オントウォレット
ONT Wallet(オントウォレット)はオントロジーが開発したデジタルウォレットです。
いわゆる仮想通貨(暗号資産)のウォレットに留まらず、デジタルアイデンティティ、データ、資産を一括で管理できる新しい形のモバイルウォレットとして開発されています。
さまざまなアプリケーションと連携して多様な使い方を提供してくれます。
今回はこのONT Walletの作成方法と特徴について紹介します。
オントロジー
ONT Walletを展開するオントロジー(Ontology)は当初からビジネスユースを強く意識して開発されたブロックチェーンプロジェクトです。
オントロジーのブロックチェーン上で企業などが独自のアプリケーションを作って活用できる環境を用意し、実際に多くの企業と提携して実績を残しています。
オントロジー上で動く仮想通貨「ONT」も時価総額ランキングで56位*に付けるメジャーコインです。
オントロジーの概要については記事を参考にして下さい。
他のアプリケーションと連携するウォレット
オントロジーはさまざまなアプリケーションを公開していますが、ONT Walletもその柱といえるものです。
単なるウォレットというだけでは無く、分散型取引所(DEX)や分散型ID管理システムなど他のアプリケーションと連携し、多彩なサービスを受けることが可能です。
今後の機能拡張にも非常に期待が持てるアプリなので持っていても損は無いと思います。
ONT Walletはスマートフォンアプリ形式のウォレットです。
iPhone端末、Android端末共に対応しています。
App Store(iPhone端末)、Google Play(Android端末)でONT Walletをインストールします。
Google Play(Android端末)
ONT Walletをインストールできたらアプリを開きます。
まず導入案内のメッセージが出てくるのでここは案内に沿って進みます。
「今すぐ使ってみる」のメッセージが出てきたらメッセージの下の→をタップします。
・ウォレットを新規作成
・ウォレットをインポート
・キャンセル
と3 つの選択肢が出てくるので「ウォレットを新規作成」をタップします。
既にONT Walletを持っていて、スマートフォンの機種変更などで移行する場合は「ウォレットをインポート」を選択します。
「ウォレットを新規作成」をタップすると今度は「ONT ID デジタルIDウォレットを作成」という画面に変わります。
ここでウォレット名、パスワード、招待コードを入力します。
ウォレット名は自分で好きな名前を考えて入力します。
パスワードも自分で決めて入力するのですが、数字、アルファベット、記号を組み合わせて作る必要があります。
入力したらパスワード欄の下の「確認のためのパスワードを再度入力」の欄にもう一度パスワードを入力します。
パスワードはログインの時に必要になるので忘れないようにメモなどをしておくことをお薦めします。
招待コードは身近にONT Walletを使っている人がいれば招待して貰う(招待コードを教えて貰う)のが良いと思いますが、特に無ければこちらの招待コードを御利用下さい(筆者のコードになります)。
GHSJWZCQ9XMU9
誰かわからないような人の招待を受けるのが嫌だということであれば、招待コード欄を空欄にしても登録を進めることができます。
入力が終わったら画面を下にスクロールして【確認】をタップします。
メールアドレスを紐付ける
画面が「携帯電話番号またはメールアドレスを紐付け」という画面に変わります。
ONT Walletを携帯(スマホ)の電話番号かメールアドレスと紐付けることによってセキュリティレベルを上げることができます。
実はこの作業を後回しにすることもできるのですが、取引などを始めると必要な作業なのでこのタイミングでやっておくことを強くお薦めします。
ここではメールアドレスを紐つける方法を紹介します。
メールアドレスはgmailなどのフリーアドレスでも問題ありません。
メールアドレスの入力欄に登録するアドレスを入力します。
【発信する】ボタンをタップすると上段に入力したアドレス宛にメールが届きます。
メールの中にセキュリティコードが記載してありますので、それをコピーしてセキュリティコード欄に貼付けます。
【登録】ボタンをタップします。
画面が変わって「作成に成功しました」画面になれば登録完了です。
バックアップは必須
続いてバックアップを設定します。
アプリケーションに不具合が生じたり、機種変更をしたりする時のために必要な作業なのですが、重要なので最初にやっておくべき作業です。
「作成に成功しました」画面の下に【今すぐバックアップ】ボタンがあるのでタップします。
ニーモックと呼ばれる単語を並べる作業になります。
画面に12個の英単語が表示されているので、それらを順番にメモなどに記録して置きます。
スクリーンショットや写真に撮っても良いのですが、バッキングなどのリスクも考えると紙に書いて保管しておくのが一番安全だと思います。
全部書き残したら【認証しました】をタップすると「ニーモック認証」という画面に変わります。
先ほど記録した単語を順番に並べて最後に【→】をタップします。
正しくできたら「バックアップに成功しました」という画面に変わるので【完了】ボタンをタップします。
以上で登録作業は完了です。
お疲れさまでした。
まとめ
ONT WalletではONTはもちろん、ビットコイン、イーサリアムといったメジャーコインやBNB、HTといった取引所が発行する独自トークンなども保有し、取引することができます。
バイナンス独自のブロックチェーンに乗せたBSC仕様のBNBコインもウォレットに収容できるなど何気に価値のある機能も持っています。
既に多数のアプリケーションと提携していてさまざまな利用方法があるので、触ってみると発見があると思います。
実際にONT Walletの中には【発見】というタブがあります。
是非魅力的な機能を発見して見て下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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