COMPトークン(COMP)
Compoundは分散型金融(DeFi)の中で、特に仮想通貨(暗号資産)の貸付サービスに強みを持つプラットフォームです。
資産を担保に仮想通貨を貸付する「レンディング」は、仮想通貨投資に新たな投資手法をもたらすサービスとして大きな注目を集めています。
このレンディングの分野に於いて、CompoundはAaveと共に最大手のプラットフォームの座にあります。
COMPトークン(COMP)はCompoundが発行するコインです。
通貨記号はCOMP。2021年5月2日時点で4,451億円の時価総額を誇り、時価総額ランキングで39位に付けています。
■PJ名称 COMP
■通貨単位 COMP
■通貨価格 88,879円*
■時価総額 4,451億円*
■時価順位 39位*
■発行枚数 10,000,000枚
■公開時期 2020年6月
■PJ区分 レンディングプラットフォーム
■公式HP https://compound.finance/governance/comp
COMPトークン(COMP)の特長
COMPトークン(COMP)の特長、メリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては以下の項目があげられます。
●Compoundの利用で貰える
●Compoundの運営方針決定に投票できる
●ステーキングができる
Compoundの利用で貰える
2020年6月、Compoundは資金の貸し手と借り手の両方に双方にCOMPトークンを配布することを発表しました。
COMPトークンはCompoundのガバナンストークンとして発行され、コインとして売買も可能です。
COMPトークンの価格が上がれば利用者は思わぬ利益を手にすることになり、実際COMPの価格は大幅に上がりました。
Compoundの成功を受けて多くのDeFiプロジェクトがガバナンストークンを導入し、DeFi人気に火が付きました。
Compoundの運営方針決定に投票できる
分散型レンディングプラットフォームCompoundのガバナンストークンとして発行されたコインがCOMPトークン(COMP)です。
ガバナンストークンとは運営方式が投票によって決定される形式のプロジェクトの中で投票権を持つトークンのことです。
Compoundのシステムでは決められた手順(プロトコル)に沿って全ての取引が自動的に処理されますが、この手順を変更する際にはCOMP保有者の投票によってその可否が判断されます。
COMPトークン(COMP)の問題点
COMPトークン(COMP)の問題点、デメリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては以下の項目があげられます。
●類似コインとの競争
●国内の取引所で購入できない
類似コインとの競争
COMPトークン(COMP)の発行元であるCompoundは有力な(分散型の)レンディングプラットフォームですがAaveという強力な競争相手を抱えています。
レンディングのユーザーは金利の僅かな差にも敏感な人が多いのでAaveや後発のプラットフォームに顧客を奪われてしまうリスクが常にあります。
Compoundの人気が低下するとCOMPトークン(COMP)も少なからず影響を受けるリスクがあります。
国内の取引所で購入できない
COMPトークン(COMP)は日本国内の仮想通貨取引所には上場されておらず、購入することができません。
どうしてもCOMPを購入したいということであれば、海外の取引所に口座(アカウント)を作成して購入する必要があります。
2021年5月時点でCOMPを購入できる主な海外取引所は以下の通りです。
・Binance
・Coinbase Pro
・Huobi Grobal
価格の見通し
2021年5月2日現在、COMPトークン(COMP)の価格は88,879円を付けています。
COMPの総発行枚数は1,000万枚となっています。
ビットコイン(2,100万枚)よりも発行枚数の少ないコインはそれほど多くは無く、Aaveトークン(1,600万枚)より更に少ない枚数です。
希少性が出やすいコインだとは言えると思います。
プロジェクトの進捗も良いので現在の価格から更に上がる可能性は十分にあります。
まとめ
COMPトークン(COMP)はDeFiブームの先駆けとも言えるコインで、UniswapのUNIトークンとともに象徴的な存在となっています。
発行枚数が少ない点も希少性という意味では魅力です。
DeFi分野もまだまだ始まったばかりで市場の成長性は十分にあります。
CompoundとCOMPトークン、面白いことになるかも知れませんよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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