカドットの影響は避けられません。
国内取引所での取扱いがない
2022年1月時点でASTRトークンは国内の取引所(交換会社)での取扱いがありません。
どうしてもASTRを購入したいのであれば、海外の取引所に口座を開設して購入するといった手順が必要になります。
ただ海外に目を向けると、ASTRは公開間もないにも関わらず既にOKExやHoubi Globalといった大手取引所に上場を果たしています。
1月18日には大手取引所のクラーケン(Kraken)もASTRの上場を発表しました。
資金調達の経緯から考えれば最大手の取引所バイナンスへの上場も時間の問題と考えられます。
今後もASTRを上場する取引所は拡大すると予想されます。
米株銘柄と表記が同じ
これはデメリットというか注意点なのですが、米国株式のナスダック市場にアストラ・スペース(Astra Space Inc)という企業があります。
このアストラ・スペースのテッカ−(略号)がASTRトークンと同じ「ASTR」なのです。
テッカ−は同じですが、アストラ・スペースとASTRトークンには関連は無いので混同しない様に注意する必要があります。
今後の見通し
ASTRトークンはまだ公開されて間も無いコインです。
Astar Networkのプロジェクトもアプリケーションが開発されて本格的に稼働していくのはまだまだこれからです。
今後大きなインパクトを持つアプリケーションがAstar Networkを使って開発されればポルカドット(DOT)と共にASTRの価格も上昇する事になるでしょう。
もちろんそうなる可能性は十分にあります。
まとめ
ASTRトークンは2022年1月に本格的な稼働を開始した新しいコインでありながら、いきなり大手取引所に相次いで上場した期待のコインです。
Astar Networkが利用されて結果を出して行くのはこれからで、伸び代はたっぷりです。
日本発のプロジェクトのコインという事も合わせて注目・応援する要素がたくさん詰まっています。
投資対象としてもなかなか面白いです。
注目してみてはいかがでしょうか。
もちろん実際の投資は御自身の判断、自己責任でお願いします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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