暗号資産10SETとは⁉特徴と将来性を解説

暗号資産(仮想通貨)
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10SETトークン

10SETは暗号資産と株式市場を繋げるブロックチェーンプロジェクト、テンセット(Tenset)で使われるトークン(暗号資産)です。
2021年3月から取引が開始され、数ヶ月で保有者数が2万人に達した注目の暗号資産です。
配当株と暗号資産を組み合わせたデフレトークンという特性を持ち、金融分野での成長が期待されています。
通貨記号は10SET。2022年2月21日時点の時価総額は244億円、時価総額ランキングは3000位台というコインですが、今後の躍進が期待される暗号資産です。
本記事ではテンセットのプロジェクトと区別するため、10SETまたは10SETトークンと表記します。

■PJ名称 テンセット
■英語表記 Tenset
■通貨記号 10SET
■取引開始 2021年3月
■総発行数 2億1000万枚
■通貨価格 267.3円*
■時価総額 244億円*
■時価順位 3008位*
■通貨企画 ERC20規格(※BSCもサポート)
公式サイト

*2022.02.21.CoinmarketCap発表データによる

※本サイト『コイン資産倶楽部』では、暗号資産(仮想通貨)と暗号資産を抱えるプロジェクトとの混同を避ける為に各々を分けて紹介する場合があります。
テンセットのプロジェクト概要については別の記事を参照下さい。

10SETの特徴・メリット

10SETの特徴としてはどのようなものが考えられるでしょうか。
主な特徴としては以下の項目が挙げられます。

●株価に連動
●エアドロップがある
●保有者への配当がある
●焼却の仕組み

株価に連動

10SETは世界中の代表的な株式の株価に価格を連動させた暗号資産です。
株式市場には複数の株式銘柄や金融商品を組み合わせたパッケージ商品である上場投資信託(ETF)というタイプの商品があります。
10SETはこの上場投資信託(ETF)を暗号資産にして発行したものと言えます。

エアドロップがある

10SETにはテンセット・インフィニティ(Tenset Infinity)という独自のエアドロップシステムを持っています。
10SETトークンを購入してテンセット・インフィニティに預ける(ロックする)とさまざまなトークンのエアドロップ(無料配布)を得る事ができます。
10SETトークンのロック期間によってブロンズ(6ヶ月)、シルバー(9ヶ月)、ゴールド(12ヶ月)、ダイヤモンド(24ヶ月)とランクが変わり、ランクが上がる程エアドロップ(無料配布)されるトークンの量が増えます。

保有者への配当がある

テンセットでは取引の際に2%手数料が取られ、手数料の内1%分は10SET保有者に配当として支払われます。
通常、ステーキングなどの報酬の仕組みがある暗号資産では、指定のネットワークにコインを預け入れる必要はありますが、10SETの場合は原則10SETトークンを対象ウォレットで保有していれば配当報酬を受け取る事ができます。

焼却の仕組み

テンセットの取引時の手数料2%の内1%分は配当に充てられますが、残る1%分はコインの消却(バーン)に充てられます。
消却(バーン)とはコインを恒久的に使えなくする処理の事で、実質的にコインの発行枚数が減るのと同じ事になり、希少性が増すので価格には上昇圧力となります。
またテンセットのプロジェクトでは定期的に10SETトークンの買い戻しを実施し、獲得したトークンをバーンする方針を明らかにしています。
最終的には10SETの枚数が210万枚になるまでバーンが続けられます。
テンセットで取引がされる毎に流通枚数が減るので価格が上がりやすい設計と言えます。

10SETの問題点

一方、10SETの問題点・デメリットとしてはどのようなものが考えられるでしょうか。
主な特徴としては以下の項目が挙げられます。

●暗号資産規制の影響
●国内の取引所での取り扱いがない

暗号資産規制の影響

10SETに限らず、暗号資産は各国の規制の影響を受けますが、中でも10SETトークンは規制の対象に挙げられやすいタイプのコインと言えます。
世界の暗号資産規制に大きな影響力を持つ米国証券取引委員会(SEC)は、配当の発生するトークンは法律上の「証券」に該当すると主張しています。
証券という事になれば、欧米を始め多くの国では証券法の管理化に入り、そもそも認可を受けた証券会社しか売買を仲介できない事になります。
こうした規制にどう対応して行くかは10SETトークンの懸念材料と言えます。

国内の取引所での取り扱いがない

10SETは国内の暗号資産取引所(交換会社)では取り扱いがありません。
日本在住のユーザーにとってはデメリットと言えます。
どうしても10SETを購入したいという事であれば、海外の取引所に口座を開設して購入するか、あるいは分散型の取引所で購入するなどの対応が必要になります。
10SETが上場されている主な海外の取引所としては以下の取引所が挙げられます。

・Gate io
・LBank

この他、分散型取引所(DEX)のユニスワップ(Uniswap)やパンケーキスワップ(PancakeSwap)でも取引されています。

今後の見通し

10SETトークンは2022年2月21日現在で267.3円の価格を付けています。
2021年5月30日には766円の価格を付けていますが、同年12月には一時111円台まで落ち込みました。
それでも2022年に入ってからは暗号資産市場全体が低迷する中でじわじわと価格を上げています。
10SETトークンは総発行枚数が2億1000万枚とかなり少ないコインであるため、ポジティブなニュースがあれば価格が大きく跳ね上がる可能性があります。

まとめ

10SETトークンは株式への投資を暗号資産(仮想通貨)の中に取り込んだ新しいタイプのコインです。
株式市場と暗号資産市場を繋げる事で大きな投資市場にアクセスしようとしています。
配当やエアドロップ、消却など価格が上がりやすい仕組みも巧みに実装しており、投資対象としてもかなり注目されています。
10SETトークンがどの様な暗号資産、そして金融商品に育つか注視して行きたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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