NFTをヤフオクで取引可能になる⁉LINE×ヤフーが連携するNFTマーケット

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LVCがヤフーとの連携を発表

2021年7月27日、LINEの関連子会社であるLVCヤフーとNFT事業で連携することを発表し、今冬にもヤフオクでNFTアイテムが取引可能になる見込みであることを明らかにしました。
NFTについては既にLVCが「マーケットプレイスβ」を公開しており、NFT流通の更なる拡大を目指して動き出した形です。
LINEもヤフーも現在はZホールディングスとして経営統合されており、同グループのNFT分野への積極展開が注目されます。

NFTマーケットβ

LVC株式会社は日本での人気が高いLINEを展開するLINE株式会社の関連子会社で、仮想通貨取引所のLINE BITMAXを展開しています。
また取引所と連携した専用ウォレット「LINE BITMAXウォレット」を展開しており、ウォレット内のサービスとして「NFTマーケットβ」の提供を6月30日から開始しています。
NFTマーケットプレイスβでは手数料無しでNFTを取引することができます。
イーサリアム系のマーケットプレイスではNFTの取引時に送金手数料が掛かり、これが高騰してしばしば問題になっていますが、送金手数料も無料となっています。
LINEの独自ブロックチェーンであるLINE ブロックチェーンを使ってNFT化することで手数料の無料化を実現しています。
またマーケットプレイス内でのNFTの決済にはこれもLINEの独自コインであるリンク(LN)を使用します。
NFTマーケットプレイスβについては別の記事を参照下さい。

ヤフー株式会社

一方のヤフー株式会社は国内では圧倒的な知名度を誇るポータルサイト「Yahoo!JAPAN」を展開するネット企業です。
2019年11月にLINE株式会社と経営統合で合意し、両社共に持ち株会社Zホールディングスの傘下企業となりました。
そのヤフーが展開する日本最大級のネットオークションとネットフリーマケットのサービスが「ヤフオク!」です。
常時6000万点を超える品物が出品され、年間8,151億円もの取扱高(2018年実績)を誇る巨大なマーケットです。
そのヤフオクでNFTの出品や取引ができる様になるというのですから魅力的です。

LINEブロックチェーンのNFT

LVCはLINEグループが独自開発したブロックチェーン「LINEブロックチェーン」を使って
NFT事業を進めています。
NFTマーケットプレイスβではLINEブロックチェーンを使ってNFT化されたデジタルアートなどの資産が出品されており購入することができます。
NFTマーケットプレイスは夏にはβ版から正式版に移行し本格稼働する予定となっています。
マーケットプレイスで購入したNFTは、LINE BITMAX WalletでNFTを受け取ることができます。
そしてこの冬にはLINEブロックチェーン仕様のNFTをヤフオクに出品できる様になる見通しです。
例えばLVCのNFTマーケットプレイスで購入したNFTをヤフオクで売るということが簡単にできる様になります。
希少性が価格に繋がりやすいNFTのマーケットでは参加者が多いほど高く売れる可能性が高くなります。
NFTに投資するといったこともより容易になってくると考えられるのです。

コインチェックやGMOも進出

NFTの市場には仮想通貨取引所やSNS事業を持つ企業の参入が目立っています。
日本でも暗号資産交換業者のコインチェックが2021年3月にコインチェックNFT(β版)をオープンし、NFTのマーケットプレイス事業に進出しています。
コインチェックNFTでは人気ゲーム「Sandbox」のゲーム内の”土地”をNFTとして販売したり、アイドルグループ「SKE48」のトレーディングカードをNFT化して販売するなど独自の展開を見せています。
GMOコインを擁するGMOインターネットグループもNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」の開発を進めており、2021年8月にもβ版の運営を開始すると見られています。

インスタグラムも開発中

仮想通貨(暗号資産)関連の企業だけではありません。
2021年6月には世界的に浸透しているSNSであるインスタグラムがインスタ投稿をNFT化できる機能「Collectibles」の開発を進めていることが明らかになりました。
インスタ投稿を直ぐにNFT化し、そのまま販売できる様になるということで、投稿が収益をもたらすデジタル資産になる可能性を秘めています。
NFTはまさにネットビジネスがこぞって展開を目指す市場となっているのです。

まとめ

NFT市場は2021年に入っていきなり活気づき、デジタルアート作品に突然75億円の値が付いたり、Twitterのツイートが約3億円で落札されたりと狂乱気味の展開を見せたことで4月には市場は大きく縮小し、怪しいものの様な印象も抱かれる様になってしまいました。
但しその間にもNFTを取り巻く環境の整備は着実に進んでおり、ヤフオク!への展開もその1つです。
何億もの値が付くことだけがNFTの価値では無く、より多様なデジタル資産が簡単に流通することこそNFTの大きな役割と言えます。
LVCヤフーとの連携によってどんな市場が生まれるかに注目して行きたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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