観光に特化したデジタル通貨「ルーラコイン」が勢力を拡大中!その戦略を解説

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観光に特化したコイン

観光に特化した地域デジタル通貨「ルーラコイン」が続々と提携エリアを増やして勢力を拡大しています。
更にはルーラコインを発行している株式会社ルーラが新たなコインのトークンセールをIEOという形で行なうことを発表して注目を集めています。
ルーラ(RULAL)という名称にピンと来る方もいるかと思いますが、旅を楽しくするプロジェクトが全国各地を巻き込んで進められています。
今回はそんな明確な目的を持つプロジェクトが発行する観光特化型の地域デジタル通貨・ルーラコインを紹介します。

ルーラコイン

ルーラコイン(Rural coin)は全国各地の観光地や温泉地で使える事を目指す、日本初の観光に特化した地域デジタル通貨です。
自分のスマートフォンにルーラコインをチャージして、加盟店でのお買い物や支払いに使う事ができます。
そこにルーラコインならではのメリットや特典を付与する事で既存のカード決済やQR決済にはない独自性・存在感を確立しようとしています。

■通貨名称 ルーラコイン
■英語表記 RULAL coin
■発行母体 株式会社ルーラ
■チェーン Polygon(Matic)

株式会社ルーラ

ルーラコインを発行する株式会社ルーラは2021年に設立された新しい会社です。
ルーラ(RULAL)という名前が某超人気ゲームに出てくる呪文を想像させますね。
地域デジタル通貨事業、暗号資産発行事業の他、キャラクターコンテンツの企画や運営にも強みを持っており、ルーラコインはその両面を融合させたプロジェクトとも言えます。

■社名 株式会社ルーラ
■設立 2021年6月1日
■拠点 東京都渋谷区
■代表 代表取締役 橋本 竜
    取締役 田中 昌明
    取締役 弘中 幸太郎
■事業 地域デジタル通貨事業/仮想通貨発行事業
    キャラクターコンテンツのプロデュース
    キャラクターグッズの企画・制作
    イベントの企画・制作

2つの要素

ルーラコインは提携する全国の温泉地や観光地で横断的に使えるデジタル通貨ルーラコインと、キャンペーンなどで付与されるプレミアムポイントの2つの要素で構成されています。
(ここに新たにルーラトークンという要素が加わる予定です)
スマートフォンなどにルーラコインを1円=1コインの価格で1000円単位でチャージする事ができ、チャージしたルーラコインは対象店舗や施設で利用する事ができます。

前払い式の決済手段

ルーラコインは法律的には暗号資産では無く、前払い(プリペイド)方式の決済手段という建付けになっています。
法定通貨と同じ価格の暗号資産(ステーブルコイン)は日本では認められておらず、前払い方式の決済手段と位置づける事でこれを回避する形となっています。
但し技術的には暗号資産とほぼほぼ同じで、ブロックチェーン技術に裏付けされたコインとなっています。

ルーラコインのメリット

ところで1ルーラコインの価値が1円相当なのであれば、果たしてルーラコインは必要なのでしょうか。
支払いだけなら現金の方が汎用性がありますし、クレジットカードでもQR決済でも、あるいは現金の方が汎用性がある筈です。
ルーラコインを使うメリットとは何があるのでしょうか。
具体的なメリットとしては以下の項目が挙げられます。

●観光地で横断的に使える
●プレミアムポイントが貰える
●ルーラNFT

観光地で横断的に使える

通常の地域ポイントや地域通貨は特定の地域や観光地でのみ利用できるものが殆どですが、ルーラコインは提携している観光地の施設であれば全国で横断的に使う事ができます。
2022年8月24日時点でルーラコインは16地域の102店舗で利用可能となっており、利用可能エリアは2022年中に50地域・500店舗に拡大する予定です。
利用可能な主な地域は以下の通りです。

・有馬温泉(兵庫県)
・飯坂温泉(福島県)
・下田温泉(静岡県)
・伊東温泉(静岡県)
・塩原温泉(栃木県)
・小野川温泉(山形県)
・松之山温泉(新潟県)
・三朝温泉(鳥取県)
・玉造温泉(島根県)
・松島温泉(宮城県)

有馬温泉、飯坂温泉、下田温泉、伊東温泉、那須塩原温泉といったメジャーな温泉地にいち早く足掛かりを作った事で、今後の地域拡大に大きな期待が持てます。

プレミアムポイントが貰える

ルーラコインをチャージするとプレミアムポイントが獲得できます。
プレミアムポイントは地域限定で使えるポイントで、ボーナス的に付与されます。
プレミアムポイントはルーラコインのチャージ金額の10%〜20%が付与されますが、キャンペーンなどによって付与率と付与の条件が変わります。

ルーラNFT

ルーラコインのサービスの中で大きな個性となっているのがルーラNFTの存在です。
ある意味ルーラNFTの盛り上がりがルーラ・プロジェクト全体の隆盛を左右するといっても過言ではありません。
ルーラNFTは観光に特化したNFTシリーズです。
全国にある温泉地・観光地や酒蔵、城郭などの観光資源をNFT化したものやキャラクターをNFT化したもの、その他地域の資源をNFT化したものなどを展開していきます。

観光特化型のNFT

地域特化のNFTは他にもありますが、ルーラNFTは位置情報を活用して現地でしか購入できない仕様を組み込むなど地方に最適化された観光特化型のNFTとなっています。
ルーラでは、アニメキャラや地方アイドル、地域のスポーツクラブなどとのコラボレーションも計画しています。

温泉むすめ

ルーラNFTでは「温泉むすめ」と銘打ったキャラクターシリーズのNFTシリーズを展開し、2022年6月24日から一部地域でのテスト販売を開始しています。
観光地や観光資源を擬人化したキャラクターを創ってNFT化し、二次流通の市場(マーケットプレイス)も用意して活性化を図ります。
NFT以外にも提携観光地でルーラコインをチャージできるプリペイドカードを購入するとご当地温泉むすめの限定アイテムが貰えるキャンペーンを実施するなどルーラコインの大きな推進力となっています。温泉むすめのプロジェクトもさまざまな形で進んでいますので別の機会に詳しく紹介します。

ルーラトークン(仮称)

株式会社ルーラでは、ルーラコインとは別にルーラトークン(RLT(仮))という暗号資産の発行を準備しています。
ルーラコインは法律上の暗号資産ではありませんが、ルーラトークンは純然たる暗号資産(仮想通貨)として発行されます。
国内の暗号資産交換会社を使ってのトークンセール(IEO)も行われる予定なので投資としても楽しみです。
ルーラトークン(RLT)については別の記事で紹介します。

まとめ

ルーラコインは法律的には暗号資産(仮想通貨)ではありませんが、同じブロックチェーン技術を用いたコインです。
各地にある観光地や観光施設を結んで活性化し、地域を元気にするという明確な目的も備えています。
ルーラNFTやルーラトークンという形の展開も進められており、今後の飛躍が大きく期待されます。
日本の観光地に行けば当たり前の様にルーラコインを使うような日が来るかも知れませんね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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