51位以降の注目コイン
前回、前々回に続いて2021年の暗号資産ランキングについて各々の概要を紹介します。
今回は時価総額ランキング51位以下のものの中から注目する暗号資産を紹介します。
魅力的な暗号資産が犇めいているゾーンです。
トップ20コインについては前々回、21位〜50位のコインについては前回の記事を参照下さい。
オントロジー(ONT)
●PJ名称 Ontology
●通貨略称 ONT
●通貨価格 48円*
●総合順位 56位*
●時価総額 389億円*
OMG Network(OMG)
●PJ名称 OMG Network
●通貨略称 OMG
●通貨価格 257円(前回226.08円)
●総合順位 58位(前回33位)
●時価総額 361億円(前回217億円*)
OMG Networkは東南アジアを中心に人気を博している日本人が開発した暗号資産です。
旧名のオミセGOという名称を覚えている人も多いかも知れません。
既にタイなどではマクドナルドで決済に利用できるなど、決済手段としての展開が進んでいます。
国内の暗号資産取引所にも上場されています。
Qtum(QTUM)
●PJ名称 クォンタム(Qtum)
●通貨略称 QTUM
●通貨価格 230円(前回386.28円)
●総合順位 74位(前回32位)
●時価総額 224億円(前回370億円*)
Qtum(クアンタム/QTUM)は、ビットコインとイーサリアムの融合型の暗号資産として開発の初期段階から注目を集めていたコインです。
グーグル傘下の企業や、アマゾン・ウェブ・サービスの中国部門など世界的な企業との提携が進み、今後の実展開にも注目が集まっています。
オーガー(REP)
●PJ名称 Auger
●通貨略称 REP
●通貨価格 1,680円(前回1,969.01円)
●総合順位 82位(前回45位)
●時価総額 185億円(前回217億円*)
オーガー(REP)は「予測市場」のスマートコントラクト化を目指したプロジェクトであり、暗号資産です。
オーガーでは将来を予測した契約をスマートコントラクトとしてブロックチェーンに記述します。
予測が当たればコインが貰え、予測が外れればコインを失います。
予測市場には天気予報や保険市場なども含まれ、実際には膨大な市場があり、大きな期待が寄せられています。
ビットコインゴールド(BTG)
●PJ名称 ビットコインゴールド(BitcoinGold)
●通貨略称 BTG
●通貨価格 896円(前回2,960.15円)
●総合順位 87位(前回26位)
●時価総額 157億円(518億円*)
ビットコイン・ゴールド (BTG)は2017年11月にビットコインから分岐して誕生した暗号資産です。
ベースとなる技術はビットコインと同様ですが、ビットコインとは全く別の独立したコインになります。
主にビットコインのマイナー(採掘者)だったグループが中心となって開発されています。
同じ様にビットコインから分岐して生まれたビットコイン・キャッシュ(BCH)が、結果的にビットコインの保有者にも大きな利益をもたらした経験があり、その二匹目のどじょうを狙った感も否めません。
分岐にあたってビットコインの保有者には保有量と同数のビットコインゴールドが配布されました。
それによってビットコインゴールドは当初から所有者が多く、流動性が大きいというメリットがあり一定の時価総額に膨れ上がっています。
リスク(LSK)
●PJ名称 リスク(LISK)
●通貨略称 LSK
●通貨価格 119円(前回224.2円)
●総合順位 88位(前回36位)
●時価総額 151億円(前回264億円*)
リスク(LSK)は2016年に稼動が始まった暗号資産です。
スマートコントラクト機能を実装している事からイーサリアムと比較される事が多いコインでもあります。
ただイーサリアムのプログラムが特殊なプログラミング言語で書かれているのに対して、リスクのプログラムはジャバ・スクリプトという一般的な言語で書かれており、汎用性が高いという特徴があります。
日本でも早くからビットフライヤーに上場していたので根強い人気があります。
ビットコイン·ダイヤモンド (BCD)
●PJ名称 ビットコインダイヤモンド
●通貨略称 BCD
●通貨価格 49円(139.01円)
●総合順位 117位(前回39位)
●時価総額 91億円(259億円*)
ビットコイン・ダイヤモンド(BCD)は、ビットコインからの分岐によって2017年11月に誕生したコインです。
ビットコイン・ゴールドと同様にマイニング(採掘)グループが主導して開発されました。
ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールドに続いて3匹目のどじょうを狙った感もあります。
匿名性が高い事や、取引手数料の安さ、参入の敷居を低さの実現を目的としています。
現在の所、日本の暗号資産交換会社では取扱いされていません。
モナコイン(MONA)
●PJ名称 モナコイン(MONACOIN)
●通貨略称 MONA
●通貨価格 151円(前回256.45円)
●総合順位 112位(前回56位)
●時価総額 99億円(169億円*)
モナコイン(MONA)は日本で誕生した暗号資産です。
時価総額の順位は112位ですが、国内の多くの交換業者で取扱いがあります。
当時の2チャンネルから誕生したコインとして盛り上がり、活発なネットコミュニティを形成しました。
他のコインに先駆ける形でモナコインが使えるバーやフリーマーケットが展開されました。
日本の国内では、ビットコイン以上に実際の決済に使われていると言われています。
順位は落ちていますが、コミュニティも活発なコインなだけに今後も期待される暗号資産です。
まとめ
51位以下の暗号資産の中からいくつかを紹介してきましたが、まだメジャーと言えないコインや低迷しているコインの中にもよく見ると有望なものが少なくありません。
そうした潜在的な魅力を持つコインを持ってその成長を期待するのも面白いと思います。
一気に爆発する可能性だって十分に考えられます。
但しこうしたコインの多くは国内の暗号資産交換業者では取引する事ができません。
国内で上場していないコインを購入する時には、一般的には海外の取引所にアカウントを開設してコインを購入する事になります。
「Binance」「BitForex」と言った世界的な取引所ではこれらのコインの殆どを取り扱っていて、取引をする事ができます。
暗号資産の世界では、 誕生したばかりのコインがいきなり上位に入ってくる事があります。
あるいは100位以下に低迷していいた知名度の低いコイン(草コイン)が技術革新や大企業との提携などをきっかけに一気に浮上してくる事もあります。
単価が0.1円位から100円になれば1000倍です。
そんな夢のある草コインを追いかけるのも楽しいですよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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