Japan NFT ライブパフォーマンスフェスティバル
2021年12月11日、UDX アキバスクエアで『AR7 Presents Japan NFT LIVE Performance Festival 2021 2nd Future of Blockchain -ブロックチェーンが魅せる未来-#6』というNFTブロックチェーンイベントが開催されました。
NFTのさまざまな可能性を体験できるリアル空間を設け、誰もが楽しんでNFTの魅力と可能性、未来への展望を体験できるイベントです。
今回は協賛にAR7という強力なパートナーを迎えて前回より格段にパワーアップした形での開催となりました。
とても内容の濃いイベントとなったので前編・後編の2回に分けてレポートさせて頂いています。
今回はその後編です。前編については記事を参照して下さい。
多彩な出展ブース
前編ではステージエリアで行われたカンファレンス(講演)やライブパフォーマンスを中心にお伝えしましたが、今回の後編では出展しているプロジェクトなどステージ以外の部分を中心にお伝えします。
Japan NFT…では講演やライブパフォーマンスだけでは無く、プロジェクト(企業)やクリエイター達が多くのブースを出展しており、プロジェクトの中心人物やクリエイター本人から直接御話を聞くことができました。
こちらもステージに劣らず魅力的でフェスティバルの大きな柱となっています。
今回出展ブースを出していたのは以下の企業やプロジェクトです。
■AR7「Cherie」
■株式会社リードエッジコンサルティング
「LEAD EDGE」
■星空探見家、星旅 標
「オンリースタープロジェクト」
■イラストレーターただちしゅんた
「セレクティブNFTプロジェクト」
■寂しがり屋のムーちゃんプロジェクト
■First Currency Japan株式会社
「日本初 総合NFTマーケットプレイス NFT JAPAN」
■一般社団法人日本メディア・エバンジェリスト協会
■NFT Media
■NFTVisualCard
■CryptoGirlsFrontMission
■GameFiゾーン
・CLOSS LINK
・harbor bcg
・Crypto Stakes
AR7「Cherie」
AR7はアート業界に焦点を当てたシンガポール発のトレジャーゲート社(Treasuregate Pte Ltd.)が展開するブロックチェーンプロジェクトです。
既に独自のブロックチェーンを開発しています。
今回からJapan NFT…の協賛となり、フェスを強力にサポートしました。
そしてこのAR7のブロックチェーン技術を使って展開するNFTマーケットプレイスが「Cherie」です。
既にニューヨークとロンドンにNFTアートのリアル店舗を立ち上げ、2021年12月には東京・銀座にも店舗をオープンさせました。
NFTアートの新しい市場を想像している注目のマーケットプレイスです。
LEAD EDGE
LEAD EDGEは株式会社リードエッジコンサルティングが展開する日本発のNFTマーケットプレイスです。
国内の他のマーケットプレイスが出品者を審査制にしているのに対し、LEAD EDGEは審査無しのオープンマーケットを志向しているのが大きな特徴になります。
当初からイーサリアム(ETH)だけで無くPolygon(MATIC)にも対応するということで手数料の高騰問題にも対応しています。
Polygonについては関連記事を参照下さい。
オンリースタープロジェクト
オンリースタープロジェクトは、第2部のステージにも登場した星空探見家 星旅 標(ほたびしるべ)さんの出展ブースです。
星旅さんはその場所その時にしか撮れない唯一無二の写真を撮影するために世界中を回って活動をしている写真家です。
ブースでは星旅さんの撮って美しい作品を展示し、各々の写真の何処が特別なのかといった写真が持つストーリーも解説して貰えます。
セレクティブNFTプロジェクト
セレクティブNFTプロジェクトも第2部に登壇したイラストレーターただちしゅんたさんの出展ブースです。
ただちさんは美少女系の女の子をモチーフにしたイラストを中心に作品を展開しており、デザフェスやコミティアなどでも大きな注目を集めています。
ブースでは代表的な作品を展示している他、リアルなパンフレットなども用意して作品を紹介していました。
ただちさんの作品の一部は既にNFT化され、売り出されています。
寂しがり屋のムーちゃんプロジェクト
寂しがり屋のムーちゃんプロジェクトはかわいいゆる系キャラのムーちゃんを展開するNFTプロジェクトです。
ムーちゃんには深いストーリーがあり、ムーちゃんのNFTを保有することでコミュニティの一員となりプロジェクトの運営に関わることができます。
もちろんNFTとしてマーケットプレイスで売買することもできます。
NFT JAPAN
NFT JAPANはFirst Currency Japan株式会社が展開する総合NFTマーケットプレイスです。
この時点ではサービス開始前の段階ですが、多くのアーティスト、クリエイターと連携しながらマーケットプレイスの準備を進めています。
ブースでもフィリピン籍のアーティストさんの作品を御本人が説明してくれました。
メインステージのプログラムでもNFT JAPANと提携するクリエイターが演奏を披露していました。
間近に迫った正式稼働に向けて開発を続けています。
NFT JAPANさんの活動については改めて詳しく紹介していく予定です。
日本メディア・エバンジェリスト協会
一般社団法人日本メディア・エバンジェリスト協会もブースを出展しています。
ステージではAKB48のメンバ ーを招聘して「AKB48と学ぶ、はじめてのNFT」というライブを行ってくれていました。う
同協会は9月に『NFT 徹底解説』というタイトルの電子書籍(Kindle)も発刊しています。
初心者からクリエイターまで広く約に立つ内容になっていますので興味のある方はkindleでお求め下さい。
