1ヶ月に渡る展示イベント
東京・銀座で2021年12月10日から約1ヶ月に渡ってNFTの今と未来を体験できる展示イベント「NFT WEEKS TOKYO」が開催されています。
ほぼ日替わりで展示が変わり、NFT作品を軸にした企画が用意されています。
この会場に作品を展示する権利をNFT化するなど新しい試みにも挑んでおり、NFT業界とアート業界の両方に影響を与え得るイベントと言えます。
日本のアートNFTの現在地を体感できると考え、会場を訪れてみました。
NFT WEEKS TOKYO
『NFT WEEKS TOKYO』は2021年12月10日から年末年始のお休みを挟んで2022年1月11日迄、およそ1カ月に渡って開催されている展示イベントです。
国内外のNFT有識者やプロジェクトによるコンテンツを続々と展開します。
通常の展示イベントは初日から最終日まで同じ企画で同じ作品を展示しますが、NFT WEEKS TOKYOでは1日、あるいは2日で企画が変わり作品も入れ替わります。
■企画名称 NFT WEEKS TOKYO
■開催期間
2021年12月10日〜2022年1月11日
※12月28日〜1月3日は休み
■開催会場
シンクロアート ギャラリー 銀座店
■会場所在
中央区銀座6-9-14 方圓ビル1階
■主催
Coin Post社、EDLEAD社
■協力
日本モノバンドル株式会社、株式会社グラコネ
Coin PostとEDLEADの共催
NFT WEEKS TOKYOはCoin Post社とEDLEAD社の共催という形で開催されています。
CoinPostさんは、2017年に運営を開始した日本最大級の暗号資産とブロックチェーンの総合情報メディアサイトです。
暗号資産(仮想通貨)やNFTの情報をCoin Postさんから入手している人も多いかと思います。
一方のEDLEADさんは国際的な映像製作会社として知られている会社です。
VR分野などに最先端の技術を持つ映像製作スタジオ『NOMA』を傘下に抱えています。
ブロックチェーンメディアと映像の先端企業がNFTの基に手を組んだのがNFT WEEKS TOKYOになります。
協力会社には日本モノバンドル株式会社と株式会社グラコネが名を連ねています。
銀座のギャラリーでNFT
銀座はハイ・ブランドの店舗が立ち並ぶファッションな街として知られていますが、国内最大の画廊街でもあります。
格式ある画廊も多く銀座ギャラリーズという団体もあります。
そんな伝統ある街でNFTの様な既存の価値観を壊しかねないアート作品が入っていけるのかという疑念がありましたが、思いの外早くNFTは銀座に旗を立てる事になりました。
会場となったシンクロアート ギャラリー銀座店(SynchroArt)は銀座SIXからほど近い場所にある新しいアートギャラリーです。
一般財団法人全世界シンクロ・アート財団が運営しています。
時に足を踏み入れにくい感もある旧来的な画廊とは一線を隠し、ガラス張りで開放的なギャラリーとなっています。
今回のNFTイベント以前から新しいアート作品を積極的に紹介してきています。
スケジュール
前述した様にNFT WEEKS TOKYOでは1日または2日毎に企画が変わり、展示作品も入れ替わります。
主催側から発表された展示スケジュールは以下の様になっています。
●2021年12月:
・10日(金):メディアDAY/オープニングセレモニー
・11日(土):Metaani
・12日(日):Metaani
・13日(月):double jump. tokyo
・14日(火):double jump. tokyo
・15日(水):Kevin Abosch
・16日(木):Kevin Abosch
・17日(金):グラコネ
・18日(土):ZestBloom
・19日(日):Polygon
・20日(月):VEVE /ECOMI
・21日(火):VEVE /ECOMI
・22日(水):GOZ (郷津 春奈)
・23日(木):GOZ (郷津 春奈)
・24日(金):Polka Fantasy
・25日(土):Polka Fantasy
・26日(日):Parallel
・27日(月):THE RHETORIC STAR
●2022年1月
・03日(月):みんなのNFT銀座個展
・04日(火):THE RHETORIC STAR
・05日(水):新企画準備中
・06日(木):RIZIN FC x IOSTxNFT-Japan 共同出展
・07日(金):SBI NFT
・08日(土):COMING SOON
・09日(日):COMING SOON
・10日(月):COMING SOON
・11日(火):Unicask
NFTを展示する権利のNFT⁉
1月3日には「みんなのNFT銀座個展」と題した企画が催されました。
一般公募を実施し、応募のあった作品の中から審査で選ばれた12名の作品を展示するという企画です。
一般的にアーティスト、特に絵画系のアーティストにとって銀座の画廊に作品を展示する事は大きな目標ですが、それがいきなり叶うという魅力ある企画です。
またNFT作品を1月5日の会場に展示する権利をNFTとして販売するという企画も実施されました。
NFTは2021年12月27日〜2022年1月2日迄オークションで入札を受け付け、落札者は1月5日に作品をギャラリーに展示することができます。
アーティストはもちろんですが、NFT作品を所有する人が自分の作品を公開する場としても利用できるとても面白い企画です。
まとめ
NFT WEEKS TOKYOは一般の人もアートNFTを体験できる開かれたイベントです。
シンクロアート ギャラリー銀座店は決して広大な会場ではありませんが、日本のNFT、特にアート市場のNFTにとっては大きな一歩を記したのかも知れません。
ここからどの様にNFTが波及して行くか楽しみですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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