NFTを簡単に作成する方法(スマート・トークン・ツール(SMT)編)

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NFTを作成する

NFTというワードを目にする機会が確実に増えてきています。
NFTを自分で作成できたらいいなあと思う人も少なからずいると思います。
そこで本サイト「コイン資産倶楽部」では、初めての人でもNFTを作成できる様に手順を紹介しています。
一般的にはオープンシー(Opensea)というNFT市場のサービスを使う方法を紹介する事が多いですが、今回は日本のサービスであるスマート・トークン・ツール(SMT)を利用した作成方法を紹介します。
オープンシーを使ったNFT作成方法については対象記事を参照願います。

スマート・トークン・ツール(SMT)

スマート・トークン・ツール(SMart Token tool/SMT)は日本のブロックチェーン企業である株式会社アトノイが2022年11月に提供を開始したNFT作成ツールです。
誰もが簡単かつスピーディにNFTを作成できるサービスを目指しています。
技術的にはソラナ(Solana)のブロックチェーンを使ったNFTを作成料は無料で作成する事ができます。
(※但しソラナ・ブロックチェーンのネットワーク手数料(ガス代)として少額の費用が発生します)

スマート・トークン・ツール(SMT)を使ってNFTを作成するには以下のものが必要になります。

●NFTにする素材
●ファントム・ウォレット(PhantomWallet)
●送金手数料(SOL)

NFTにしたい画像

NFTを作るにはNFTにする素材が必要です。
技術的にはデジタルデータに変えられるものは何でもNFTにする事ができるのですが、一般的にはデジタルの絵画や写真、動画などが素材になります。
動画は預ける側の規定があるので余り容量のものは作成できない事が多いです。
スマート・トークン・ツールではMBまでの動画で作成が可能です。
この他、以下のフォーマットに対応しています。

ファントム・ウォレット(PhantomWallet)

NFTや暗号資産に馴染みがない方に解りにくいのがウォレットだと思います。
ウォレットは暗号資産のインターネット上の「お財布」で、暗号資産やNFTはこのウォレットに保管します。
(ネット上では無いウォレットもありますが、原理は同じで使うときにはネットに接続します)
暗号資産の取引所で口座を作った時にも実はウォレットが割り当てられています。
但し取引所にあるウォレットには制約があり、今回の様なNFTの作成に利用する事はできません。
NFTの作成には独立系ウォレットといわれるウォレットを用意する必要があります。
スマート・トークン・ツールではファントム・ウォレット(PhantomWallet)というウォレットを推奨しています。
ファントム・ウォレットはソラナ・ブロックチェーンに対応した独立系ウォレットです。
ファントム・ウォレットは無料で簡単に手に入れる事ができます。

送金手数料

ブロックチェーンを使ったサービスを利用する場合はネットワーク使用料(ガス代)として少額の暗号資産が必要になる場合が殆どです。
イーサリアムのブロックチェーンであればイーサ(ETH)、ソラナのブロックチェーンであればソル(SOL)といった具合に使用するブロックチェーンによって必要な暗号資産も決まってきます。
この送金手数料用に暗号資産をウォレットに入れておくというのが慣れない人にとっては非常にハードルが高いかも知れません。
スマート・トークン・ツールではソラナ・トークン(SOL)が必要になります。
最大でも数十円の水準ですがファントム・ウォレットにSOLを入れておく必要があります。
手間ではあります。

ファントム・ウォレットを入手する

ファントム・ウォレットは無料で簡単に手に入れる事ができます。
但しパソコンにインストールする場合は1つ注意点があります。
す。
パソコンの場合はインターネット(正確にはOS)をCromeで立ち上げて下さい。
インターネット・エクスプローラーやEdgeなどだと上手く操作ができなかったり、複雑になったりします。
Chromeでインターネットを立ち上げたら、ファントム・ウォレットのサイトにアクセスします。

Download Phantom • Phantom
Download Phantom for Chrome, Brave, FireFox, iOS, or Android

Chromeの拡張機能にファントム・ウォレットが登録されます。
右上のハンマーマークをクリックして出てきたメニューにおばけの様なアイコンがあればOKです。

ソラナ(SOL)の入手

ファントム・ウォレットが入手できたらこちらに暗号資産のソラナ(SOL)を入れる必要があります。
金額的には少ない額で良いのですが、まずSOLを入手するのが面倒ではありますね。
日本国内の販売所(交換会社)でソラナ(SOL)を扱っているのはGMOコインとSBI VCトレードです。
以前はFTX Japanでも扱っていたのですが現在は業務停止中です。
GMOコインやSBI VCトレードに口座を開設してソラナ(SOL)を購入するのが最初のステップになります。
GMOコインでの口座開設については対象の記事を参照下さい。

