世界的な仮想通貨取引所
バイナンス(Binance)は、仮想通貨取引所のランキングで1位*を獲得し、圧倒的な知名度を誇る世界的な仮想通貨取引所です。
日本の取引所とは比較にならないほど多くのコインが上場されていて自由に売買できる他、
独自のサービスを次々と打ち出して高い支持を得ています。
一応日本在住者向にはサービスを展開していないことになっていますが、日本人にも人気の高い取引所といえます。
今回はバイナンスのアカウント(口座)開設について解説します。
バイナンスの概要については別の記事を参照下さい。
*2021.03.23. CoinmarketCap 仮想通貨スポット取引所ランキングデータによる
日本人は利用できない!?
日本の金融庁は海外の有力な取引所に対して日本在住者への営業活動をしないよう要請のメッセージを送っています。
金融庁の姿勢を受けてバイナンスでも2020年1月16日にはアカウント会員向けのサイトページで「バイナンスをご利用の日本居住のお客様へのご案内」というメッセージを発信し、以後日本居住者について取引を段階的に制限する予定とました。
具体的な詳細内容については明示されていませんが、公式サイトから日本語の表記も一時なくなるなどの変化は見られました。
現実にはアカウントの開設は可能ですが、今後金融庁の規制が厳格化された場合に日本在住者がアカウントを維持できなくなる可能性が無いわけではありません。
その点は御自分の判断、自己責任で行動して下さい。
アカウント開設
バイナンスのアカウント開設は余り難しくはありません。
バイナンスのアカウントはメールアドレスか電話番号のどちらかで開設することができます。
ここではメールアドレスで登録する方法を紹介します。
バイナンスの登録サイトにアクセスします。
無料アカウント作成画面が表示されます。
『メール』『モバイル』とタブが並んでいるので『メール』の下に黄色いアンダーラインが出ていればその画面でOKです。
『モバイル』の方にアンダーラインが出ていたら『メール』をクリックして下さい。
記入欄の「メール」にはメールアドレスを入力します。
メールアドレスはgmailなどのフリーアドレスでも問題ありません。
「パスワード」には自分で決めた任意のパスワードを入力して下さい。
またパスワードはログイン時に必要なので忘れないようにメモなどして残しておくことが重要です。
「招待ID」は数字が表示されていればそのまま使えますし、無ければ管理人のコード【35406287】を入力して貰っても大丈夫です。
もし人の招待IDを使うのがイヤということであれば、この欄を空欄にしても通ります。
各欄の記入が終わったら、
□利用規約を読み、同意しました(バイナンス規約)
に☑が入ってることを確認して【アカウント作成】をクリックします。
チェックが入っていなければ□にチェック☑を入れて【アカウント作成】をクリックします。
確認メールが届きます
必要事項を記入して【アカウント作成】をクリックすると、登録したメールアドレス宛に
[Binance]Confirm Your Registration
といったタイトルのメールが送られています。
英語のタイトルで構えてしまうかも知れませんがConfirm Your Registrationは「登録を確認する」ということなので心配はありません。
gmailであれば翻訳もボタン1つでできます。
メールの中にある【Eメールを確認します】ボタンをクリックするとサイトに飛んで確認が完了します。
これでアカウントの登録は完了です。
2BTCまで出金が可能に
一般的に国内を問わず、仮想通貨取引所では取引を行うためにはKYC(本人確認)を求められます。
具体的には国籍や氏名などの登録に加えて、パスポートや運転免許証などの本人確認書類の提出などが必要になるケースが多いです。
これに対しバイナンスではアカウントを開設すれば1日(24時間)に2BTC相当までの出金が可能です。
殆どの人にとっては十分な出金枠ですよね。
但し本人確認を行えば1日に100BTC相当までの出金が可能になります。
もっともバイナンスは現在でも日本人向けのサービス提供は行っていないことになっているので本人確認が必要かどうかは非常に微妙です。
入金はビットコインで?
アカウントを開設できたら資金の入金です。
海外の取引所では一般的に日本円を入金して仮想通貨(暗号資産)を購入することができません。
実はバイナンスではクレジットカードで仮想通貨を購入することもできる(VISAのみ)のですが、カード手数料も高めなので余りお薦めではありません。
多くの場合は日本の仮想通貨取引所(交換会社)でビットコインなどを入手して、それをバイナンスの口座のウォレットに送金して利用します。
バイナンスではビットコイン(BTC)とバイナンスコイン(BNB)が基軸通貨となっています。
どちらかのコインがあれば、バイナンスで扱う殆どのコインを購入することができますし、バイナンスコインなら手数料の割引も受けられます。
またイーサリアム(ETH)やテザー(USDT)も実質的に準基軸通貨として機能しています。
ただバイナンスコインやテザーは日本の取引所に上場していないので、ビットコインやイーサリアムを購入してバイナンスに送金するというのが代表的な方法になります。
サイトは日本語表記にできる
バイナンスの公式サイトは一時日本語表記を止めていましたが、現在は日本語対応を再開しています。
サイトが英語表記の場合は画面右上の【English】をクリックすると言語の一覧が出てくるので【日本語】を選択すると日本語表記に変わります。
殆どのページを日本語表記にできるのでありがたいですね。
英語や日本語の他にも中国語、韓国語、スペイン語など数多くの言語に対応可能です。
まとめ
海外取引所への口座(アカウント)開設はなかなかハードルが高く、取っつきにくいものですが、そんな中でバイナンスは比較的分かりやすくくアカウントを開設しやすい取引所と言えます。
日本の取引所には無いコインやサービスも豊富にあるので選択肢が拡がることは間違いありません。
但し日本の金融庁は日本在住者へのサービス提供を認めてはいませんし、取引所側が何時サービス提供を制限するかもわかりません。
そうしたリスクが有ることは理解した上で、くれぐれも御自分の判断、自己責任でお願いします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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