Chainlink(LINK)とは⁉暗号資産の特徴を解説

暗号資産(仮想通貨)
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Chainlink (LINK)

(2021.01.07.改訂)
Chainlink(LINK)は、スマートコントラクト(SmartContract)社によって開発された暗号資産(仮想通貨)です。
Chainlinkのプロジェクトでは、異なるブロックチェーン、あるいはブロックチェーンとブロックチェーン以外の取引記録を結びつけて機能するプラットフォーム(基盤) の開発を進めており、 Chainlink(LINK)はそのシステム上で使うコインと言う位置付けになります。
通貨単位はLNK。 4,939億円の時価総額を誇り、時価総額ランキング10位に付けています。

●通貨名称  Chainlink (LINK)
●通貨単位  LNK
●時価順位  10位*(前回25位**)
●通貨単価  1,236円*(前回198.17円**)
●時価総額 4,939億円*(694億円**)
●公開時期 2017年11月公開
●発行上限  10億枚
●承認方式 

(* 2021.01.03. CoinMarketcap公開データより集計)
(**2019.06.20. CoinMarketcap公開データより集計)

コンセプト

Chainlinkの目的は、ブロックチェーン記録とオフチェーン記録の橋渡しをする「ミドルウェア」となる事です。
オフチェーンとは、ブロックチェーンに書き込まれた記録 (仮想通貨 (暗号資産)の取引記録)に対する、ブロックチェーン外の取引記録の事です。
Chainlinkはこの2つの記録を結びつけようとしている訳です。
またChainlinkでは、異なるブロックチェーンを接続するクロスチェーン機能を実現しようとしています 。
Chainlinkスマートコンタクト機能(自動契約機能)を持っており、Chainlinkのシステムに接続する事で、スマートコントラクト機能を持っていないブロックチェーンでもスマートコントラクト機能を実行できる様になるなど、様々な利用が考えられます。
ミドルウェアが間に入る事によって、さまざまなサービスが連動して動く事が可能になってくる
まさにチェーンリンクですね。

ICO

Chainlinkは、米国のスマートコントラクト(SmartContract)社が開発を進めている、異なるシステムを仲介するプラットフォーム(ミドルウェアプラットフォーム)の名前です。
そのシステムを利用する為の手数料として機能するコインがCoinchain(LINK)と言う関係になります。
スマートコントラクト社は、2017年9月にChainlinkのICO (コインの販売による資金調達)を実施し、35億円もの資金調達に成功して話題となりました。

Chainlink (LINK)の特長

Chainlink(LINK)の特長、メリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては

●スマートコントラクト機能を拡張できる
●SWIFTとの提携

と言った項目が挙げられます。

スマートコントラクト機能を拡張できる。

Chainlink(LINK)イーサリアムベースで開発されており、イーサリアムの代表的な機能でもあるスマートコントラクト機能を実装しています。
スマートコントラクトとは、さまざまな取引を自動的に契約し履行できる仕組みの事で、今後社会に広く浸透して行く事が予想されています。
ただスマートコントラクトはブロックチェーンの外部にアクセスする事ができず、その事が大きな課題となっています。
Chainlink(LINK)を使えば、スマートコントラクトの実装されていないブロックチェーンや決済システムなどでもスマートコントラクト機能が利用できる様になると考えられています。
機能を拡張できる訳です。
Chainlink(LINK)は現在の所は

●イーサリアム(ETH)
●ビットコイン(BTC)
●HyperLedger

のスマートコントラクトに対応しています。
ビットコイン(BTC)はスマートコントラクト機能を持っているイメージが無い方も多いと思いますが、実際には機能を持たせる事が可能な仕様になっています。

SWIFTとの提携

Chainlink(LINK)は、2016年にSWIFT(国際銀行間通信協会)と提携しました。
SWIFTは銀行間の国際送金を殆治ど一手に手掛けてきた国際規格を持つ組織です。
両者は合同でChainlink(LINK)を使ったブロックチェーンの実証実験を成功させたと公表し、Chainlink(LINK)の評価も高まりました。

Chainlink (LINK)のデメリット

Chainlink(LINK) のデメリットとしてはどの様なものがあるでしょうか。
主な項目としては

●リップルとの競合
●国内の取引所で購入できない

と言った項目が挙げられます。

リップルとの競合

Chainlink(LINK)はSWIFTとの提携によって大きな注目を集めました。
国際送金と言う大きな市場でのChainlink(LINK)の活用が期待されています。
ところが、銀行間の国際送金と信う分野では、リップル(XRP)を擁するリップル・プロジェクトが台頭し、SWIFTIに取って代わろうとさえしています。
今後リップルのシステムが銀行間送金の国際送金を握ったらChainlink(LINK)はじり貧になってしまうのではないかと言う意見があります。
もっともChainlink(LINK)はより汎用的なシステムであり、 仮に銀行間送金の分野で中心的な存在にならなかったとしても、他にさまざまな利用用途が考えられます。
SWIFTにとってはともかく、Chainlink(LINK) にとっては致命的な問題とは言えません。

国内の取引所で購入できない

Chainlink(LINK)は、日本の取引所では取り扱っている所が無く、 購入する事ができません。
どうしてもChainlink(LINK)を購入したいと言う事であればは、海外の取引所に口座を開設して購入する必要があります。
2019年6月現在、Chainlink(LINK)を上場している主な取引所としては

●Binance
●Huobi (フオビ)
●FONSYS

などが挙げられます。

価格の見通し

2021年1月3日現在、 Chainlink(LINK)の価格は1,236円を付けています。
Chainlink(LINK)の総発行枚数は10億枚とビットコイン(2100万枚)の約47倍で、ビットコイン程の希少性は無いという事は言えますが特別発行枚数が多いコインではありません。
異なるブロックチェーンや外部のシステムと接続すると言う分野の汎用性は高く、開発が進めば、価格が上がる余地は大きいと考えられます。
もちろん実際の取引は御自身の判断、自己責任でお願いします。

まとめ

Chainlink(LINK)は、異なるブロックチェーンや、あるいはブロックチェーン以外のシステムと繋がって仲介者としての機能を発揮すると言う、非常にユニークな目的に向かって進化を続けています。
数千の仮想通貨(暗号資産)が存在すると言われる現在、そのニーズは間違いなく存在し、Chainlink(LINK)には大きな可能性が開けていると言えます。
今後の展開に注目していくと、急成長の機会を捕まえられるかもしれませんよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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