SOLの送金

GMOコインやSBI VCトレードでソラナ(SOL)を入手したら、自分のファントム・ウォレットにソラナ(SOL)を送ります。
NFT作成時に必要になるネットワーク使用料(ガス代)は直近の実績で0.012SOL程度(約18円)ですが、今後の利用や料金の変動なども考えて0.1SOLも入れておけば安心かと思います。
20221224時点のレートで150円相当になります。
送金はGMOコインの口座からファントム・ウォレットのアドレス宛にソラナを何SOL送金と指定して行います。
この辺りの作業は対象の記事も参照下さい。

NFT作成の手順

ファントム・ウォレットにソラナ(SOL)を入金したら準備完了。
いよいよNFTの作成に掛かります。
NFT作成の手順としては以下の通りです。

●スマート・トークン・ツール(SMT)にアクセスする
●ファントム・ウォレットを接続する
●必要情報を入力する

スマート・トークン・ツール(SMT)にアクセスする

スマート・トークン・ツール(SMT)のサイトにアクセスします。
この場合もChromeブラウザでサイトを開く事が大切です。
SMTのサイトは英語表記ですが、Chromeブラウザでは画面上で右クリックして出てきたメニューから(日本語に変換する)をクリックすると日本語表記にできます。

ファントム・ウォレットを接続する

スマート・トークン・ツール(SMT)のサイトにアクセスできたら、サイトにファントム・ウォレトを接続します。
サイトページの下の方にある「利用規約に同意する(I agree to SMTterms & conditions)」のチェックボックスに☑を入れてから【Getting Start】ボタンを押します。

少し待つとファントム・ウォレットが立ち上がってポップアップ画面(小さめの別画面)が表示されます。
パスワードを聞かれた場合は設定したパスワードを入力します。
表示されたポップアップ画面の【接続】ボタンをクリックします。
ファントム・ウォレットが接続されてスマート・トークン・ツール(SMT)側の画面がNFTという画面に変わります。

必要情報を入力する

スマート・トークン・ツール(SMT)の画面でNFTの発行に必要な情報を入力します。
NFT素材もこの画面でアップロードします。
各項目の内容は以下の通りです。

ネットワーククラスタを選択します/Select your using network cluster

最初の項目「Select your using network cluster」はソラナ・ブロックチェーンの中のどのタイプを使うか選んで下さいという意味です。
ここは一番上の「Mainnet-beta」を選択して◯に✓を入れて下さい。

NFT名を入力/Input NFT Name

作成するNFTの名前を入力します。
日本語で10文字、英語なら32文字程度の入力が可能です。

入力記号/Input Symbol

NFTの所属を表す略号を考えて登録します。
暗号資産のビットコインをBTCと表す事をイメージすると解りやすいかも知れません。
日本語だと3文字程度、英語は10文字の入力が可能です。

入力の説明/Input Descrption

NFTを説明する欄になります。
日本語なら約1,000文字入力できます。

画像のアップロード/Image Upload

NFTの素材を登録します。
png、jpgなどの形式で容量が10MB以下のサイズのデータが登録可能です。
【CHOOSE IMAGE】ボタンを押すとファイルを選ぶ画面がでてきますので、NFTを作成するデータを選んで【開く】を押せばアップされます。

Optional+以下にも入力する項目はあるのですが、ここまでを入力すればNFTは作成できます。

Optional

スマート・トークン・ツール(SMT)では【オプション/Optional】欄に登録する事によってNFTにいくつかの設定をする事ができます。
オプション設定をしたい場合は【オプション/Optional】ボタンを押します。
オプション設定入力用の画面が表示されます。

入力が完了したら画面の下にある【確認/Confirm】ボタンを押します。

少し待つとファントム・ウォレットと連携され作成がスタートします。
NFT発行時にソラナ・ブロックチェーンのネットワーク使用料として掛かる費用の支払いについて聞いてきますので【承認】ボタンを押す。
NFTの発行が成功すると「Congratulation」と表示されます。
通常は十数秒程度でNFTの発行が完了します。

NFTを確認する

作成したNFTを確認します。
画面右上にあるハンマーの様なアイコンをクリックします。
メニュー画面が下に降りてくるのでPhantomを選択します。
ファントム・ウォレットが表示されます。
表示画面にある■■マークを押します。
所有コレクティブという画面に変わります。
表示画面の中に作成したNFTの画像が表示されていればNFTの作成完了です。

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