JAPAN Blockchain Conference 2018 レポート

カンファレンス
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日本最大級のブロックチェーンカンファレンス

※本頁は2018.06.30.の別サイトで書いていた記事を移設、改訂したものです。
2018年6月26日と27日、 東京国際フォーラムのEホールを舞台に、2日間に渡って日本最大級のブロックチェーンカンファレンス『JAPAN Brockchain Conference(JBC)-Tokyo Round 2018』が開催されました。
一般社団法人グローバルブロックチェーン協議会が主催し、経済産業省外務省が協賛に付くと言う官民を挙げたイベントとなります。

●名称 JAPAN Brockchain Conference (JBC)-Tokyo Round 2018
●日時 2018年6月26日 (火)-27日(水) 9時~18時
●会場 東京国際フォーラムホールE(1)+ (2)
●主催 一般社団法人グローバルブロックチェーン協議会
●後援 経済産業省・外務省
●料金 VIPパス50, 000円 (50OUSD)
    事前登録: 1日券3, 000円 (30USD)-2日券5, 000円 (50USD)
    当日券 :1日券4, 000円(40USD)

※本頁は2018.06.30.の別サイトで書いていた記事を移設、改訂したものです。

東京国際フォーラムでの開催

イベントの開催経験の有る方は良く御存じだと思いますが、会場となった東京国際フォーラムEホールは、会場使用料が非常に高い事で有名なホールです。
東京国際フォーラムはJR有楽町駅の直ぐ隣、東京駅からも直接歩いてでも行けると言う別格の立地なので使用料が高いのも当然なのかも知れませんが、JBCでは、E1ホール、E2ホールの全面(5,000 ㎡)で2日間に渡ってカンファレンスを開催しました。
と言ってもイメージが湧きにくいと思いますので、代表的なコンベンション施設と比較すると

●東京国際フォーラム
  Eホール 5,000m 7,560,000-
● 東京ビックサイト
  西3ホール 4,680㎡1911,600-
  西4ホール 6,840mi 2,797,200-
●幕張メッセ
  展示ホール 6,780m 2,256,680-

となっています (各施設公式HPより)。

附帯料金や面積積が違うので単純比較はできませんが、東京国際フォーラムのEホールは、面積が近い東京ビックサイト(西3ホール)の4倍近い料金です。
会場の使用料は基本料金だけで1日756万円にもなります。
これに電気代やネット環境整備費用などの諸経費が掛かり、会場の設置費用、撤収費用なども別に掛かります。
東京国際フォーラムでのイベントと言うのはそれだけでも凄い事なのです。

ブロックチェーンビジネスにお金が流れ込んでいる

また同じ週の金曜日、 6月29日には『Block Co. Tokyo2018-Advance THE future of Blockchain』と言うブロックチェーンイベントが東京・お台場で開催されました。
こちらも会場はヒルトン東京の大会議室(1,200人収容)と言う豪華な内容です。
まだまだ知名度の低いブロックチェーンのビジネスが、相次いでこうした大きなイベントを開催する様になっています。
仮想通貨(暗号資産)、ブロックチェーンのビジネスに資金が流れ込んでいる状況が関連イベントの開催会場を見るだけでも容易に推測できます。

VIPチケットは50,000円!!

JBCの入場料は、会場を自由に見て回れる「エキスポパス」が1日券で3,000円2日間通し券で5, 000円です (事前登録の場合)。
事前登録なしの当日券だと、1日券のみで4,000円と言う料金設定でした。
一般的なチケットとは別に、VIPチケットも売り出されていました。
VIPチケットは2日間の入場と専用ロビー室に加えてアフターパーティへの参加権が付いて、実に50, 000円と言う金額設定でした。
最近のカンファレンスではアフターパーティや交流会への参加権が付いた高額なVIPチケットを売り出すケースが多いです。
業界の有名ゲスト達と交流するチャンスの有るVIPチケットは人気が高く、JBCでもVIPチケットは早々に売り切れていました。
因みに前述の『Block Cot Tokyo2018 』の方は、一般チケットが30,000円VIPチケットは50, 000円と言う、とても強気な料金設定でした。

入場はフェスみたいです

JBCへの入場は、初日の午前中はかなりの列が出来たとの事ですが、二日目のお昼ともなると長い時間並ぶ事も無く、比較的すんなり入場する事ができました。
会場の受付でスタッフの方にチケットを渡すと腕に紙製のリストバンドを付けてくれる、ロックフェスなどではお馴染みのスタイルでの入場です。
会場内には仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンに関連する事業の展示ブースがたくさん出展されていて、とても活気が有りました。
とは言え、会場が広い事も有って酷い混雑などは無く、ストレスなく回れるレベルの人口密度だったので、終始快適でした。
ビックサイトなどで年中開催されている経済カンファレンスや投資イベントなどと比べると、何といっても参加者やブーススタッフの年齢層が若いです。
一般的な企業向けのイベントだと、中高年以上のスタッフのグループと、若手社員やコンパニオンなどのグループの二層構造になっている事が多いですが、今回の会場は若いスタッフが普通にブースを仕切っていたりして新しいビジネスである事を意識させる空気間を醸し出していました。
外国人比率が高いのも特徴で、ブースのスタッフのほぼ半分近くが外国の方と言う印象でした。
中国系の方も目立ちましたが、欧米系や東南アジア系、インド系の方など、非常に多彩な顔ぶれとなっていました。