NFT Media
NFT Mediaさんは株式会社トレジャーコンテンツが運営する日本最大級のNFT専門Webメディアです。
記事は膨大ですがよく整理されていて読みやすいのが特徴です。
今回のJapan NFT…のメディアパートナーという立場でもあります。
NFT Visual Card
NFT Visual Cardはブロックチェーンゲームも手掛けるアバンギャルドインフィニティ株式会社が展開するNFTトレーディングカード・ブランドです。
既にゲームキャラクターやグラビアタレントのNFTカードを発行しています。
前述したイラストレーターのただちしゅんたさんの作品もNFT Visual Cardの形で発行されています。
ブースでは声優の八音芽桜さんが”お店番”をしてくれていました。
八音さんも自身のNFTを展開している注目の声優さんです。
クリプトガールズフロントミッション
クリプトガールズフロントミッション(Crypto Girls Front Mission、愛称クリフロ)は暗号資産をモチーフにしたブロックチェーンゲームです。
イーサリア、リプルなどコイン名を模した女性キャラクターが活躍する音楽系ゲーム(音ゲー)で、東京ゲームショーなどにも積極的に出展してプロモーションを続けています。
既に各キャラクターのNFTが販売されており本格稼働を待っています。
GameFiゾーン
クリプトガールズフロントミッションのブースの隣にはGameFi(Game☓DeFi)のプロジェクトを集めたGameFiゾーンも設けられていました。
クリフロもGameFiのプロジェクトなので連続性があって良いですね。
『harbor bcg』『Crypto Stakes』『CLOSS LINK』と3つのプロジェクトが出展していました。
harbor bcg
ハーバーbcg(harbor bcg)は船舶に乗り、財宝を探す旅に出るという大航海型のブロックチェーンゲームです。
アクアリウミー・スタジオ(Aquariumy Studio)社が運営し、ゲームの提供も始まっています。
この日も柴田社長からていねいにゲームの進捗を説明して頂けました。
既にゲーム内通貨$HBGやゲームアイテムの財宝、海図のNFTマーケットも生まれていて、Polygonにも対応叶です。
ハーバーbcgは注目しているGameFiプロジェクトなので改めて紹介したいと思います。
Crypto Stakes
クリプトステークス(Crypto Stakes)は競走馬レースを舞台にしたブロックチェーンゲームです。
競馬ゲームにはサイバーエージェントの『うま娘』という強力なライバルが存在しますが、クリプトステークスはNFTを活用したPlay to Earnゲームという切り口を武器にファンを獲得して行こうとしています。
CLOSS LINK
クロスリンク(Cross Link)は2020年9月にサービスを開始したスマホゲームです。
オリジナルキャラやご当地キャラを使って世界中を舞台に闘い、報酬も得ることができる面白い設計のゲームです。
カフェスペースはまさかのコンカフェ⁉
JAPAN NFT…の会場ではかなり広いカフェスペースが設けられていました。
普通の休憩所では無く、なんと複数のコンカフェ有力店が出張して店舗を出すという予想の上を行く展開です。
会場への入場の際にスタンプラリー的な台紙を渡されて、出店ブースを3つ回ってスタンプ(サイン)を貰うとカフェスペースでドリンクが1杯無料になるという特典付です。
普段コンカフェに無縁な人でも気軽にコンカフェの雰囲気を味わえるという刺激的(?)な内容になっています。
一般的にコンカフェの店員さんは写真NGとのことなので雰囲気の写真だけで御容赦下さい。
出展していたコンカフェとコンカフェ嬢は以下の通りです。
■アイドルに会えるcafe&bar「きゅるる~ん」
コンカフェ嬢:オトギノマオイ
■アイドルカフェ「cafe&bar SeeKa」
コンカフェ嬢:現役地下アイドル店長 さえち
■メタバース体験型カフェ&バー「Node21~dream space~」
参加コンカフェ嬢:あむ
第3部では物販会場に早変わり⁉
各エリアにはそれぞれのお店のコンカフェ嬢のファンと覚しき客も集まっていて楽しそうに過ごしていました。
私はコンカフェには余り縁が無いですが、自分の様な一般層に訴求するという意味でも面白い企画ですね。
流石は秋葉原と何か関心してしまいます。
メインフロアでアイドルのライブが行われた第3部の時間には、カフェ・スペースが出番を終えたアイドルの物販会場に変わっていました。
この辺りもいかにもアキバっぽいですね。
NFTアート展示会
カフェ・エリアの隣ではNFTアートの展示会が開催されていました。
デジタルアートのイメージが強いNFTですが、実際には現実の”モノ”と紐付けてNFTを発行する形も非常に有効な利用方法です。
その価値の在り方を示すものとして、リアルな絵画や美術品などを展示したエリアが設けられました。
展示された作品は以下の通りです。
・金小札緋威二枚胴具足
・大橋トオル作チョークアート「復活ジャパン」
・北村西望作品(複数)
展示エリアには貴重な甲冑なども飾られていてなかなかの迫力です。
NFTの可能性を広げる試みとして興味深いものになっていました。
まとめ
今回紹介したJapan NFT LIVE Performance Festivalについては前身的なイベントの頃から参加させて頂いているのですが、回を追う毎に規模が大きくなり、内容も充実してきています。
NFTの勢いを肌で感じますし、NFTの魅力をライブで魅せるというイベントにはとても好感を持てます。
今後もさまざまな可能性を示してくれるイベントになりそうです。
チェックしておいても損は無いと思いますよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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