充実の講演プログラム

今回のJBCで非常に充実していたのが講演プログラムです。
ホール内にA、 B、C会場と3つの講演会場が用意され、2日間びっしりと講演スケジュールが埋められていました。
しかも講演に登壇するスピーカーの顔ぶれが本当に豪華そのもので、業界の重要人物が一同に集まったと言う事自体にJBCの開催価値を充分に感じられる程のものでした。
そうした人達の話を自由に講演会場に入って直接聞く事ができると言うのは、素直に素晴らしい機会だと思います。
その中でも注目されたスピーカー(講演者)の方を何人か挙げておきます。

北尾吉孝 SBIホールディングス㈱代表取締役社長

ネット金融業を中心とした一大企業グループ「SBIグループ」のトップで有り、日本の金融業界の重要人物です。
ネット銀行を始めとした日本のネット金融事業をリードしてきた先駆者的存在でもあります。
そもそも北尾氏は、企業経営者しても大変著名な方なので、JBCへの登壇に驚いた人も多いと思います。
北尾氏は仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンビジネスについても深い知識を持たれていて、投資も積極的に行なっています。
数十億円単位の投資をしてマイニング事業にも本格的に乗り出しています。
2018年には仮想通貨交換業者「SBIバーチャルカレンシーズ」の運営始めています。
同社について、北尾氏は「直ぐに仮想通貨交換会社のトップになる」と豪語しています。
今迄銀行、証券取引、FXの分野でも無名な後発会社からトップグループへと成長させた実績を持つだけに、冗談とは思えません。
仮想通貨(暗号資産)の業界でも、 その言動が常に注目を集める人物です。

ロジャー・バー bitcoin.com CEO

ロジャーバー(Roger Ver)氏「ビットコインジーザス(ビットコインの教祖)」とまで呼ばれている仮想通貨(暗号資産)業界の重要人物です。
ビットコイン関連のスタートアップ事業に早くから投資をして成功を収めた投資家として知られ、現在はビットコインやビットコインキャッシュ関連のサービスを提供する会社Bitcoin.comのCEOを務めています。
早くから仮想通貨の可能性に気付き、仮想通貨(暗号資産)を世に広める積極的な活動によって大きな貢献を果たしました。
バー氏の発言やツイートは時に相場を大きく動かす程の影響力があります。
※今回はVTR映像での登場となりました。

チャールズホスキンソン(元イーサリアム開発者)

チャールズ・ホスキンソン氏ヴィタリック・ブテリン氏らと共に暗号資産(仮想通貨)「イーサリアム」を開発した数学者です。
イーサリアムの後も、今では有カコインの1つになった「カルダノ」などを開発し、仮想通貨(暗号資産)の世界に多大きな影響を与え続けています。
どう計算しても、とんでもないレベルのお金持ちな筈ですが、気さくなおじさんと言う雰囲気を持つ魅力的な方です。
彼をお目当てに来ていた方も大勢いたようです。

続々登場する大物スピーカー達

この他にもサム・リー(イーサリアム中国共同責任者)トニー・レーン・キャサリー (コインテレグラフ共同設立者)など、 業界の人が聞けばえっと驚く様なビックネームが続々と登壇していきます。
正直、この人達を一体どうやって招待したんだろうと不思議に思う程の顔ぶれです。

ブースではエアドロップも

カンファレンスでは講演プログラムに負けない位にブースエリアも充実していました。
「KIZUNA」「PATRON」など多くのブースではコイン(トークン)のエアドロップも盛んに実施されていました。
これを目的に来場した人も多かった様です。

エアドロップは、無料でコイン(トークン)を配布する、一種のキャンペーンです。
まだ殆ど価値が定まっていないコイン(トークン)が対象になる事が多いですが、これから仮想通貨(暗号資産)と認められて、将来的に価格が跳ね上がるかも知れないコイン(トークン)を、 無料で獲得できると言う事で、エアドロップは非常に人気があります。
一般的なエアドロップでは、テレグラム (SNSの一つです)やtwitterでの登録や場合によっては本人確認が必要になったりもするのですが、今回の会場ではLINEの友達登録アプリ登録が条件と言うブースが主流でした。
ブースで登録をしてくれた人にゲームなどをして貰い、ゲームの結果に応じて200coinを贈呈、と言った形で配布される所が多かったです。

LINEありき

エアドロップもそうですが、今回のJBCのイベントでは、LINEを使った仕掛けが目立ちました。
JBCに限らず、最近のブロックチェーン関連のイベントでは、多くが「LINEありき」で回っていると印象像があります。
コードの読み取りも、会員登録も、メールアドレスの登録や紙のアンケートなどでは無く、基本的にLINEの友達登録twitter連携で済ませてしまいます。
LINEに慣れている人には断然この方が楽なのですが、一般の投資イベントとはこの点は全く異なります。
普段余りLINEをやらない方は注意が必要かも知れません。
JBCの運営が実施しているスタンプラリーも、LINEへの登録を前提に仕組みが作られていました。
LINEはコミュニケーションツールとしては、もはや中心では無くなっている様にも感じますが、逆にビジネスツールとしては今後定着して行くのかなと感じます。

まとめ

カンファレンスは情報が多く、発見もある有意義な場所です。
ですが、一般の投資イベントなどとは違って、JBC会場のブースでは、 企業の実績や経歴の説明などは殆ど無く、現在提供しているサービス、あるいはこれから提供しようとしているサービスや技術に特化してアピールしている所が多いです。
とても魅力的な事業が有る一方で、事業の裏付に乏しく、 アイデアが案外ありきたりなものも少なくありません。
投資の対象として考えるのであれば、しっかり調べて吟味する必要が有ると言うのが率直な感想です。
とは言っても、こうした中から革新的なビジネスが出てくる可能性が高いのも事実です。
しっかり中身を見て良いものを探していけば、とんでもない財宝に巡り合う事ができるかも知れませんね。

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